コウシンソウを求めて皇海山・庚申山〜そして事故は起こった
- GPS
- 38:30
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,118m
- 下り
- 2,103m
コースタイム
6:00銀山平駐車場-6:55一の鳥居-7:45鏡岩-8:20猿田彦神社跡-8:25庚申山荘
<お山めぐりコース>
9:00庚申山荘-9:45庚申山への分岐-12:15庚申山荘
6/16
4:45庚申山荘-5:15分岐-5:50庚申山山頂-6:30駒掛山-7:20薬師岳-8:35鋸山-9:20不動沢のコル-10:15皇海山山頂10:35-11:05不動沢のコル-11:50鋸山山頂-12:55六林班峠-16:10天下の見晴分岐-16:15天下の見晴-16:30庚申山荘18:50-17:50鏡岩-18:35一の鳥居-20:30銀山平駐車場
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鋸山から六林班峠までは、途中、笹が深いところがあり、道迷いに注意。 また、六林班峠からの下り始めのところが分かりにくい。沢に下らないよう注意。 いずれにしても、長い行程になるので、リスクを織り込んで、余裕を持った計画・出立・撤退が望まれる。 登山届は庚申山荘でも出せる。 |
写真
感想
予報によればかなり天気に問題があったが、
今年コウシンソウを見るなら、
この週末しかないということで、皇海山山行計画を実行。
土曜の午後は雷という予報だったので、
午前中にお山めぐりを済まそうと、
早朝から動き始めたが、10時半ころから雨が降り出し、
結果的にはこの時間帯がこの日一番の悪天候。
午後からは庚申山荘にこもって時間潰しをしていたが、
予報に反して何とか天気はもっていた。
午前中を狙った我々が、山荘一番乗りだったが、
登山客は、その後、続々とやってきて、
午後、雨が上がったところで、お山めぐりに出かけていた。
これが正解だったようだ。
コウシンソウの方は、例年よりもかなり早めで、
すでに盛りから盛り過ぎになっていた。
盗掘のせいで、かなり群生地が減ってしまった、ということだが、
庚申山荘の管理人さんに教えてもらった所では、
辛うじて、手の届かないところに群生地が残っていた。
天気が悪いのとも相俟って、写真を撮るのに一苦労。
ピンボケ写真ばかりになってしまった。
日曜は曇り時々晴れくらいの天気を期待していたが、
土曜夜には、曇り時々雨、一時雷雨といった予報に。
これは厳しいなと思ったが、未明までの土砂降りの雨も、
朝方には上がり、ここまで折角来たのだから、ということで、
とりあえず皇海山に向かうことに。
実際、この日、皇海山登頂を計画していた庚申山荘宿泊客の多くは、
全く中止を考えることことなく、山頂を目指したようだ。
幸い、雨にはほとんど降られることなく、
庚申山山頂あたりでは、奥日光の山々がぐるりと見渡すことができた。
しかし、鋸山へと向かっている間に、
眼下にあった雲がどんどんと上がってきてしまって、
鋸山から皇海山に向かうころには、ほとんど展望がなくなってしまった。
ということで、あとは楽しみは花くらい。
鋸山までの道ではシロヤシオがちょうど見頃で、
ここでこれほどたくさんのシロヤシオが見られるとは期待以上。
また、鋸山周辺では、ハクサン?コザクラ、イワカガミ、
ミツバオウレンなどの可憐な花をたくさん見ることができた。
皇海山山頂は、木々に囲まれ展望なし。
折角山頂まで来たので、ここで軽く昼食をとるなど小休止しながら、
百名山山頂の雰囲気を楽しむ。
その間に庚申山荘に同じころに出発した10人弱の登山客が集まり、
不動沢のコルに下る途中では、
皇海橋からと思われる登山客数組とすれ違う。
先ほどは少しは展望があったが、いまやすっかりホワイトアウト状態となってしまった鋸山に戻り、
そこから六林班峠までは、笹原を掻き分けていくことになるが、
笹が低く、踏み跡がついているところは分かりやすくて問題ない。
しかし、噂どおり、笹が背丈くらい茂って踏み跡が不明瞭なところは、
テープなどの目印を目で追いながら進まないと、道に迷う恐れがある。
笹には水滴もかなりついていて、レインコートなしではびしょ濡れになる。
六林班峠から先は、山の斜面をほとんど水平方向に進む単調な道で、
途中10箇所くらい沢を越えて行く。
峠から入る道を間違えさえしなければ、特に危険はないが、
峠から1時間くらい進んだところで、それは起こった。
連れが沢を越えた後にあった濡れた石にまともに片足を乗せたようで、
つるっと滑って、ボキッ、ブチッ。
足の骨が折れたと訴える。
負傷箇所はひざ辺りということで、
硬そうな木の枝とサポーターとタオルを使ってひざの上下を固定。
何とか歩けるということだが、ペースは半分から3分の1に落ち、
ここからの行程の長いこと。
銀山平まで3時間以上は余計に時間が掛かり、
着いたのは8時半だったが、
何はともあれ、よく歩き通したというべきか。
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