暑寒別岳(日本200/花100):強風と濃霧の頂上も、可憐な見事なお花畑に、半袖隊長、大願成就!
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- GPS
- 08:15
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,208m
コースタイム
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 8:15
山行時間)8時間15分(うち休憩37分)
往路所要)4時間50分(休憩29分)
山頂滞在)暑寒別岳8分
復路所要)3時間17分(休憩なし)
往路)暑寒ルート登山口駐車場07:10⇒一合目07:38⇒つつじヶ丘07:58⇒二合目08:01⇒佐上台08:05⇒三合目08:20⇒四合目08:45⇒五合目09:06⇒六合目09:23⇒ハイマツ帯09:36⇒七合目09:41⇒滝見台09:46⇒10:19屏風岩/八合目(昼食)10:48⇒九合目11:16⇒箸別ルート出合11:40⇒頂上12:00
復路)頂上12:08⇒箸別ルート分岐12:20⇒九合目12:33⇒屏風岩/八合目13:04⇒滝見台13:28⇒七合目13:33⇒ハイマツ帯13:36⇒六合目13:46⇒五合目13:56⇒四合目14:11⇒三合目14:30⇒佐上台14:40⇒二合目14:43⇒つつじヶ丘14:47⇒一合目15:02⇒駐車場15:25
天候 | 曇り時々晴れ(頂上近くは濃霧&強風)のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
前夜泊:ホテルニューホワイトハウス(留萌市明元町) http://new-wh.com/ 往路)留萌市内⇒(約30分)⇒暑寒ルート駐車場(無料、40〜50台、舗装、男女別水洗トイレ) 復路)暑寒ルート駐車場⇒(一般道のみで1時間)⇒新十津川温泉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況:危険個所なし。残雪もごく一部/10mほどあるのみ。 ★登山ポスト:登山口にノートが設置されている。 △温泉:新十津川温泉(宿泊先)グリーンパークしんとつかわ http://www.shintotsukawa.jp/onsen.htm ▲食事:寄らず ◇半袖驚かれ指数:(⇒機能停止中) ◆半袖出会い指数:(⇒機能停止中) ○今日のスマホ万歩計:32,276歩(このうち山行に要したのは推定31千歩) |
写真
感想
【ダブっている花の写真があるかと思いますが、ご容赦下さい。後ほど、適当に、間引きします。】
二年ぶり5度目の北海道山旅に行ってきました。
夏季休暇を取得し、六泊七日の山旅です。
2013年:北海道第5次夏季山旅遠征日程(6泊7日)
初日(7/7):チセヌプリ(宿泊地:虻田郡ニセコ町)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-317254.html
二日目(7/8):ニセコアンヌプリ(同:留萌市)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-315004.html
三日目(7/9):暑寒別岳(同:樺戸郡新十津川町)⇒⇒⇒⇒⇒本編はこの記録です。
四日目(7/10):降雨のため・・富良野・美瑛(同:歌志内市)
五日目(7/11):雨竜沼湿原(同:上川郡愛別町)
六日目(7/12):ニセイカウシュッペ山(同:夕張郡長沼町)
最終目(7/13):モエレ沼公園他(帰京)
(総移動距離:1,239.1km)
暑寒別岳を意識したのは2年前の夏、利尻・礼文に行くために乗った札幌から稚内に向かう小型機の上から残雪を頂く暑寒別岳一帯を俯瞰した時だった。
日本200名山の一つであることは知ってはいたが、何となくルートが長くて険しそうなイメージがあったことから、北海道遠征での優先登山候補先からは外していた。
が、一目見て、「こりゃ、行かねばなるまい!」とコロッと宗旨替えし、今年の遠征の最重点先と相成ったのである。なお、「暑寒別」とは「滝ある川と言う義」とのことである。
事前のヤマレコ情報では、最大の敵は「クマ」でなはく蚊などの「虫」。尋常ではない多さで、とても半袖で歩けないらしいので、自称「半袖隊長」の」看板をかなぐり捨てても身の保全を図るべく、「長袖Tシャツ」を買い求めたのであった。
ついでながら、北海道の地でも「チノパン汗まみれ、マジノ線突破、デリ・ゾーン侵攻」を放置しておくと、蚊がどんどん集まってきたら困る・・・とも思い、同時に、山用の速乾性パンツを買い求めました。もちろん、虫除けスプレーと虫刺され薬は必携。腰にぶら下げる「蚊取り線香」も考えたが、そこまでは要らないだろうと勝手に自己判断し持参せず。結果としては有った方が好かったかも・・・と思い、後日、札幌郊外の山用品店にて、小型ぶらさげ器を衝動買いしてしまったのである。
さて、当日、6時に暑寒コース駐車場に着いたら、広島から来て道内を3ヶ月ほど回るとのハイカーとお話しする機会があり、「朝一で強い雨が降ったので、出発を見合わせたが、明るくなったので出発する」「既に男性2名が山に入られた」との情報を得た。
我が隊は、車内で朝食を食べながら様子見をしているうちに寝てしまい、結果として7時過ぎの出発となった。
その後、終日、雨が降ってくる気配はなかったが、虫の数としつこさは凄い!の一言。振り払っても振り払っても、纏わりついてくる。耳には「プォ〜ン」との嫌な羽音が繰り返し襲ってくる。結果として、登りで15か所程度、下りで5か所程度は刺され、今でも刺された跡がカブれて残っているほど。恐らく蚊だけではなく、ブヨも入り乱れて飛んでいるのではなかろうか?恐るべし、「暑寒別の虫軍団」である。
登山コースの歩く距離は15キロ、標高差1200mほど、そして標高は1492m。この数字に、どこか見覚え・聞き覚えはありませんか?あそこに似ているな・・・と思われた方は鋭い!そうです、拙者が6月に3度に亘ってチノパンで汗まみれになりながら登った大倉バカ尾根の数字にそっくりなのです。この暑寒別対策のため、バカ尾根往復に勤しんだと言っても過言に非ず。
でも、バカ尾根よりは疲れました。理由は、「短いと言えども3日連続して歩いたこと」「虫が多くて嫌気がさしたこと」「頂上に近づくにつれて霧が濃くなり開放感に欠けたこと」などでしょうか?それでも、シラネアオイなどの高山植物は、さすが「花の百名山」と思わせる鮮やかさ。頂上の平坦地でのお花畑は、長らくアルプス登山から離れている拙者にとっては、久しぶりに見る風景でした。
道中で出会ったのは僅か4〜5名。なお我々の先行者のうち、お一方は、南暑寒別岳から雨竜沼方面へ縦走されたようです・・・凄い!我が隊より後に登られた(すれ違った)方は二名でした。空いているのでしょう・・・やはり二百名山・花百名山といえども、地味な、それも北海道の増毛・樺戸地域の山ですから、登山者で溢れることは少ないのでしょうねぇ。それに、「虫」が多いのはマイナス材料なのかも・・・。丹沢で「ヒル」の時期に登山者が減るのと一緒でしょうか?
とは、いえ、「暑寒別!やったぞ!」かなり披露して下山し、駐車場で話すハイカーもおらず、長居すると、また、蚊の御用となるため、そそくさと退散。途中のセイコマ(地場のコンビニ:セイコーマートの略)でコーラをごくごく、アイスをガリガリ、そして雨竜町の道の駅でソフトクリームをペロペロしてから、「余は満足じゃ!」状態で新十津川村の温泉宿に向かいました。
なお、直前情報として、ezo-shigeさんの下記レコが非常に参考になりました。有難うございました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-316647.html
暑寒別岳:1491m
【日本200名山:39座目/100】
【日本100〜300名山:146座目/301】
【花100名山66座目:100】
【北海道百名山:13座目/100】
コメント
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さすがの
虫を無視できず、蒸し蒸しで、さぞや大変だったのではと推察します。
虫よけには、園芸用の頭からかぶる虫よけネットが良いようですよ。
“虫よけネット隊長”というのは、いかがでしょうか
(渋い+描く)
いや、いや、思っていた以上の虫・虫・虫・・・でした。
先を行く1号隊員が一歩踏み出す度に、足下で虫・虫・虫・・・が舞い上がるんですよ。
長袖の上からでもチクリ・チクリ・チクリ・・・。
行きかったハイカーは少なかったのであまり参考にはなりませんが、広島からの放浪オジサンは虫除けネットを被ってました。
虫こなぁーず〜
今回は100名山ならぬ、100名葉。
さぐが隊長 細かい技が・・
アイス一日に2個とは羨ましいですねぇ
リボンナポリンはオレンジ味ですか?
名前を見て、ナポリタン味かと最初思ったのですが
ある時、暑寒別岳の山風と虫が半袖の旅人に、どちらが長袖を着せることができるかの勝負をしました。
山風は自信満々、霧混じりの冷たい風を、思い切り吹き付けました。山道を行く旅人を吹き飛ばさんばかりの風で体温を奪い、長袖を着させようとしました。旅人は冬でもいつもそうなので、平然と半袖で歩いていました。
次は虫の番です。虫一匹一匹は小さいのですが、旅人の周りに集団で群がります。旅人もさるもの、虫よけグッズを駆使して対抗します。が、花に見とれた隙をかい潜った虫達の肌へのフレンチキッスに耐えかね、とうとう旅人は長袖を着てしまいましたとさ。
この旅人、
勝負は、暑寒とは別のところで決したという話でした。ちゃんちゃん。
今回はえせ童話だけで、レコへの所感はなしにします。暑寒別岳(しょかんべつだけ)に
本土の蚊より小さな糠蚊(ヌカカ)というのが塊で襲ってきますからね。
ところで君の名は?が沢山で私なんぞの婆ぁはラジオドラマを思い出しましたよ
全部の花に「真知子」って答えたくなる。。。
北海道の花は本州のアルプスにある花は殆どあってしかもデッカクて色鮮やかでいいですね。
虫が多いのが難ですがまた行ってみたいです。
お疲れ様でした。
こんばんは!
綺麗なお花がたくさん咲いていますね
「君の名は?」もたくさんありましたね
「チノパン汗まみれ、マジノ線突破、デリ・ゾーン侵攻」
新兵器投入の効果はいかがでしたでしょうか?
私も「虫軍団」とは仲良しですが隊長もそんな感じですね
あそこの虫は長袖の上からも狙ってきますからね・・・
。
虫対策として色々試しましたが、やはりハッカが一番だと私は思います。
北海道に住みながらリボンナポリンのガリガリ君は食べたことありませんw
また、北海道の山へいらして下さいね!
増毛は、その方面でお悩みの方が良く訪れ(ヅラ)る所らしいです
隊長もしかして
なんか長袖だと雰囲気違いますね
それに速乾性パンツだなんて
隊長らしくないですよ〜
流石に6度目ともなると地場産も詳しくなりますね
セイコーマートは其処ら中にあり、私も何度か利用しました。
日本海側は虫が多いのかもしれません
新潟の粟ヶ岳も物凄かったですし(未だに痒いです)
十勝岳・富良野岳も虫多かったですが、刺す虫ではなかったので、腕が虫だらけになっても気にせず、そのまま放置してました
大倉尾根ピストン
makoto53さん、鋭いですね
リボン・ナポリン、ググってみると
http://www.pokkasapporo-fb.jp/company/news/release/130515_01.html
それに、ナポリタンと似たような赤だからナポリンになったとの解説も!
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%AA%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%B3
味はオレンジ味でした
odaxさん
風
いや、ホントに、凄かったですよ。
フレンチキッス
タッチ&ゴーを訓練しているとしか思えない早業でした
所感別岳・・・座布団
でも、今のodaxさんには、湿布
お大事に
OBABAさま
拙者も存じておりますよ、一世を風靡した真知子巻
栗原小巻
愛別町の協和温泉
その時の虫の名前が糠蚊(ヌカカ)だったような・・・
北海道では、東北でもそうですが、北ア
navecatさん
新兵器
実は、アシックスが山岳用品部門(タラスブルバ)から撤退するので、色んなショップで半額セールやっています(まだ、やってるかも?)。
拙者、今から25年ほど前の神戸勤務時代に、法人としてのアシックス社を担当し、思い入れがあるものですから、奮発して三本も買ってしまいました。
オマケに雨具も20年ぶりに買い換えました(今回は使用機会なしでしたが・・・)。
やはり、べとつかないのがいいですね
汗まみれのデリゾーンに虫が襲来してきたらどうしよう
ezo-shigeさん
我が隊は雪には慣れておりません。
それに、1号隊員は残雪が多い山には行かない・・・と申されるものですから、暑寒別にしてもニセイカウシュッペにしても、直前まで行くのを躊躇しておりました。
そこで、連日、北海道の最新レコをチェックしておりましたところ、ezo-shigeさんのレコを拝見し、これなら暑寒別はゴーサインが出せるなと踏み切った次第です。
残雪はほとんどないに等しかったのですが、虫は・・・想像以上でした。
ハッカ・スプレーの香りを漂わせたハイカー、いらっしゃいましたね。
小型蚊取り線香を二つぶら下げた猛者もいらっしゃいました。
なので、レンタカーで通りかかった秀岳荘白石店で、ぶら下げ用小型蚊取り線香を買っちゃいました。
東京(原宿)のICI石スポーツには普通サイズしか売ってないんですよ。
【追伸】コメント第一号ですね
niiniさん
そう言えば、増毛の街の中心部に、効能あらたかで人気の「増毛(ぞうもう)大明神祈祷所」
拙者も並んで祈祷
あっ、でも、おでこの生え際が心配だ
今回の北海道遠征では、アシックスの速乾性の山パンツだけではなく、ユニクロのAIRism(エアリズム)ブランドの下着も仕込んで試してみたのですよ。
すぐに乾くまでの効能はないのですが、軽い・べとつかない・まとわりつかない・・・といった点が好いかも。
でも、暑寒別岳
大倉尾根ピストン、もっと深〜〜い意味があるのですが、それは成就
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