谷川岳でサラリーマンに遭遇!? (西黒尾根〜天神尾根)
- GPS
- 08:57
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,477m
- 下り
- 1,481m
コースタイム
07:50 ガレ沢のコル
09:30 トマの耳 9:42
09:53 オキの耳 10:05
10:35 ノゾキ 10:38
10:45 一ノ倉岳直下のコル(一ノ倉岳登頂断念)
11:30 オキの耳 11:38
11:53 肩の小屋 12:38
13:27 熊穴沢避難小屋 13:37
14:14 天神平ロープウェイ駅
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ただし夜間は係員がいないので出庫時に駐車料金を支払います。 谷川岳ロープウェイは運行本数が多く、さほど待ちません。 感覚的にはゴンドラが近いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西黒尾根は有名はクラシックルートだけにかなり歩かれています。 そのため岩場の岩が登山靴で磨かれてツルツルの状態で滑りやすいです。 山頂直下のルートは右が本来の岩場ルート、 左が雪渓(雪田)トラバースルートですが、今の時期は雪が腐れているので 雪渓トラバースルートのほうが歩きやすいかもしれません。 一ノ倉岳へのルートはやせ尾根で特に一ノ倉沢側は絶壁なので 転落したらアウトです。その代り眺めは最高です。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
ガイド地図 1
コンパス 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1 2L
ティッシュ 1
バンドエイド 3
タオル 2
携帯電話 2
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
水筒 1
時計 1
非常食 1
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共同装備 |
ツェルト 1
ファーストエイドキット 1
医薬品 1
カメラ 1
|
感想
台風崩れの温帯低気圧が抜けたのでここぞとばかりに谷川岳へ。
どうせなら日本三大急登の西黒尾根から登ってやろうと計画。
遠い過去の約30年前、まだ高校生だった頃にマチガ沢の厳剛新道から
登ったことがあるものの、西黒尾根は未制覇なのでした。
ちなみにマチガ沢の雄大な景色を見ながら登れる厳剛新道と違って、
西黒尾根はラクダの背までは樹林帯を登るので景色は期待できません。
そんなキツク厳しい西黒尾根ですから登る人は少なめです。
しかしさすがはクラッシックルート、道はしっかりとしています。
谷川岳ベースプラザを出たところで単独行の男性に登山口を尋ねられました。
西黒尾根から登るということなので自分と同じルートなのでご一緒しました。
この方とは結局下山まで一緒でした。
このオトーサンが気さくな方で途中で会った若い2人組に話しかけ、
この方々とも同行するようになりました。
さらにあとから登られてきた単独男性さんが昨日に登った武尊山で
ひざを痛めてスローペースがちだったのでこの方とも結果的に同行になりました。
今回は自分も寝不足が響いてペースが上がらず、また湿気がすごかったので
ラクダの背の手前ですでにバテ気味でした。
眠さでダルいし、ステップはふらつくはで最悪でしたが、
このオトーサンがうまくペースを作ってくれて何とか復活しました。
結局トマの耳まで休憩含んでほぼ4時間、コースタイムも4時間なので
休憩分を差し引けばコースタイムよりも早く登れました。
そして山頂直下でスーツ姿のサラリーマンに遭遇!
一緒に上っていた2人組の一人がなんとスーツを持参して着替えたのです。
テーマは「谷川岳に出張を命じられたサラリーマン」ヾ(^^;)
ご丁寧に革靴まで用意していました。
山頂でも大人気で一緒に写真に納まる人もいました。
さすがにこの格好では先に進めないので元の山の格好に戻りましたが、
この時にハーフパンツを着替えた場所に忘れてきてしまったようです。
後程戻った時にちゃんとありましたが、肩の小屋付近で登山道わきに
放置されたハーフパンツを謎に思った方いたのではないでしょうか。
その2人組は一ノ倉岳まで行かれるとのこと。
残りの3人はノゾキまでは行って体力的に問題なければ一ノ倉岳まで
ご一緒することに。オキの耳の直下にザックを置いて空身で出発。
ノゾキまでの道は一ノ倉沢側がざっくりとキレ落ちていて高度感ありすぎ。
2000mない山域でこのスケールはすごすぎ。
一ノ倉沢からロッククライミングをしているパーティも見えました。
クライミングのメッカとはいえよくぞあんな壁を登れるものです。
ノゾキから覗いた一ノ倉沢は吸い込まれそうなくらいの絶壁。
残雪の雪渓の一部が崩れて雪崩が起きた瞬間も見られました。
かなり遠くなのにすごい音でした。
ノゾキの先まで行きましたが、一ノ倉岳の登りを見て
さすがに気持ちが萎えたのでここで撤退。
でもこれが正解でオキの耳へ戻る途中で太ももの内側が
両足とも攣ってしまいました。一ノ倉岳まで行っていたら
どうなっていたかわかりません。
寝不足とはいえ、この程度の体力じゃテント担いで
北アルプスは厳しいなと実感。
オキの耳でザックを回収中に一ノ倉岳まで行っていた二人組が
帰ってきました。素晴らしい体力です。
途中で自分たちの後ろ姿が見えたので走ってきたそうです。
時間はお昼近くになっていてロープウェイで天神尾根から来た
人々で大混雑する山頂をとっとと後にして肩の小屋で昼食。
その後5人で天神尾根からロープウェイ乗り場を目指すことに。
天神尾根は人も多く大渋滞。
雪渓で難儀している人を横目にグリセードで一気に下る。
ついてきた4人もグリセードするが尻餅ついてシリセードに
なっていましたがこれはこれで楽しんでいたようです。
ひざを痛めている方もいるのでゆっくり目に降りてきたつもりですが
途中でいくつものパーティを抜いてしまいました。
コースタイム2時間のところを休憩込みで1時間40分で下ってきました。
途中みた西黒尾根はすごい険しかった。よくぞ登ってきたなあと思います。
5人の即席パーティは駐車場で用事のある一人を除いてアフターで
宝川温泉への日帰り温泉まで続きました。
実に楽しい山行でした。オトーサンの気さくさのおかげで
息の合った即席パーティが組めてとても楽しかった。感謝です。
次の日の武尊山はどうでしたか?
梅雨の晴れ間でいい天気だったのではなかったでしょうか。
みなさん、またどこかの山でお会いしましょう。
こんばんは
リーマンです(笑)(^o^)
また百名山でお会いしましょう!!
business100さん、こんばんは。
すごい反響ですよ、あなたのスーツ姿。
次の山での写真も気になってしまう人が多そうです。
またお会いできるといいですね。
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