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Yamareco

記録ID: 314902
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

平家岳〜美濃平家岳

2013年06月29日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 福井県 岐阜県
 - 拍手
GPS
07:00
距離
15.7km
登り
1,585m
下り
1,571m

コースタイム

06:23 面谷林道終点 登山口
07:01 日ノ谷コース分岐
07:33 1312ピーク
07:55 小平家岳の麓(1425m 地形図山名なし,登山記録に小平家岳とあった)
08:12 美濃平家岳分岐
08:19 井岸山(1410m)
08:34 平家岳(1441.6m 小休止〜08:43)
09:24 電源開発小屋
09:46 1413ピーク
09:56 美濃平家岳山頂入口
10:03 美濃平家岳(1450m 本日最高標高点)
10:22 1413ピーク(昼食〜10:39)
11:04 電源開発小屋
11:28 美濃平家岳分岐
11:47 小平家岳の麓
12:08 1312ピーク
12:36 日ノ谷コース分岐
13:23 登山口
天候 晴れ後曇り
午前中〜山頂 終始20℃前後,帰り登山口25℃
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白鳥IC→油坂峠道路→国道158号→トンネル後すぐ左折→箱ガ瀬橋→県道230号→面谷橋→林道5km→登山口
※林道は,少し荒れているが,慎重に走れば普通車でもOK。途中,面谷鉱山跡や住居跡の見学ができる。説明標識もあるので興味のある方は是非どうぞ。
コース状況/
危険箇所等
※登山道に猿の糞 多数。何度か猿に遭遇。

(登山口〜日ノ谷コース分岐):標識は登山口と日ノ谷分岐のみ。踏み跡明瞭。赤テープあり。尾根まで一気に上がる。急登有り。

(日ノ谷コース分岐〜美濃平家岳分岐):小平家岳まではアップダウンかなりある。小平家からは,一旦100m程下がる。鉄塔巡視路のため,整備良好。道迷いの心配や危険個所なし。伐採された尾根コースのため,天候によっては,強風・雨・日差しに注意。遮るものなし。案内表示なし。美濃平家分岐も表示なし。左:少し下り→電源開発小屋経由 美濃平家岳。右:少し上り→井岸山経由 平家岳。

(美濃平家岳分岐〜平家岳);踏み跡,赤テープあり。風雨・日差しを遮るものはない。井岸山には山頂表示があったが,平家岳は三角点のみで山頂表示がなくなっていた。平家岳山頂は,なだらかで縦に長い。展望抜群。360度遮るものなし。

(美濃平家岳分岐〜美濃平家岳):鉄塔巡視路のため,歩きやすい。大きく下って大きく登り返す。標高差200m以上ある。鞍部に電源開発小屋あり。鞍部から1413ピークまでは,ジグザグの急登。1413ピークからは,小ピークを3つ越え道が右に180度近く曲がっているところにテープの目印が多数有り,左山頂入口。短いが藪コギ・急登。赤テープを頼りに道なき道を登る。山頂表示有り,展望なし。

面谷鉱山住居跡地を過ぎて1kmくらいで登山口。すぐ横に広めの駐車地有り。
2013年06月29日 06:23撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 6:23
面谷鉱山住居跡地を過ぎて1kmくらいで登山口。すぐ横に広めの駐車地有り。
登山道は,渡渉から始まり,鉄塔巡視路に合流するまで,ひたすら登り。途中,こんな立派な桧も!
2013年06月29日 12:42撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 12:42
登山道は,渡渉から始まり,鉄塔巡視路に合流するまで,ひたすら登り。途中,こんな立派な桧も!
日ノ谷コース分岐。左折。ここから鉄塔巡視路。尾根をトラバースしながらどんどん登ります。
2013年06月29日 07:01撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 7:01
日ノ谷コース分岐。左折。ここから鉄塔巡視路。尾根をトラバースしながらどんどん登ります。
No30鉄塔から振り返る。山また山。越美山地の真っただ中。右下の尾根へ送電線が続いています。そこを登ってきました。
2013年06月29日 11:58撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 11:58
No30鉄塔から振り返る。山また山。越美山地の真っただ中。右下の尾根へ送電線が続いています。そこを登ってきました。
小平家岳(地形図では名前はない。他の方の記録を参考にしました)を右から巻く。前方に平家岳(右)と井岸山(左)が見えました。
2013年06月29日 07:55撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 7:55
小平家岳(地形図では名前はない。他の方の記録を参考にしました)を右から巻く。前方に平家岳(右)と井岸山(左)が見えました。
右に見える井岸山から,送電線や鉄塔をたどって行くと,はるか彼方に美濃平家岳が見えました。左遠方の台地状に見える尾根の真ん中奥のピークが美濃平家岳。
2013年06月29日 07:55撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 7:55
右に見える井岸山から,送電線や鉄塔をたどって行くと,はるか彼方に美濃平家岳が見えました。左遠方の台地状に見える尾根の真ん中奥のピークが美濃平家岳。
小平家からは一旦下ります。日当たりの良い気持ちの良い尾根。キスゲが道の両側に咲いています。前方は平家岳。
2013年06月29日 08:05撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 8:05
小平家からは一旦下ります。日当たりの良い気持ちの良い尾根。キスゲが道の両側に咲いています。前方は平家岳。
日当たりが良い道なので,所々でニッコウキスゲが群生していました。
2013年06月29日 08:06撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 8:06
日当たりが良い道なので,所々でニッコウキスゲが群生していました。
美濃平家岳分岐。まずは右の平家岳方面へ。左の美濃平家岳方面へは後から行く予定。
2013年06月29日 11:28撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 11:28
美濃平家岳分岐。まずは右の平家岳方面へ。左の美濃平家岳方面へは後から行く予定。
井岸山山頂。小さな山頂表示がありました。奥に見えるのは小平家岳。
2013年06月29日 08:19撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 8:19
井岸山山頂。小さな山頂表示がありました。奥に見えるのは小平家岳。
平家岳。山頂部分は平坦で細長い。山頂は右の少し小高い所。大きな木がほとんどありません。不思議な山容。
2013年06月29日 08:19撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 8:19
平家岳。山頂部分は平坦で細長い。山頂は右の少し小高い所。大きな木がほとんどありません。不思議な山容。
何か日本の山ではないような!太陽を浴びて気持ち良く最後の登り。
2013年06月29日 08:21撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 8:21
何か日本の山ではないような!太陽を浴びて気持ち良く最後の登り。
山頂部分には,ササユリが咲いていました。
2013年06月29日 08:05撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 8:05
山頂部分には,ササユリが咲いていました。
平家岳山頂。標識なし。今回の山行きは昨年10月に登られたtyojinbo3さんのレコを参考にさせていただきましたが,その時の写真には山頂標識が写っていました。どこへ行ってしまたのだろう。
2013年06月29日 08:34撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 8:34
平家岳山頂。標識なし。今回の山行きは昨年10月に登られたtyojinbo3さんのレコを参考にさせていただきましたが,その時の写真には山頂標識が写っていました。どこへ行ってしまたのだろう。
大きな木がなく,眺望は360度。周りは山しか見えません。荒島岳。
2013年06月29日 11:59撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 11:59
大きな木がなく,眺望は360度。周りは山しか見えません。荒島岳。
白山。
2013年06月29日 07:33撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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白山。
井岸山へ登り返します。奥の方に見えている丸いピークが美濃平家岳。ここから約200m下って,200m登り返します。遠い!
2013年06月29日 08:49撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 8:49
井岸山へ登り返します。奥の方に見えている丸いピークが美濃平家岳。ここから約200m下って,200m登り返します。遠い!
美濃平家分岐まで戻って,今度は美濃平家岳方面へ。1304ピークから谷越しに1413ピークを臨む。美濃平家岳は1413ピークの奥にあります。この先の下った鞍部に電源開発小屋があります。
2013年06月29日 09:10撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 9:10
美濃平家分岐まで戻って,今度は美濃平家岳方面へ。1304ピークから谷越しに1413ピークを臨む。美濃平家岳は1413ピークの奥にあります。この先の下った鞍部に電源開発小屋があります。
立派な電源開発小屋。ソーラー発電やヘリポートまであります。こんな山奥まで,お仕事,本当に御苦労さまです。今日は無人でした。
2013年06月29日 09:24撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 9:24
立派な電源開発小屋。ソーラー発電やヘリポートまであります。こんな山奥まで,お仕事,本当に御苦労さまです。今日は無人でした。
電源開発小屋のヘリポートから眺めた1413ピーク。ピークに鉄塔が2本立っているのが分かります。ここから,少し下って,一気に200m登ります。
2013年06月29日 11:04撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 11:04
電源開発小屋のヘリポートから眺めた1413ピーク。ピークに鉄塔が2本立っているのが分かります。ここから,少し下って,一気に200m登ります。
ジグザグの急登を上がって1413ピーク到着。美濃平家岳が見えてきました。意外と距離がある。
2013年06月29日 09:46撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 9:46
ジグザグの急登を上がって1413ピーク到着。美濃平家岳が見えてきました。意外と距離がある。
美濃平家岳山頂入口。テープが多数あります。tyojinbo3さんのレコのおかげで,見逃さずに発見。
2013年06月29日 09:56撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 9:56
美濃平家岳山頂入口。テープが多数あります。tyojinbo3さんのレコのおかげで,見逃さずに発見。
山頂への道は,今までとはうって変わって,身長位の藪コギ。露でベタベタ。ドロドロ・ヌルヌル。急登。今さら,止める気もないので,ササをつかみながら必死に登ります。赤テープはあるので進む方向は分かります。ここから出てきました。
2013年06月29日 10:04撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 10:04
山頂への道は,今までとはうって変わって,身長位の藪コギ。露でベタベタ。ドロドロ・ヌルヌル。急登。今さら,止める気もないので,ササをつかみながら必死に登ります。赤テープはあるので進む方向は分かります。ここから出てきました。
美濃平家岳山頂は2・3m四方だけヤブが刈ってあり,立派な山頂標識がありました。眺望は全くなし。本日の最高点です。ヤブだらけなので,どこから出てきたか覚えていないと帰れません。霧の日は注意。
2013年06月29日 10:03撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 10:03
美濃平家岳山頂は2・3m四方だけヤブが刈ってあり,立派な山頂標識がありました。眺望は全くなし。本日の最高点です。ヤブだらけなので,どこから出てきたか覚えていないと帰れません。霧の日は注意。
1413ピークに戻って昼食。井岸山とその奥が平家岳。平家岳左斜面に,登山道の筋が見えます。遠かった。
2013年06月29日 10:39撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 10:39
1413ピークに戻って昼食。井岸山とその奥が平家岳。平家岳左斜面に,登山道の筋が見えます。遠かった。
はるか彼方に面谷が見えます。その奥に九頭竜湖がかすかに見えました。
2013年06月29日 09:52撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 9:52
はるか彼方に面谷が見えます。その奥に九頭竜湖がかすかに見えました。
本当に山また山の山の中。なぜか心が落ち着きます。来て良かった。誰一人会いませんでしたが,猿には何度も出会いました。
2013年06月29日 10:39撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
6/29 10:39
本当に山また山の山の中。なぜか心が落ち着きます。来て良かった。誰一人会いませんでしたが,猿には何度も出会いました。
左,平家岳。右,小平家岳。左下の2本並んだ鉄塔の所に電源開発小屋の緑屋根とヘリポートの空き地が見ます。鉄塔に沿って,小平家まで下って登り返します。
2013年06月29日 10:40撮影 by  DMC-FX60, Panasonic
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6/29 10:40
左,平家岳。右,小平家岳。左下の2本並んだ鉄塔の所に電源開発小屋の緑屋根とヘリポートの空き地が見ます。鉄塔に沿って,小平家まで下って登り返します。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ
予備電池
10
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
保険証
飲料
2L
ティッシュ
5
バンドエイド
タオル
携帯電話
雨具
防寒着
ストック
時計
非常食

感想

暑くなってきたので,北方の山に行こうと思い,平家岳に行ってきました。
平家岳は,静かな山歩きができそうなので,前から気になっていた山です。先週,鈴鹿の釈迦ヶ岳でお会いした方からも勧められていました。ただ,せっかく遠くまで行くのに,平家岳だけでは少し物足りないかなと思っていたときに,tyojinbo3さんのレコを拝見し,美濃平家岳の存在を知り,こちらも行くことにしました。

行って本当に良かったです。平家岳は,天候にも恵まれ,快適な山歩きを堪能することができました。周りに山以外ない(鉄塔と送電線はありますが・・・)静かな尾根をずっと歩くことができました。平家岳の木々のない独特な山容は素敵です。

美濃平家岳は,道は遠く厳しいですが,一段と山奥で,本当に自然の中に一人で存在している感じで,何か別世界に来たようです(こっちも送電線や小屋はありますが・・・)。360度山また山の越美山地の真っただ中で,静かに過ごすことができました。ただ,美濃平家岳への最後の登りは,快適とは正反対の厳しいものでしたが,ここまできた以上は,行くしかありません。

平家岳までなら快適なハイキングです。美濃平家岳は,まさにピークハントと言った感じでした。

帰りの林道の途中で,面谷鉱山跡と住居跡を見学しましたが,こんな山奥で,昔は日本を支える産業と人々がいたのかと感慨を新たにしました。先月,鈴鹿の神崎川上流の御池鉱山旧跡を見学した時にも感じましたが,自然の偉大さと,人智を越えた年月の雄大さを,改めて思い知った気がします。

平家岳と美濃平家岳は,誰もいない大自然の中で,ゆっくり過ごしたい方にはピッタリの山だと感じました。

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