浅草岳 只見尾根をゆく
- GPS
- 07:55
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,414m
- 下り
- 1,412m
コースタイム
9:39 最後の水場
13:01 浅草岳
13:20 9合目に戻り昼食
16:39 下山完了
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*只見尾根(田子倉コース)は一般登山道だが、険しく厳しい道。高度感あり。ロープ数十カ所あるが、欲しいところになかったりする。山慣れた方向き。 *山頂と前岳中間の鞍部に木道のある小湿原。いい雰囲気。 *最終水場まで沢を数回渡る。水は少なめ。登山道に雪はない。 *ヒメサユリはあと2週間くらいでしょうか。山麓のブナ林の林床に咲くと言うユキツバキは最終盤。山頂湿原でワタスゲ。登山道でイワカガミ、ウラジロヨウラク、ゴゼンタチバナ、アカモノ、キジムシロ、シラネアオイ(一株のみ)、ヤマツツジなど。全般的に花は少ない。 *田子倉駅は閉鎖しているが、簡易水洗のトイレは利用してよいという看板あり。男子用1男女兼用1のプレハブ。 |
写真
感想
*浅草岳は自分にとって、東北の山の中で距離的にも心理的にも最も遠い山であった。ヤマレコを始めてから、多分一番登りたかった山の一つ。何かで読んだのだろう、只見尾根から見える鬼ヶ面の乱杭状の岩峰群が忘れられないのである。なだらかな山の多い東北とは違って、豪雪の奥只見の山は異形の山姿を持っている。歩けるうちに、一度訪れたいと思っていた。
*今日は何本かあるコースの内、最も険しいと言われる、只見線田子倉駅からのダイレクト尾根、只見尾根コースを歩いた。厳しい直登だが、終始左手に鬼ヶ面の岩峰を眺めながら、豪快な登りを楽しむことができた。このコース、何年前か集中豪雨で登山道が崩壊し、通行止めが続いていたが、入叶津コースと両方通行可能となったという只見町の案内をネットで読み、満を持しての山行となった。
*道は明瞭で迷うところはない。ところどころ草がかぶったり灌木が突き出しているところもあるが、来週の山開きに合わせて、もう少し手がはいるかもしれない。コース中盤、尾根に乗ったあたりから傾斜が増してくる。剣ヶ峰あたりでは、山頂を見上げると首が痛くなるほど。唖然として「どこ登るの?」と思わずつぶやいた。山腹にへばりつき、右に左に岩山の肌をトラバースしながらぐんぐん高度を上げる。樹木が多いのでそれほど怖くはないがところどころ木が無い場所になるとこんなところを歩いていたのかと思う。このコース、豪快と言うか、高度感ありと言うか…ブユもたっぷりついてくるしね。
*浅草岳はヒメサユリでも有名だが、花期は6月末〜7月上旬。今回はもちろん花には早いのだが、その時期はきっとこのコースでも結構な登山者がありそう。我々は人が少ないほうを選んだ。満開のヒメサユリは今年は別の山で楽しめればいい。
*本日お会いしたのは2組のみ。ソロの方と6人のパーティさん。我々と同年輩か少し年上に見えた。こうした方に会うといつも「一体いつまで山を歩いているのだろうね」という話になる。もう早くは歩けないので、ゆっくりと時間をかけて登るだけである。どちらかが歩けなくなったら、それで終わりにしたい。歩ける今、山で過ごす時間は大切したいと思う。
コメント
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遠征なさっていたんですね!
昨年秋に、浅草岳を登った方のレコに、浅草寺の近くかと思ったとコメントしていた私ですが、もうどこにあるか分かりますよ
残雪と新緑の織りなす山容が素晴らしいですね!!
私は見とれて動けなくなりそうです。
…じゃなくて、崖が怖くて動けないかも
3番の写真を見ただけでも、ゾワワワ…となりましたもの
で、なぜにゴゼンタチバナ=キウイなのでしょ?
謎です
今年は行くのかな?
気にしていましたよ
1番登りたかった浅草岳
良かったですね
水害で時期が延びてしまいましたが
やはり「山は逃げない」ですね
新緑と言うか、とにかく緑が美しい
ヒメサ情報もありがとうございます
お疲れ様でした
読まなかったことにしてくださいね
浅草寺の近く…近いっちゃ近いかも
いい山ですので、新潟に牛乳仕入れにいくときにちょこっと寄り道しては? ここの道路もSpringさんの気に入りそうなワインディングロードでしたよ。山岳道路じゃないのに、山がとにかく素敵な道でした。わが町からだと4時間かかるけど
じゃなくて御免なさい
マムシ嫌いなんです…っていうか、カジカさんの記録で浅草岳なかったっけ?行く前に予習しようとして見つからなかったんです
いい山でした。高度感たっぷりの登り楽しめましたよ
入叶津か、鬼ヶ面に周回したいところですが、足がな〜い あと登りで疲れちゃった
二週連続ハードだったので、次回はのんびり花ハイクにしよっと
スゴイ切れ落ちていて高度感ありますね
kiyoshiさんが登りたかった山とのことですが、これは奥様好みでは 鬼ケ面の乱杭状(初めて聞いた言葉です)の岩峰群、ホントにすごい面構えです
私も、kiyoshiさんにお話したことがあったでしょうか・・学生の頃、一度だけ浅草岳に登ったことがあります。新潟市の最高気温が35度で、とにかく暑くて山頂で他の登山者の方から水を恵んでいだいたこと、鬼ケ面の上から下りてきた頃に土砂降りの雨に遭ったこと・・など覚えていますが、登りがそんなに険しかったというのは頭から飛んでいます(暑かったせいか?)
昔のことですから、登山道が少し変わったのかもしれませんが。14番とか35番、切れ落ちてますね
西会津、南会津、上信会越まで足を延ばすと、登りたい山が飛躍的に増えそうですね。どちらかが歩けなくなったら・・なんて考えるのは30年後で良いのでは
人間と同じように、山肌もちょっとこけちゃったんじゃないでしょうかね
熱中症になったり、水をもらったり、豪雨にあったり、kamadamさんにとっても思い出の山だったんですね
確かにこの崖状の道、相棒さん好みでしょう。ひょいひょい登ってましたよ。あちこち覗き込んだり、私の登りを下から指図したり
次は、妙義山でも行きますかね
仕事の関係で、遠距離はしばらくできないので、足伸ばせない… このあたりが限度でしょうか
福島があるから東北ですが、この辺りの山は一般的な東北の山とは趣が異なる印象を受けますね
先月歩いてきた中ノ岳を思い出しました
この越後山脈界隈はkiyoshiさんの今後の山行のテーマになるような気がしますね
本当に違うね。小さな山も小さいスラブを持っている。鬼ヶ面は火山系だと思うけど、とにかく険しい感じがする。こういうところに道を作ってるのか、と驚きました。
山頂からは、tooleさんの中ノ岳を始め、越後三山や燧岳、平ガ岳が見えるはずだったんだが、手前の未丈も毛猛も雲の中、残念
天気も今ひとつでしたが、上りごたえ十分でした。
今後のテーマって もう残りわずかなんですけど
kiyoshiさん、こんばんわ。
地図で見たらすごーい、お椀の底。
涸沢みたいな感じですね(?)
写真見たらやっぱりすごい
涸沢カール〜奥穂みたいです。
私はきっとキャーキャーエリアです
キャーキャーエリアでしたけど
涸沢いったことないんです、田舎者なので
きっと浅草岳を上に伸ばして、人をいっぱい配置したような感じかな←違う
それをミウラ折りにしたみたいな感じ←もっと違う
人がとにかくいないので、気兼ねなく歩けるのがよかった。来週は山開きだから、上を見上げるとありんこのようにたくさん登山者が岩場に張り付いてるのが見えるかも。それはそれで見てみたいかも
こんばんはキヨシさん
私も同じですが、
>『どちらかが歩けなくなったら、それで終わりにしたい。』
は、まだまだキヨシさんのいう言葉じゃないですよ
生意気言ってすみません
奥様にもよろしく
kajyuki
コメントありがとうございます。
若いユーザーさんの活躍見てると、ちょっと自分の引き際を感じたりすることないですか まあ、その程度の感想ですよ 意外としぶとく歩いていると思いますけどね
でも体力の回復は遅くなってきましたね
kajyukiさんは、コガ沢の周回みててもまだまだ大丈夫だね
おはようございます、kiyoshiさん。
浅草岳行かれましたか。鬼の相貌を眺めながらの登降、最高ですね 。東北南部でも意外に天気が良かった のですね。
それにしても、浅草岳は上越の山という認識でいたのですが、なるほど、東北の山でもあるのですね。
単独行が多い小生ですが、浅草岳は昔の山仲間といっしょに、いわゆるヒメサユリツアー(笑)に行こうと、何度も俎上に登った山です。北側から登れば軽いハイキングですが、小生が田子倉湖から鬼ヶ面を眺めながら登り、鬼ヶ面縦走を主張した(おっしゃるとおり降りたら足がない、あるいは長い車道歩き)りしたのもあり、いまだ果たせていません。でもやっぱり、只見尾根ですよね !
また、kiyoshiさんの足跡を追いたくなってしましそうです(笑)。
鬼ヶ面を眺めながら登りたい山ですね。周回できたら最高ですが、国道8キロありますので、自転車でしょうか すごい眺めでした。あと傾斜も
結構疲れたので、鬼ヶ面の断崖山道から転落しちゃまずいでしょということで、大人しくピストンしましたよ
浅草岳もいいですが、odaxさんには是非未丈ヶ岳を!
マスターじゃなくてマムシのodax名でお気に入りに登録しちゃいます
odaxさん、田子倉駅はトイレは使えるが、駅自体は閉鎖してるからね、あわてていって神室みたいに迷走しないように、念のため
kiyoshiさん、おはようございます
いやいや、雁戸なんてもんじゃないですね
展望は残念でしたが、迫力のある山容が伝わってきましたよ
私もこの風景を見てみたくなりましたが、もう少し修行してから行ってみます
kiyoshiさんご夫妻の行動範囲が次第に南下して、いずれは宮之浦岳に到達するのではと期待してます
という訳で、あまちゃん見ないと
キョンキョン元気ですかね
もっけさん、今度はこの裏の山に行こうよ。
運転はまかせたよ
とにかく遠くてね、帰りはやんだくなりました〜 宮之浦って、舟で行くんだっけ。船酔いするから、一応範囲外ということで
kiyoshiさん、おはようございます〜
珍しくちょっぴり遠征されてたんですね
念願のコースを歩かれたようで良かったですね
数年前に北側から軽〜くヒメサユリを見に行きましたよ〜
このコースも一度歩きたいけど、今年山スキーで撤退したからやっぱり山スキーでリベンジかな
確か退職後に南のお山に行かれるのを楽しみにされてたような記憶が。。。
本音はまだまだこれからなんでしょ?
そろそろ浅草岳のヒメサユリを観に行こうと思っていた地元の者です♪
昨年は、ヒメサユリの時期に鬼が面から登ったのですが、
只見尾根の状況が知りたくてレポートを探してました。
ヒメサユリはもうすぐなんですね!ありがとうございます♪
興味深く読んでおりました。ここと守門岳は、いずれ(万一)山スキー購入の暁には、是非訪問したいところです。やはり会越は雪が深いですね。
FRESCHEZZAさんの脚力なら、周回も問題ないと思いますので、この鬼ヶ面展望コース、グリーンシーズンにも歩いてみてくださいね
まもなく二人そろって自由の身になりますが、自分の力、経験、立場をわきまえて、ひっそりとヤマレコの片隅で暮らしたいと思っています
関東信越の名山もひっそり(こっそり?)訪れたいですが、大名旅行つうか大名登山みたいなのね
3taroさん、コメントありがとうございます。
長岡の方ですね、いいロケーション、憧れます
ヒメサユリは写真のひと株だけ、まだまだ先と思います。朝日連峰では、7月初旬が見頃ですが、浅草岳も6月末以降ではないかと思いました。
初見の場所なので、どこに群生するか不明ですが、私が歩いた稜線では他にはまったく見かけませんでした。
頼りない情報で申し訳ありません。
東北にこられるなら、祝瓶が手頃なヒメサユリ観察場所。古寺山から小朝日岳周辺が一番見事です。
3taroさん、若くて健脚のようですので、鬼ヶ面と浅草岳両方の記録、見せてくださいね
只見町が、「山開き登山」のイベントをやってたのも知らず・・・^^;
帰りは、お約束通りに「鬼が面コース」でヒメサユリの群生を堪能できました♪
凄い群生でしたね。やはり鬼ヶ面の稜線に咲くのですね。来年の6月下旬、この稜線をトンネルからピストンしちゃおうかな
山開き、上にも書いておいたのに…やはり人出はすごかったみたいですね。しかもものすごいスピードで皆さん登っておられるから、この日じゃなくてよかったです
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