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記録ID: 310127
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ハイキング
東海

天狗棚・碁盤石山・夏焼城ガ山

2013年05月19日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 長野県 愛知県
 - 拍手
GPS
06:15
距離
16.9km
登り
1,250m
下り
1,249m

コースタイム

●7:15 大栗山駐車地 → 7:30 大栗山 → 8:15 天狗の奥山(1200m高地) → 8:45 天狗棚 → 9:00 天狗棚展望台 → 9:30 面の木峠 → 10:00 碁盤石山 → 10:30 天狗ノ庭 → 11:30 面の木峠 → 12:15 大栗山駐車地
●12:30 林道馬野線駐車地(馬野ルート) → 13:00 夏焼城ガ山 →(浅間ルート)駐車地 13:45
天候 曇り 時々晴れ 後雨
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天狗棚・碁盤石山:大栗山登山口の県道駐車地
夏焼城ガ山:林道馬野線脇ふくらみ
コース状況/
危険箇所等
●大栗山はオオキツネノカミソリの花が有名で,夏の終わりはかなりの観光客が来るようなので,駐車地から山頂まで案内表示も道も大変整備されている。
●大栗山からしばらくは,あまり人の歩かない尾根道だが,赤テープはあり藪も刈られている。名古屋市教育センターのアドベンチャーコースに合流するが,今は使われていないので,少し荒れてきているが道は広く歩きやすい。仙石峠からは教育センターのA・OLコースになるため,中学生が大勢で歩けるように,広く安全にしっかり整備されている。ただし,今は天狗の奥山(1200m高地)へは行かないようにしているので,木の枝で一見,通行止めのようになっているが,道は残っている。天狗の奥山では直進すると長野へ行ってしまうので,右折してA・OLコースに合流する。天狗棚を過ぎると,A・OLコースは自然に右に曲がり面の木峠に向かうので,展望台に行く場合は直進する。
●面の木峠から碁盤石山の西納庫登山口へは,かつて登山道があったので行こうとしたが,イバラの茂る藪と化し,とても歩ける状態ではなかったので,茶臼山高原道路を2km程歩くことになってしまった。そんな訳で,西納庫からの道はあまり歩かれていないようではあるが,ある程度整備はされており,案内表示もある。碁盤石山山頂は2つあるが,1つ目の山頂からいったん下りまた登って2つ目の山頂からは開放的な広葉樹林となり,少し降りると富士見岩・天狗ノ庭という素敵な場所がある。ここまで行かないと碁盤石山に来た甲斐がない。碁盤石山だけなら,東納庫から登って,この2つの場所を通って山頂に行った方が良い。
●面の木峠からの下りは,名古屋市教育センターのB・OLコースを使ったが,このコースは登山道というよりは遊歩道といった感じで,途中からは県道と合流する。まさにどんな中学生でも確実に面の木峠まで上がれるように作ってある。しかし,そのまま道は教育センターの施設内につながっているので,立ち入らないよう注意が必要。

●夏焼城ガ山までは,案内表示や登山道が地元の有志で,しっかり整備してあり,山頂には小屋まであり,恵那山方面の展望地もある。ただし,馬野ルートも浅間ルートも距離は短いが,かなりの傾斜の斜面である。危険個所はない。
大栗山。彼岸花の一種のオオキツネノカミソリを,明治時代に薬用として栽培したのが始まりのようです。夏の終わりにはオレンジ色の奇麗な花が咲くそうです。
2013年05月19日 07:23撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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5/19 7:23
大栗山。彼岸花の一種のオオキツネノカミソリを,明治時代に薬用として栽培したのが始まりのようです。夏の終わりにはオレンジ色の奇麗な花が咲くそうです。
天狗の奥山までの稜線で一カ所,北の展望が開けたことろがあります。恵那山。
2013年05月19日 07:57撮影 by  W55SA, KDDI-ST
5/19 7:57
天狗の奥山までの稜線で一カ所,北の展望が開けたことろがあります。恵那山。
大川入山。
2013年05月19日 07:57撮影 by  W55SA, KDDI-ST
5/19 7:57
大川入山。
天狗の奥山,別名1200m高地。道はここを通らないように,付け替えられていました。
2013年05月19日 08:18撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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5/19 8:18
天狗の奥山,別名1200m高地。道はここを通らないように,付け替えられていました。
天狗棚,山頂というよりは稜線の一部です。
2013年05月19日 08:45撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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5/19 8:45
天狗棚,山頂というよりは稜線の一部です。
天狗棚展望台。南アルプスがかすかに見えます。
2013年05月19日 09:00撮影 by  W55SA, KDDI-ST
5/19 9:00
天狗棚展望台。南アルプスがかすかに見えます。
これから向かう碁盤石山。右のピークがガイドブックでは山頂になっていますが,現地では左のピークが山頂で右が奥の院との表示がありました。どっちだ?
2013年05月19日 09:00撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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5/19 9:00
これから向かう碁盤石山。右のピークがガイドブックでは山頂になっていますが,現地では左のピークが山頂で右が奥の院との表示がありました。どっちだ?
ガイドブックに従がって,右のピークを山頂ということにしました。こっちの山頂は展望は全く見えません。
2013年05月19日 09:48撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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5/19 9:48
ガイドブックに従がって,右のピークを山頂ということにしました。こっちの山頂は展望は全く見えません。
2つ目のピークを越えたところにある富士見岩。広々としており,展望も抜群。遠くに尖った山は,三ツ瀬明神山。
2013年05月19日 10:22撮影 by  W55SA, KDDI-ST
5/19 10:22
2つ目のピークを越えたところにある富士見岩。広々としており,展望も抜群。遠くに尖った山は,三ツ瀬明神山。
左の丸っこい山頂は,平山明神山。どちらの明神山も山頂からの眺めは素晴らしかったです。
2013年05月19日 10:22撮影 by  W55SA, KDDI-ST
5/19 10:22
左の丸っこい山頂は,平山明神山。どちらの明神山も山頂からの眺めは素晴らしかったです。
富士見岩を少し降りると,天狗ノ庭。碁盤石山の名前の由来になった,天狗がひっくり返した碁盤石があります。ここも開けていて素敵なところです。ここまで来て良かったと,つくづく思いました。
2013年05月19日 10:36撮影 by  W55SA, KDDI-ST
5/19 10:36
富士見岩を少し降りると,天狗ノ庭。碁盤石山の名前の由来になった,天狗がひっくり返した碁盤石があります。ここも開けていて素敵なところです。ここまで来て良かったと,つくづく思いました。
登山道が歩けない状態なので,高原道路を戻ります。なだらかなピークが天狗棚。
2013年05月19日 11:27撮影 by  W55SA, KDDI-ST
5/19 11:27
登山道が歩けない状態なので,高原道路を戻ります。なだらかなピークが天狗棚。
夏焼城ガ山は,登山道・山頂とも地元の有志の方々の,この山に寄せる思いが伝わってくるような,温かいものを感じました。北方向の景色も良かったです。
2013年05月19日 13:03撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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5/19 13:03
夏焼城ガ山は,登山道・山頂とも地元の有志の方々の,この山に寄せる思いが伝わってくるような,温かいものを感じました。北方向の景色も良かったです。
撮影機器:

感想

夏焼城ガ山から天狗棚まで縦走したサイトがあったので,自分も歩いてみようと思ったのですが,午後から雨の天気予報だったので,とりあえず大栗山から天狗棚,さらに碁盤石山まで縦走することにしました。

大栗山までは,案内表示もあり道もはっきりしていますが,大栗山からしばらくは踏み跡の薄い道。しかし,すぐに名古屋市教育センターの登山道と合流します。かつての名残のアドベンチャーコースから仙石峠でA・OLコースに合流します。A・OLコースは,大勢の中学生が,ほぼ毎日歩いているので,踏み跡も確かで,センターの方々の整備も万全です。ただし,昔は分岐になっていた,天狗の奥山への道が枝でふさいてありました。今は,中学生は行かないようです。自分は中学生ではないので,もちろん行ってきました。

そのままアップダウンを繰り返し,稜線の一部のような天狗棚に到着。表示がなければどこがピークか分かりません。道は自然に面の木峠に向かっていますが,直進して展望台へ。南アルプス深南部方面の展望が開けています。今から向かう,碁盤石山の双頭のピークも良く見えます。

面の木峠から碁盤石山までは,かつて登山道があったはずなのですが,今はイバラの茂った藪になっており,とても歩けそうもありません。しかたがないので高原道路を歩きました。西納庫登山口からは,比較的しっかりした道です。木戸洞峠から登った一つ目の北のピークがガイドブックによる山頂です。表示もあります。しかし,碁盤石山はこの先が素晴らしいのです。もう一度降りて登り返すと2つ目の南のピーク。そこには,「ここが碁盤石山山頂,北は奥の院」と書いてありました。どっちが山頂なのだろうか?ここからが,この山の核心部分。急に明るい広葉樹林の広々とした気持ちの良い尾根道になり,しばらく行くと富士見岩があります。広く開けていて,景色が素晴らしく気持の良い場所です。ここで昼食にしました。ここからもう少し降りると天狗ノ庭。ここは本当に素敵な場所です。明るく気持のよい高原です。昔,天狗が囲碁の勝負で負けて碁盤をひっくり返したという,碁盤石があります。この山の名前の由来です。

高原道路を面の木峠まで戻り,下りはB・OLコースを使いました。このコースは,標高差も急傾斜もほとんどなく,整備も万全で,まさに遊歩道です。どんな中学生でも確実に面の木峠まで登ることができるように作った,中学生にとても親切な道でした。川沿いに降りて行くと,県道と合流し,その歩道を歩くことになります。しかし,この歩道はそのまま教育センターの敷地内へとつながっていきます。「関係者以外立ち入り禁止」の表示があるのですが,他に道はありません。しかたがないので,ガードレールを乗り越えて,狭いが比較的交通量の多い県道を歩きました。中学生以外には不親切な道でした。

何とか,雨も降っていないので,林道馬野線へ移動し,馬野ルートで夏焼城ガ山にも登ることにしました。案内表示もしっかりしており,道も整備されています。傾斜は急ですが,短いのですぐに山頂に着きます。山頂には小屋が作ってあり,日記や案内表示・温泉の割引券・登山証明書などが置いてありました。この山に寄せる地元の方々の熱い思いが伝わってきて,温かい気持ちになりました。天気は曇りだったのですが,晴れていればすばらしい展望でしょう。下りは浅間ルートを使いました。こちらも急ですが,ロープなどしっかり整備してありました。地元の方々に,改めて感謝です。下山して,車に戻ったら,雨が降ってきました。ギリギリでした。

今回は,天気の心配があり,夏焼城ガ山から天狗棚までの連続縦走ではなく,車での移動があり,ちょっと残念です。その代わり,碁盤石山と言う素晴らしい山に登れたので良かったです。機会があれば,完全縦走に挑戦してみたいと思います。

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