燧ヶ岳
- GPS
- 04:50
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 805m
- 下り
- 976m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:50
天候 | 快晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
今回は、福島県側の桧枝岐村から尾瀬に入ることにしましたが、隣県ながら奥会津はとにかく遠く、車止めの「御池」の駐車用に着いた時には、家を出てからすでに6時間が経っていました。ここから先は自然保護のための交通規制により、通年シャトルバスでしか行けません。
終点の「沼山峠BT」からスタート。天気は快晴、4歳になったばかりの息子も木道を快調に進みます。ハイカーたちに出会うたび、「僕いくつ?偉いね」と褒められて恥ずかしがっていました。約20分で「沼山峠展望台(1784m)」。視界が開けた途端、目の前に「燧ヶ岳」と「尾瀬沼」が現れ、黄金色に輝く「大江湿原」が眼下に広がっていました。
時計はすでに15時を過ぎていたので、木道にハイカーの姿ははほとんどなく、解放感からか、息子は走りだしてしまい、今夜の宿である「尾瀬沼ヒュッテ」には20分で到着。チェックインを済ませ、夕食までデッキの大型双眼鏡で「燧ヶ岳」の山頂を覗いたり、「尾瀬沼」周辺を散策しました。その後、山の掟である「早めの夕食」を取り、夕景と満天の星空を楽しんで布団にもぐり込みました。
翌日、父は「燧ヶ岳」にアタックするため、午前6時に宿を出ました。まだ9月だというのに、辺りは霜で真白。幻想的な風景に足が止まった「尾瀬沼」は標高1600mの高所にあり、ヒュッテの温度計も零下を指していたようにこの季節でも相当冷え込みます。
「燧ヶ岳」は双耳峰です。「爼堯2346m)」と「柴安堯2356m)」の二つのピークから成っていますが、まずは前者を目指します。誰もいないシラビソとブナ林の薄暗い登山道を一人もくもくと進みました。今日歩く「長英新道」は、一気に800mの高度差を登るわけなのでそれなりに辛いコースですが、私の場合、山頂が見えると自然に足が速くなります。「ミノブチ岳」には1時間45分で達しました。ここからは展望が開け、眼下には「尾瀬沼」はもちろん、「男体山」、「奥白根山」などの日光連山が見えました。また、遠くには「富士の高嶺」まで顔を出してくれました。「爼堯廚砲呂修海ら20分で登りきり、水と朝弁を詰め込んで、早々に最高峰の「柴安堯廚妨かいました。急降下しての登り返しも15分でクリア。ついに東北最高峰に立ったのです。
山頂からの360度の大パノラマは圧巻でした。目前には広々とした「尾瀬ヶ原」を従えた「至仏山(2228m)」が、「オイラが東北第三位だよ」と言わんばかりに立っています。そして、秋晴れの吸い込まれそうな青空の果てには、噴煙を上げる「浅間山」や「北アルプス」、「八ヶ岳連峰」、「南アルプス」の山々がその背を競っていました。私はあまりの素晴らしい眺望に時が経つのも忘れ、天空の展望台に1時間も留まってしまったのです。帰路は、「熊沢田代」、「広沢田代」を経て「御池」まで一気に下りました。
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