シャクナゲに誘われて小川山〜金峰山周回 / 廻り目平起点


- GPS
- 09:30
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,497m
コースタイム
06:35 カモシカ登山道入口
09:30 小川山山頂(標高2418m) 以上小川山上り所要3時間00分(標高差約848m)
(朝食・休憩10分)
09:40 小川山山頂発
11:10 八丁平
12:00 大日岩
13:20 金峰山頂(標高2599m) 以上稜線歩き所要3時間40分
(昼食・休憩10分)
13:30 金峰山頂発
15:10 八丁平方面分岐(林道終点)
16:00 廻り目平着 以上金峰山下山所要2時間30分
合計所要時間9時間30分 最大標高差約1030m(歩行距離約15.6km)
天候 | 天気/ 薄曇り(AM6)〜曇り 一時通り雨 気温/ 15℃(出発時;廻り目平)〜10℃(金峰山頂) 風 / 微風〜弱風 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(東京方面からなら須玉ICから国道141号線を北上しても大差なし。) 交差点を左折し、国道を北上。野辺山駅前を過ぎ、すぐに「川上村」の看板で右折。 その後約30分で廻り目平到着。 駐車場は自動ゲートで駐車券を取る方式。出る前に金峰山荘で精算(300円/人)し、ゲートを出る。ゲートでは支払いはできない(^^) [ルート図(Mapion)] http://bit.ly/1pv3hbh --[参考タイム]---------------------------------------------------------------------- 05:15 双葉SA(スマートIC)発 (中央道=約22km) 05:30 長坂IC出 05:45 国道141号線「清里トンネル東」交差点 (国道約6km+一般道約26km) 06:20 廻り目平 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[廻り目平〜小川山] 登山道の下部と上部は単調な樹林帯の中の道だが、中央部分で岩場の連続。高度感のある断崖もあるので注意が必要。 赤テープ、ペンキは多いので迷うことはない。 [小川山〜金峰山] 金峰山手前以外は樹林の中の稜線歩き。大日岩を越えるのに西側からトラバースして岩に登ったが、これ、正規の道か不明。 [金峰山〜廻り目平] 金峰山小屋までは岩の上を伝い歩くゴーロ帯。小屋から下は歩きやすい樹林の中の道。 川端下(かわはけ)林道と呼ばれる道は一部崩壊箇所あり、上部はとても「林道」ではない。廻り目平に近くなると道巾も広くなる。 |
その他周辺情報 | [最終コンビニ] 野辺山駅すぐ北の国道西側にセブンイレブン。 野辺山駅の北約1.2kmほどの国道西側にローソン。 コンビニじゃありませんが、県道68号沿いに「スーパーナナーズ」あり。 営業;AM9〜PM9(冬期はPM8まで) http://www.nana-s.co.jp/store_guide/ [日帰り入浴] ヘルシーパークかわかみ http://www.vill.kawakami.nagano.jp/shisetu/01_healthypark.html 海ノ口よりやや北の「海尻温泉 灯明の湯」 http://www.onsenkaihatsu.jp/ [写真] 下の写真のうち主なものは地図上に撮影ポイントが落としてあります。 なお写真は巾1280pxあります。(☆印は巾1600px)。各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります |
写真
感想
前回のツクモグサに続いてハナレコ第三弾は、6月といえば見逃せない、奥秩父のシャクナゲです。
金峰山に行こうと考えたのですが、さてどのコースで?
今まで歩いたことのないコースを歩きたいと思ったので、今回は北側、廻り目平を起点にしました。
で、地図を眺めるとそこから小川山に向かう登山道がある。小川山も一度も登ったことがない山。ではこちらも登る周回コースで行こうと計画完成です。
歩行距離が長そうなので、今回も早朝登山開始。まずは小川山に向かいます。
廻り目平の周囲もそうですが、このあたり山がみな奇岩だらけ。でもさすがに登山道はさほど岩登りでもないコースで、適度なアスレチックコースというところでした。
ただ、岩場を過ぎて山頂に向かって真っ直ぐな道になった頃、どこまでも同じような退屈な一本調子な道にちょっとうんざりでしたが。
また、この登山道では目的のシャクナゲがまったく見あたらなかったのもガッカリです。
しかし、小川山を過ぎて稜線を南に歩き始めるとポツポツとシャクナゲの花を見かけるようになり、八丁平周辺では群生と言っていいほどのシャクナゲに出逢うことが出来ました。
う〜ん、これで今回の山行目的はほとんど達成。あとはついでに金峰登頂だな、と軽く考えていたのですが、その辺からどうも時間が足りなくなってきた。
それと途中、足元に水晶の岩を見つけたのがまずかった。その辺で周囲を見回すとあちらこちらに水晶がいっぱい付いた大岩があるじゃないですか。
こりゃ宝の山だ!と嬉しくなったものの国立公園内でもあるので採集は出来ません。そもそも持って帰れるような大きさじゃない。みんな「トン級」です。
そんなんで大幅に時間を浪費してしまいました。
そこでちょと足早に進むのですが、さすがに長距離歩いて来たので疲れとともに膝関節が痛くなってきました。おまけに時折バラバラっと通り雨さえ降ります。
夕立にでもなる前に回れ右して西股沢から下りちゃおうかとも思ったのですが、それも安易過ぎると、結局先に進みます。
大日岩の手前では西側に大きく下ってトラバース。その後、赤ペンキをたどると岩に直接登るようです。本当かい?
岩はすべすべの花崗岩。傾斜は急で足元の下は見えません。滑ったら100mくらい転落でしょうか。これ、本来のルート?疑いながら慎重に歩いて反対側の縦走路に出ました。
砂払の頭を越えれば曇りとは言え稜線の絶景に気持ちも奮い立ちなんとか登頂。
小休憩だけして今度は下山です。
金峰山小屋までのゴーロ帯が辛い・・・。その先は軟らかい土の道だったよな、と思い出しながら歩きます。
金峰山小屋の下は樹林帯でシャクナゲも密生している。そのシャクナゲがほとんど満開状態でした。同じような山域なのに小川山周辺と大違いです、なぜでしょう?
痛む足を引きずりながらもピンクのシャクナゲ乱舞に励まされつつ、なんとか廻り目平に帰還したのでした。
この程度では黒戸尾根などまだまだだなあ・・・。とほほ。
pasocomさん、おはようございます。
連休だったんですが、じっとしてます。
金峰山は大弛峠からしか行ったことがありませんから、一度
くらいは西のほうからもと予定の一つになっています。
廻り目平〜小川山。クライミングのゲレンデなんですよね?
奇岩の迫力、見てみたいです。
1tクオーツも!
いろんな雰囲気と道と眺望のあるルートですね。
実踏主義のpasocomさんは事前に御覧にならないでしょうが、
このルートの標準CT12h30mでしたよ
いろいろあっても三時間短縮。
相変わらずの驚速
大丈夫ですよ、黒戸
コメントありがとうございます。
梅雨のまっただ中ですから毎日天気予報を眺めていても先の一週間晴れる日が一日もないじゃないですか!
こりゃ、いくら待っててもダメだね、と特段雨は降らなさそう、というだけで「好天だあ」と出かけたのでした。
案の定、途中で通り雨が降り出した時は一瞬後悔したりしましたが、空を見るとそれほどの黒い雨雲ではないようだと判断して無理クリ歩いてしまいました。
小川山の岩、確かクライミングのメッカですね。そんなレコもいくつか見た覚えがあります。私は知らないけど「表妙義」とかもこんなか?などと思って見ていました。
私はどこかで八丁平〜小川山あたりがもっとも「奥秩父らしさ」が味わえる、というのを聞いて魅力を感じていたのでした。
苔むした岩や倒木、一面のシャクナゲ林。まさにその雰囲気でしたね。
この周回ルート、自分のアイデアと思っていましたが、なんと標準CTが出ているくらいポピュラーなルートだったのですね。
しかし「12時間半」というと日帰り周回できるのは日が長い6、7月くらいだけの限定?
今回のルートで累積標高が1400m程度。黒戸尾根は標高差2000mですよね。これ、想像を絶するのですが・・・
筋肉より関節が痛んだので「ヒアルロンサン」とか「コンドロイチン」を摂取しなきゃダメか?と思ってます。
シャクナゲですか・・近畿ではひと月前に終わりましたが、まだ見れるのですねぇ
ふふふ・・水晶・・すごいですね、露出してるものなんですか?天然であんな大きなものを初めて見せていただきました。
山梨・長野は山に恵まれてますね・・
でわでわ
コメントありがとうございました。
「近畿では一ヶ月前に終わった」ということに驚きました。
奥秩父では例年6月が盛りですが、さすがに今年はちょっと早かったらしく、標高の低いところではだいぶ終わっているようでした。
それでも高い方は標高2000m以上ですし、まだまだ真盛りのところも多かったです。
関東の方では「シャクナゲ」といえば奥秩父ですね。降水量が多く湿潤なためシャクナゲが生育するのに適しているそうで、すごい密林状態の場所さえ少なくありません。
水晶は、むふふ♪
関西の方には少ないでしょうね。山梨、特に金峰周辺は昔、水晶の一大産地でした。いま採掘しないのは枯渇したからではなく採算がとれないということ。つまり素人が趣味で掘る程度ならどこでも採集可能といっても過言ではありません。
今回、写真を撮ったもののアップしなかった大岩は、パックリ割れた断面の一面が水晶。その大きさは畳一畳ほどもあり、写真ではまったくわからないくらいだったのでした。こんなのは私も初めて見ましたのでちょっとびっくりでしたが。
金峰山
最短ルートで一度だけ行きました。
シャクナゲ
コケ
水晶
歩くのが楽しくなっちゃいますね
お疲れ様でした。
足はもう大丈夫ですか・・・
いつもコメントありがとうございます。
金峰山に登られた経験がおありなら、八ヶ岳とはちがった「しっとり感」(^^)なイメージがわかって頂けるのじゃないかと思います。
奥秩父は降水量が多く、とても湿潤なのだそうで、それがシャクナゲに適しているそうです。シャクナゲはアジサイみたいで青空よりも雨天のほうが似合う。
だからこの梅雨の時期には自然と奥秩父に行きたくなります。
コケも同じこと。他では見られないほどじゅうたんのようにびっしりと緑に覆われている地面を見ると「奥秩父だなあ。」と感じますね。
山に行くと展望にとらわれ勝ちですが、花や生き物、石にまでその土地の特徴があって下を見て歩いても面白いです。
足は、まだまだ。さっきバンテリン新しく買って来たところです。時間があればもう少しゆっくり歩いたのですが、夕立も来そうな雲行きもあってちょっと早歩きしすぎでした。
金峰山は東西南北いろんな方面から登山可能な山です。同じ山なのに違うルートで登ると全く違う印象。
機会があれば西の方からも一度登ってみて下さい。
金峰。日曜に予定していたのに。。。
どうも天気に恵まれず延期になりました。
今遅いレコ
大日岩、昔、大日小屋の方から行った時
登ろうと思ったけど断念しました。
あそこ降りるのは怖そう
なかなか実りの多い山行ですね
水晶の塊観察するお姿が目に浮かぶようです
おはようございます。
やはりこの時期、金峰山狙いされていたのですね。
天気に恵まれずに延期とは残念でした。
今回、今もって不思議なのが大日岩上を通過したルートです。ネットで調べて見てもそんなところを歩いている記録は見つからない。(もともと小川山の方まで歩く人が少ないし)
私が歩いたルートはだいたい下図の様な感じ。
これ、正規ルートなんでしょうか?
現場にある赤ペンキなどでは確かにこれも一つのルートではあるようなんですが、岩の東側を通ればずっと安全に通れそうなのに?と思うのです。
nori3様の情報網でなにかわかりましたらぜひお教え下さい。
この周回コース、気になっていました!
ただ小川山〜大日岩のあいだがどこまで明瞭かな〜、というところで渋っていたのです。
いやーpasocomさんが私のために下見してくださったとは(笑)
お陰様で奥秩父シャクナゲ山行のレパートリーが増えました♪満開の十文字峠をリベンジできたら、次はこのコースに行ってみようと思います!
そうだ!今回断念した甲武信→金峰縦走の下山を小川山経由にするってのもアリだな〜。
山梨といえば水晶ですが、よく訪れる山域の、それも登山道からすぐわかるところにあるとは驚き!
コメントありがとうございました。
私が思いついた「オリジナルルート」かと思っていたのですが、けっこう知られている周回ルートだったのですね。
「小川山〜大日岩のあいだ」はほとんど迷いようもない明瞭なルートですが、一点だけ書いたように大日岩を越えるところだけが「こんなんで良いのか?」という不明箇所です。あそこ濡れていたらとても怖くて歩けないと思います。
その先、八丁平から小川山までは完全明快な道ですが、小川山から廻り目平の「カモシカ道」では一部でシャクナゲが密生しすぎていて藪こぎに近いような箇所もあります。
yokowv様はあまりしないと思いますが、女性の単独行はお勧めできない雰囲気もありますね。
水晶群は八丁平と小川山のちょうど中間あたりにあります。写真19のものは「登山道からすぐわかる」どころか歩いていたら躓きそうになる道の真ん中(^^)。見落としようもありません。ここを歩いたらぜひ見て欲しい「お宝」です。
pasocomさん、こんにちは。
nori3さんのコメントで図解したルートが現在の正規ルートのようです。
以前は、東側を巻くルートでしたが、登山道が崩壊して、西側を巻くルートになったようです。
赤ペンキの露岩部分は、傾斜は大したことないですが、滑ったら基部まで大フォール!間違いないでしょうね。
小川山方面から金峰山に向かう場合は登り気味なので良いですが、逆方面ですと下ることになるので濡れていると私でも正面向いて降りる気にならないと思います。
pasocomさんとコースは違いますが、2年前の秋に小川山から金峰山まで縦走した時の記録です。巻き道のことはそれほど触れていませんがGPSの生ログがあります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-141136.html
コメントありがとうございました。
大日岩の上を通過するルート、不思議に思っていましたが、崩落の後に出来た新ルートなのですね。
「赤ペンキの露岩部分は、傾斜は大したことないですが、滑ったら基部まで大フォール!間違いない。」
その通りです。もしも岩の上が濡れていたら・・・「正面向いて降りる気にならない。」難しいルートになってしまっていますね。
qwg01230様の歩かれたルートを詳しく見させていただきました。確かに大日岩を西に巻いていますね。ザレ場の通過も同じ。まさにこのルートでした。
これ、ちゃんと赤ペンキもあるし「正規ルート」とも言えますが、間に合わせルートとも言えます。東を通るルートは復活しないのでしょうか。この道じゃ人によってはちょっと厳しいですから(^^)
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