美ヶ原

2007年08月09日(木) [日帰り]

• GPS: 02:05
• 距離: 6.2km
• 登り: 87m
• 下り: 70m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:30
• 休憩: 0:45
• 合計: 2:15

14:15 山本小屋
15:00 15:45 王ヶ頭
16:30 山本小屋

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

「美しの塔」と山頂

「美しの塔」の鐘をつく

高原らしい風景

砂利道を歩きます

ホテル前で

神社にお参り

「百名山」9座目

山頂から「蓼科山（左奥）」と「八ヶ岳（右奥）」

ケルンを積む

三角点やじろべえ

松本市街を俯瞰

「王ヶ頭ホテル」

感想

montedio

　高原美術館で有名なこの山？は、今では山頂の「王ヶ頭」にはホテルどころか、電波塔が林立してしまい、百名山としての価値は完全に失われてしまいました。しかし、山頂を踏まないことには、登った証にはならないのでとりあえず歩き始めました。一般車の車止めの「山本小屋」駐車場から往復6.5�劼遼匸貽發虜粛�道をただひたすら歩くだけですが、途中、内部が避難小屋になっている「美しの塔」で一服して鐘を鳴らしました。ちなみに、「王ヶ頭ホテル」の宿泊客だけはバスで送迎してくれます。
　ホテルの裏が三角点のある山頂でした。社があり、多くの石碑や石像群が往時を偲ばせていましたが、せっせと働く電気工事の作業員の姿にガッカリしつつも、眼下に広がる塩尻や松本の町並みを見つめながら、まだこの山が「東山」と崇められ、そこに住む人たちの信仰登山盛んだった頃の様子を思い浮かべていました。
　今の「美ヶ原」にかつての自然豊かで、民衆が救いを求める「お山」の姿はありませんが、人工的建造物に支配され、侵されてしまった現状ではもう再訪する気にはなれません。これは山が悪いわけではなく、すべて人間の仕業なのです。あまりの哀れさに落胆して山を下りました。