ツクモグサに逢いに南八ヶ岳周遊の旅


- GPS
- --:--
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,798m
- 下り
- 1,799m
コースタイム
天候 | 天気晴朗、風ナシ、午後雲少し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車料金一日500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御小屋尾根から阿弥陀岳に取り付く山頂直下の斜面はザレた急斜面。すべりやすく注意が必要。落石を起こさないよう慎重さが求められます。 阿弥陀岳から中岳とのコルに下る斜面も同様にザレた急斜面。 赤岳への斜面も非常に急な岩の斜面。バランスを崩さないように注意。ただ阿弥陀岳の斜面に比べれば歩きやすい。 横岳前後は岩稜の細い尾根で、高度感あり、ちょっぴり怖い。バランスを崩したら必要以上に速く下山できてしまいます。注意。慎重に歩けば問題はありません。 硫黄岳から赤岳鉱泉へ下る樹林帯の中の道は、ところどころ雪が残っていますが、アイゼンは必要なし。全般的に歩きやすい道です。 |
写真
感想
この週はテン泊練習二回目に八ヶ岳へ…と思っていたところ、金曜日の夜に会社の飲み会が入ってしまい、計画はあえなく白紙に。
とは行ってもヤマレコの山行記録を見ると今の時期の八ヶ岳は魅力一杯。ということで急遽日程を日帰りに変更して、日曜日に行って来ました。
八ヶ岳へは今まで一度も登ったことが無く、果たしてまともに歩けるかどうか自信がないため、あまり厳しく無さそうな美濃戸からの周回コースを選択しました。
美濃戸口の駐車場に前夜23:00過ぎに到着。すでに数台が停まっていましたがまだまだ余裕。有料駐車場ですが、夜中で料金が払えないので、下山後に払うことにしてとりあえず朝まで仮眠です。
朝3:45に起床、コンビニで買ってきたおにぎりで朝食を済ませ、4:15に出発。御小屋尾根へと向かいます。駐車場を出て舗装道路を直進すれば御小屋尾根登山口に到着できます。
登山口前の道路には路駐が2台。駐車禁止看板の目の前に堂々と駐車…。うーむ。
御小屋尾根の登山道は樹林の中の登りで、あまり展望はありません。途中、ところどころで木々が切れると、南アルプスから北アルプスまで、朝日に染まる雄大な景色が眺められます。厳しい登りも無く、のんびり歩けます。
阿弥陀岳の直下に到達すると、道は俄にザレた急斜面に。滑りやすく、落石を起こしやすい道ですので、注意しながら登ります。
高度感のある岩場を抜けると、阿弥陀岳の山頂はすぐです。
山頂には阿弥陀様だか御地蔵様だかわからない石仏が。広い山頂からはアルプスの山々から権現・赤岳・横岳・硫黄岳等の八ヶ岳連峰、富士山などの絶景が堪能できます。
しばし眺めを楽しんだら、赤岳へ向かいます。
再びザレた急坂を下ると、中岳のコルに到着。ここには行者小屋から登って来る道が合流しています。行者から赤岳に向かう人が、ここのコルに荷物をデポして阿弥陀の山頂まで往復していました。
中岳のピークを越えると、キバナシャクナゲの咲く鞍部を通って赤岳への登りに掛かります。ここも中々の急斜面。しかしそれほど歩きにくい道ではありませんでした。
斜面の途中で行者小屋から登って来る文三郎尾根を合わせ軽くクサリ場を通って赤岳山頂へ。
赤岳山頂は文字通り360度のパノラマが広がります(赤岳頂上山荘が邪魔だけど)。
阿弥陀からは見えなかった、金峰山や両神山などの東側の山々もはっきりとよく見えます。間近に見える阿弥陀岳もなかなかの迫力。
この展望だけでもここまで来た甲斐があるというものです。
ここで餅入りカレーヌードルとコーヒーで昼食を済ませ次なる目的地の横岳へ。
特に難しい道はありませんが、ところによっては高度感のある険しい岩稜を越えていかなければなりません。高所恐怖症だとちょっぴりツライかも。少なくとも私は、積雪期には横岳を通過することは出来そうにありません。怖いから。
横岳周辺は小さなかわいらしい花々がたくさん咲いています。中でも今回のお目当ての一つ、ツクモグサがちょうど見ごろを迎えていました。
天望荘から奥の院あたりにかけて、ところどころで群生しています。美しい花というよりは可愛らしい花です。
さて、
横岳を越えてしまうと、後はもう惰性みたいな感じに。
硫黄岳はあっさりと越え、赤岳鉱泉へと下ります。樹林の中の急な下りで、ところどころ登山道に雪が残っています。が、踏み抜くほどの量もなく、午後のせいか凍結も無かったので、アイゼンの必要はナシ。
赤岳鉱泉では、コーヒーを頼んでのんびりと休憩を取りました。
良く整備されたベンチ・テーブルがあり、ラーメンなども提供しています。もちろん良く冷えたビールもありました。が、私は車の運転があるのでコーヒーのみで我慢、我慢。
赤岳鉱泉から美濃戸山荘までが意外と長く、美濃戸山荘から美濃戸口までもなおさら長く感じました。ここの林道は車が結構通過します。砂埃を巻き上げるのでちょっと閉口します。
「乗りますか?」と声をかけてくださった車の方もいて、感謝!
今回は自分の歩行の訓練もあったので、ご遠慮して歩きましたが…。
今回の山行は天気も良く、眺めも最高で、非常に満足の行く一日となりました。初めて来たけど八ヶ岳いいですね。次こそはテントを担いでテン泊練習をしてみたいものです。
コメント
この記録に関連する登山ルート

いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する