三ツ瀬明神山(直登尾根〜北西尾根・本家(!?)馬の背岩)
- GPS
- 04:30
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 919m
- 下り
- 911m
コースタイム
天候 | 晴れ 風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
栃木沢林道終点には,左に向かって南西尾根の登山口もあるが,そちらには行かず,小屋の裏の川を渡る。岩尾根に鎖が掛かっている場所があり,そこが直登尾根取り付き点。やせ尾根や岩場多く,案内表示は南西尾根合流点までない。西峰,山頂方面は踏み跡もしっかりしており,案内表示もある。明神の肩で,西尾根と北西尾根分岐がある。北西尾根は相当な急傾斜の下り。また,スズカタ林道との合流点も降り口がなく,崖を下る。北西尾根の馬の背岩は,100mほどの長さがあるが,右に巻きながら歩けば木も生えており,傾斜も緩い。左側は急傾斜の岩の斜面。落ちたら・・・!その先は,北西尾根を直進せず,次のピークで左に曲がり急傾斜の尾根を下ると砥沢林道に出る。 |
写真
感想
昨年,一般登山ルートの三ツ瀬登山口より明神山に登りました。岩場が多く,やせた岩稜歩きの楽しめる登山道でした。特に八合目付近の馬の背岩のナイフリッジは高度感もたっぷりでした。山頂からの景色も良かったのですが,はるか下,北の尾根にとてつもなく大きな一枚岩が見えました。それも急傾斜,ほぼ垂直に切り立っていました。また,南の宇連山に登った時にも,その岩が良く見えていて大変興味を持っていました。かなり離れた所からでも,良く見え目立っているのです。そのスケール,迫力は抜群です。まさに,本家“馬の背岩”です。
その“馬の背岩”がどこにあるか調べたところ,三ツ瀬明神山の北西尾根にあることが分かりました。しかし,この尾根は一般登山道ではなく,通常の三ツ瀬ルートや乳岩ルートからは,ほぼ反対方向です。そこで,やはり前から気になっていた直登尾根で登り,本家“馬の背岩”経由,北西尾根で下山する周回ルートで行くことにしました。
直登尾根は,名前の通りまっすぐひたすら登ります。ただ登るだけでなく,やせた岩尾根や岩登りがあり,ちょっと危険なところもありますが,登り甲斐のあるコースでした。そのまま標高差700m程を一気に西峰まで登ります。山頂に立ち寄り景色を楽しんだら,いよいよ馬の背岩へ向かいます。
明神の肩で西尾根と北西尾根に分岐します。そのまま北西尾根に進みましたが,これが岩場の急下り。かなり大変でした。また,この尾根はスズタカ林道に突き当りますが,林道へはずっと崖で降り口がない。ちょっと強引に降りました。
林道からまた北西尾根に入ります。遂に来ました“馬の背岩”。ともかくでかい,長い,高い。一般登山道の馬の背岩とは,まるっきりスケールが違います。はっきり言って結構危険です。ただし,両側が切れ落ちている訳でなはく,南側は壁ですが,北側はかなり緩やかで岩ではなくて土の部分もあり,北に逃げながら歩けば安全です。でも,せっかく来たので岩の部分を歩こうと思いますが,なかなか思い切って歩けません。半分四つん這いになりながらともかく渡り切りました。
直登尾根と言い,馬の背岩と言い,スリルあふれるコースで楽しめました。ただし,正規登山道ではなくバリエーションルートなので,高所恐怖症の方や,岩場歩きに慣れていない方は特に気を付けてください。歩かれるときは,くれぐれも安全に留意してください。
ちなみに,北西方向に,もう一つ明神山があります。平山明神山です。こちらも岩の多い,ジャンダルムのような高度感のある山です。そういうのが好きな人は,こっちも楽しめますよ。特に,東海自然歩道の堤石峠からの道は岩場も多く難路です。こちらもバリエーションルートなので安全には十分配慮してください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する