天国と地獄・白神岳(世界遺産核心地域)(東北の二百名山チャレンジ3/12)
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- GPS
- 06:54
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,190m
- 下り
- 1,178m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:53
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
日本の世界遺産の中で屋久島と白神山地だけが自然遺産(訂正します。知床、小笠原諸島もそうで現在日本では4か所でした。「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」も今後、登録される見込みです。)。ブナの原生林で有名。その核心部境にある白神岳(1,235m)は日本二百名山でもある。
それほど標高の高い山ではないのに、なかなかキツい、ハードとの山行記録が多く、さらに前日、生命の危険を冒してガチ岩木山爆風登山してきた我々夫婦は疲れ果てて今日のアタックを諦めていた。そもそもてんくらCだしぃ、良い子は無理は禁物だもの。
朝になると「は、晴れてる!」。でも、一度、しぼんだ心が付いていかない…。宿で朝ご飯を食べていると奥さんが「行くよ。登るよ…」と男前なことを。急遽転進、そこから速攻用意を調え、登山口へ。
日帰り登山には遅めの9時過ぎに登山開始。駐車場(トイレ、足洗い場完備)で、このヤマは6回登ったというベテランの方に駐車場からショートカットして登山道に登る階段を教わる(ありがとうございました)。
最初は緩やかな登山道、暖かな日差しで風もなく、かといって暑くもなく最高の山行日和。サルもでてきてそこも屋久島のよう。前夜山頂小屋泊し下山してきたご夫婦に聞くと、この先、雪は残っているが滑り止めの必要はない、とのこと(感謝)。二股分岐から蟶山(マテ山)は傾斜が急になり登りにくくなる。マテ山手前の「最後の水場」で先ほどのベテランの方と若い方のお二人に抜かれた。昨日の今日なので身体は少し重くペースは上がらないが、思ったより悪くない感じ。
ちょうど、マテ山分岐で小休止中の先ほどのお二人に、マテ山への道を教わる。ここは何も標識がなく、気が付かなければスルーしてしまうところ。分岐から3分ほどですぐにマテ山頂。展望もなくすぐに戻る。マテ山から白神岳稜線への大峰分岐までは雪が出てくる。稜線手前の急坂は雪がしっかりあったが蹴りこめばツボ足でOK。稜線部手前からは日本海がはっきり!
大峰分岐で稜線部に出ると世界遺産区域が一望。今日は天気もよく風は微風(てんくらCなのに!)。しばし、展望に心を掴まれ見入ってしまう。ここから山頂小屋までは雪の稜線と緩んだ夏道を交互に歩き、山頂小屋、トイレ、そして山頂部!。前日、爆風の中を登った岩木山がくっきり、自然遺産区域の向白神岳などの稜線もとてもきれい!今日登って(登れて)よかった!!(山頂で写真を撮ってくれた方、ありがとうございました。)
小屋はとてもきれいで小屋泊もよくされているよう。小屋前のベンチで遅い昼食を摂り、スタートが遅かったのですたこらさっさ下山開始。稜線から下るときはあまりの絶景に名残惜しかったなぁ…。登りではあまり感じなかった疲れが下山で発現。6時間のソニータイマーが私にで始め、少しずっこけ始める一方、奥さんはどんどん元気になる(登りではしんどそうにしていたのに!)。奥さんは持久型。下山が強い。予定していた7時間を少し切る時間で駐車場に無事戻ってきた。今日は好天・微風、風光明媚なブナ林、自然遺産の稜線部など天国のようで、昨日の岩木山山頂部の地獄との(たった1日での)対比が、山登りの真理なのかと思った日でした。
4日間で津軽の百名山二座、二百名山一座をロープウェイやスカイラインを使わずに夫婦で登れたのに感動、そして感謝。八甲田山は緩んだ重い雪で、岩木山は想定外の下の登山口からの山行と8合目以降の荒天爆風に、最後の白神岳は岩、雪、ぬかるみ、急坂などバリエーションに富んだコースにそれぞれ苦労したけど、それを乗り越えられたのは本当に嬉しかった。> ありがとう、奥さん。
コース定数はヤマケイのヤマタイムで32(だけど、感覚的にはもっと大変…。笑)
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