鳴神山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 578m
- 下り
- 570m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2021年最初の春山登山。
ピンク色のアカヤシオが登山道の至る所で彩りを与え、沢を流れる水は滝のしぶきとなり、春を感じさせてくれた。
しかし、今年の春は自分にとって今までとは意味合いが違う。
今年の3月末に会社を退職し、4月からは無職。
自由な生活が始まり、今回が初めての登山となった。
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登山が好きになったのは、前の会社に入って数年経ってからの事。
それまでは土日の登山が主で、3日以上の日数で山に入るとなるとその前後の金曜や月曜に有休を取るのが精いっぱいだった。
夏山登山のベストシーズンの9月や北アルプスの紅葉が見ごろを迎える10月初旬、自分にとっての冬山のベストシーズンの3月などは有休も取りにくく、折角の晴天を会社の窓から眺めるだけという事は数えきれないほどあった。
土日や大型連休に登山に行くと、山へのアクセスや入山後までも人の多さに辟易する事が多く、平日に山に登り山本来の長閑な自然を楽しみたいと考える事が多くなった。
登山が趣味でなかった頃・・・・・サッカー観戦や競馬、映画鑑賞、サイクリングが好きだった頃は会社を辞めようかと考えただろうか。
数年前から仕事にも将来を見出せず、与えられた仕事をこなすだけだった。
登山というきっかけがなければいつまでも会社に残り、つまらない人生を送っていたかもしれない。
俺は登山が好きになって本当に良かったと思う。
会社を辞める決心をさせてくれたのは山だし、登山をやっていて良かったことは数えきれないほどある。
(それは過去の日記をご参照ください笑)https://www.yamareco.com/modules/diary/48525-detail-153210
日記の文末は控え目に書いたが、今となっては山に育てられたと思うし、実際に山が自分の人生を変えてくれたと明言できる。
これからは、晴天の土日を待つ必要はない。いつでも好きな所に好きな日数をかけて山に登ることができる。
その反面、もし病気や怪我をしてもひとり暮らしだから自分で対処しなければならないし、生活に支障が出るような大怪我をしてしまえばそれこそ時間を持て余して気持ちも沈んでしまうかもしれない。
前回無職期間だった14年前は山とは無縁の生活だったので、今回初めて自由な時間を登山にあてることができる。
大好きな登山に没頭できる嬉しさと、身が引き締まるような緊張感が入り混じった4月最初の登山となった。
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前置きが大変長くなってしまいましたが、ここからが本題(笑)
登山に行くと決めたのは前日の午後だった。
翌日から2日間は晴天でその後は雨続きという予報。これは晴れているうちに山に行かなければと思い、しばらく地図と睨めっこをして行く山を決めた。
出発前は鳴神山の少し北の根本山と熊鷹山を縦走するつもりだったが、想定外に出発が遅くなったので、朝に選び直して鳴神山に決めた。
自宅を発つのが遅れたのと、前夜に道の駅で車中泊をした時に初めてのマイカーということで車中でお祝いの酒盛りをしてしまい寝坊をしてしまった。
結局登山口に着いたのは正午過ぎ。
滅多にない午後出発で4月最初の登山はスタートした。
登山道は総じて歩きやすく、冒頭の通り春を感じさせてくれるような登山ができた。
稜線に立つと小屋があったり下山路には水場や立派な滝もあったりして、良い意味で期待を裏切ってくれて、短いながらも楽しい登山となった。
また、首都圏から近いにもかかわらず、今まではあまり登ってこなかった群馬の山に登ることができたのも良かったと思う。
そして、これからは群馬に限らず、山に限らず、自然からのエネルギーをたくさん享受し、また、山に対しても何かしら自分の出来る事で恩返しなど出来ればいいと思う。
これからも、山と共に、山に向き合って、歩いていきたい。
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