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記録ID: 31174
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

五竜岳

2008年08月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:44
距離
15.0km
登り
1,683m
下り
1,684m

コースタイム

6:41アルプス平(テレキャビン降り場)-6:51地蔵ノ頭-7:32小遠見山-9:50白岳分岐-10:45五竜岳山頂(休憩25分)-11:10下山開始-11:40五竜山荘(給水)-14:25アルプス平
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2008年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
 今回の遠征は、8/13鹿島槍ヶ岳、8/14雨飾山、8/15白馬岳、8/16五竜岳の4山を巡る夏休み後立山シリーズである。
鹿島槍ヶ岳:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-30885.html
雨飾山:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-30901.html
白馬岳:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-31147.html
 いよいよ最終日は五竜岳である。

 五竜の日帰りを考えた場合、通常は八方尾根の黒菱平からの往復となるが、テレキャビンを使うとコースタイムで往復1時間半程度の短縮となり、難易度が大幅に下がる。但し、テレキャビンの下り最終は16:15であり、ゆっくりしていると乗り過ごしてスキー場の中の草ヤブを日没間際に700メートル以上も下ることになり、こうなるとむしろ八方からの方が良い。
 どちらのルートを取るかが悩みどころだが、テレキャビンには年6回の早朝運航日(6:30始発)があり、本日は本年最後の早朝運航日である。今回の鹿島槍、雨飾、白馬と続く日帰り山行も、実はこのテレキャビンの運行を基準にして日程を組んだ。
 但し、実際の下山時刻から見ると、7:30始発の繁忙日はもちろん、8:15始発の通常運行日でもぎりぎり間に合ったことになる。五竜日帰りはテレキャビンがおすすめ。

 遠見尾根は、アルプス平が既に1530mのため、2541mの白岳まで1000m程度の登りで、長い割にアップダウンも少なく、危険箇所も無いため、初心者の私に合っていた。

 下山後は、エスカルプラザで入浴したが、テレキャビン乗車券で100円割引になる。
テレキャビン。この日は運転開始までに4名が並んだがそれ以上人が増えることはなかった。乗り場のシャッターは6:30ジャストに開いた。本日五竜、鹿島槍から扇沢に下るという金沢のトレランの人と一緒にゴンドラに乗る。東京から夜行で来て、4時頃から待っていたという。トレランの人の走力には感心する。ゴンドラ降り場で身支度を整えて、いざ出発。
テレキャビン。この日は運転開始までに4名が並んだがそれ以上人が増えることはなかった。乗り場のシャッターは6:30ジャストに開いた。本日五竜、鹿島槍から扇沢に下るという金沢のトレランの人と一緒にゴンドラに乗る。東京から夜行で来て、4時頃から待っていたという。トレランの人の走力には感心する。ゴンドラ降り場で身支度を整えて、いざ出発。
地蔵ノ頭。リフト降り場からここまで一方通行の観光用の高山植物園の中を抜け、リフト1本分登る。ガスで視界は50m程度。今日は展望が全く期待できない。北側に山頂を巻く道があり、帰路はそちらを取った。
地蔵ノ頭。リフト降り場からここまで一方通行の観光用の高山植物園の中を抜け、リフト1本分登る。ガスで視界は50m程度。今日は展望が全く期待できない。北側に山頂を巻く道があり、帰路はそちらを取った。
見返り坂。案内書きによればアルプス平の眺めが「最高」だそうだが、本日は振り返っても何も見えない。
見返り坂。案内書きによればアルプス平の眺めが「最高」だそうだが、本日は振り返っても何も見えない。
小遠見分岐。小遠見は鹿島槍の眺めが良いと昭文社の登山地図に書いてあるが、ガスの中、行きも帰りもパスした。テレキャビン最終16:15に遅れないため「15:00までにここを通過」すべき旨が案内板に書いてある。ここからテレキャビン乗り場まで登山地図では1時間15分となっており、この案内と一致する。
電話番号も書いてあるため、ぎりぎりの場合は多少の融通は利くのかもしれない。単独行で何が起こるか分からないので、一応携帯に「0261-75-2101」を入れておく。
小遠見分岐。小遠見は鹿島槍の眺めが良いと昭文社の登山地図に書いてあるが、ガスの中、行きも帰りもパスした。テレキャビン最終16:15に遅れないため「15:00までにここを通過」すべき旨が案内板に書いてある。ここからテレキャビン乗り場まで登山地図では1時間15分となっており、この案内と一致する。
電話番号も書いてあるため、ぎりぎりの場合は多少の融通は利くのかもしれない。単独行で何が起こるか分からないので、一応携帯に「0261-75-2101」を入れておく。
中遠見。ここで下山中の集団がガヤガヤと休憩していた。道標は雨具の物干しになり、おしゃべりに夢中で自分たちが通行の邪魔になっていることに気づかない。ネタとして記録するために「物干し」を撮ろうとしたら雨具を慌てて片づけていた。人間集団化するとどうしてマナーが悪くなるのだろうか。
中遠見。ここで下山中の集団がガヤガヤと休憩していた。道標は雨具の物干しになり、おしゃべりに夢中で自分たちが通行の邪魔になっていることに気づかない。ネタとして記録するために「物干し」を撮ろうとしたら雨具を慌てて片づけていた。人間集団化するとどうしてマナーが悪くなるのだろうか。
大遠見。道標は折れている。ここからテレキャビン乗り場まで2.5hと書いてある。登山地図では2時間45分。道標案内の方が15分短い。日帰り登山はテレキャビン営業時間との「戦い」である。
大遠見。道標は折れている。ここからテレキャビン乗り場まで2.5hと書いてある。登山地図では2時間45分。道標案内の方が15分短い。日帰り登山はテレキャビン営業時間との「戦い」である。
残雪の残る池塘。このあたりは少し広くなっており幕営の跡もある。シラタケ沢方面に踏み跡があるが、沢登りのルートがあるのか、それとも幕営者のキジ撃ち場があるのか、もちろん確認はしなかった。
残雪の残る池塘。このあたりは少し広くなっており幕営の跡もある。シラタケ沢方面に踏み跡があるが、沢登りのルートがあるのか、それとも幕営者のキジ撃ち場があるのか、もちろん確認はしなかった。
白岳山頂から北側稜線を望む。天気が良ければ唐松から、きのう登った白馬までが一望できるはずであるが、今日は写真の通り。向こうから縦走者がやってくるのが見えた。この方とは五竜山頂で後ほど会うことに。
白岳山頂から北側稜線を望む。天気が良ければ唐松から、きのう登った白馬までが一望できるはずであるが、今日は写真の通り。向こうから縦走者がやってくるのが見えた。この方とは五竜山頂で後ほど会うことに。
遠見尾根分岐点。白岳山頂から少し下った場所にある。ガスが濃い中、帰りにここを見過ごすと大変なことになるので、見回して地形を確認した。
遠見尾根分岐点。白岳山頂から少し下った場所にある。ガスが濃い中、帰りにここを見過ごすと大変なことになるので、見回して地形を確認した。
五竜山荘。小屋の正面右側に有料の給水用蛇口がある。小屋の中で料金を払い、給水はセルフで行う。下山時にここで給水した。小屋の前に休憩用テーブルあり。小屋の前にザックが2つデポされていた。
五竜山荘。小屋の正面右側に有料の給水用蛇口がある。小屋の中で料金を払い、給水はセルフで行う。下山時にここで給水した。小屋の前に休憩用テーブルあり。小屋の前にザックが2つデポされていた。
五竜岳山頂。お世辞にも上手とは言えない手書きの山頂標識。ガスで回りは何も見えない。東谷山尾根方面は×が数多く付けられている。尾根伝いになっているため、方向を間違えると迷い込むのだろう。
山頂直下のくさり場で下山中の女性2人に「あともう少し」と励まされた。唐松の小屋泊まりで縦走したそうである。手ぶらだったので、先ほど小屋にデポされていたザックは彼女たちの物だったのだろう。
山頂で休憩していると、先ほど白岳から見えた縦走者がやってきた。この方も唐松泊とのこと。テレキャビンの営業時間内でのピストンは考えていなかった様で、早朝運行のことも知らなかった。テレキャビンの終了までは未だ時間があるため、ガスが晴れるのを待つという。私も迷ったがここ数日夕方は激しい雷雨が続いていたため軽い食事の後、下山開始した。


五竜岳山頂。お世辞にも上手とは言えない手書きの山頂標識。ガスで回りは何も見えない。東谷山尾根方面は×が数多く付けられている。尾根伝いになっているため、方向を間違えると迷い込むのだろう。
山頂直下のくさり場で下山中の女性2人に「あともう少し」と励まされた。唐松の小屋泊まりで縦走したそうである。手ぶらだったので、先ほど小屋にデポされていたザックは彼女たちの物だったのだろう。
山頂で休憩していると、先ほど白岳から見えた縦走者がやってきた。この方も唐松泊とのこと。テレキャビンの営業時間内でのピストンは考えていなかった様で、早朝運行のことも知らなかった。テレキャビンの終了までは未だ時間があるため、ガスが晴れるのを待つという。私も迷ったがここ数日夕方は激しい雷雨が続いていたため軽い食事の後、下山開始した。


ガスの晴れ間に見えた鹿島川。ガスが晴れていれば3日前に登った鹿島槍の登山口である大谷原が見えているはず。
登って降りてを繰り返す日帰り登山より縦走の方が余程楽であるが、この4日間の連続山行では膝の痛みもそれ程出なかったため、15時間程度のコースタイムでは問題なく、これから20時間程度の日帰りを練習していけば、百名山は取りあえず全て日帰りできるだろうとの手応えを得た。
地蔵ノ頭あたりから雨が本格的に降り始め、下山後エスカルプラザで入浴した後は土砂降りになっていた。早目に下山してやはり正解だった。
ガスの晴れ間に見えた鹿島川。ガスが晴れていれば3日前に登った鹿島槍の登山口である大谷原が見えているはず。
登って降りてを繰り返す日帰り登山より縦走の方が余程楽であるが、この4日間の連続山行では膝の痛みもそれ程出なかったため、15時間程度のコースタイムでは問題なく、これから20時間程度の日帰りを練習していけば、百名山は取りあえず全て日帰りできるだろうとの手応えを得た。
地蔵ノ頭あたりから雨が本格的に降り始め、下山後エスカルプラザで入浴した後は土砂降りになっていた。早目に下山してやはり正解だった。

感想

これで後立山の百名山は全て登頂。
夏休みの長期遠征で相当疲労したが、充実した遠征であった。

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利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
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体力レベル
3/5

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