焼岳 (上高地→北峰→中の湯)
- GPS
- 05:14
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,113m
- 下り
- 977m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ 気温高し 風弱し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・帝国ホテルまでと中の湯からは上高地のシャトルバス利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・帝国ホテルバス停→田代橋(梓川):遊歩道になっていて歩き易い。川沿いにはトイレあり。 ・田代橋→焼岳小屋:しばらくは砂利の林道歩きでほとんど標高は上がらない。途中から登山道に入るがやはり標高は上がらず。途中からようやく傾斜がきつくなり木の根なども現れ登山道らしくなる。また、梯子が連続する箇所が現れ標高を一気に上げる。この辺りまではずっと樹林帯だが、大正池方面には開けていて展望も得られる。左手には大きく崩壊した沢が見える。その後、草地をしばらく登ると焼岳小屋に到着する。小屋前にはベンチなどあり休憩に適する。 焼岳小屋→焼岳北峰:小屋過ぎると火山らしい少しザレた地形を歩く。ガスが濃いと登山道を見失いやすい。新中尾峠へ向けて一旦下り峠から再度標高を上げる。峠を過ぎたあたりから噴気が見え始める。このあたりも登山道を見失いやすいが、よく目をこらせば白いマーキングがしてある。浮き石が多いので落石に要注意。また、登山者が多くすれ違いも多い。北峰付近は岩が露出していて噴気も多く植物の姿は見られないが、そこまでの登りではこの時期高山植物が豊富。 ・焼岳北峰→新中の湯ルート登山口→中の湯バス停:北峰から降りてコルを歩き、南峰を見上げると右手には池が見られる。左手方向のルートを下るが、最初はやはり岩がちで歩きづらい。コルのあたりから2,000m付近まで残雪があり、一度だけ雪渓を横断するが、距離にして5m程度で雪は緩んでおり全く問題ない。登山地図などによると山頂から1時間程度で2つのルートの分岐があるはずだったが、この日はこれに気付かなかった。注意力が散漫だったか?新中の湯ルートについては特に難しい箇所などなく、登山口まで普通に歩けるが、登山口周辺はクルマを駐車するスペースはかなり少ないため、路駐に頼らざるを得ないようだ。新中の湯の登山口から中の湯のバス停までつづら折れのアスファルト舗装路を1時間程度下らなければならない。暑い日にはかなりきついはず。 |
写真
感想
自宅から比較的距離が遠いのと、周囲に槍穂や乗鞍などメジャーな山が多いため、中々足が向かない焼岳だったが、ようやく訪問することができた。が、色々反省点が多い。
沢渡の駐車場到着前に道を間違え30分ほどのロス。天気は曇りがちで時々晴れる程度。これは終日変わらなかった。駐車場で支度をし、バスに乗る。帝国ホテルのバス停で降り歩き始める。まだ朝早く、気温も10℃程度なので長袖1枚では肌寒いほど。10分程歩くと梓川に着く。川沿いにはトイレもありここで用を済ませ、支度をして本格的に歩き始める。初めはほぼ平坦な砂利道を歩き、しばらくすると右手に登山口が現れる。ここからが本格的な登山道かと思いきや、この後もしばらくは平坦で楽な道が続く。
1時間ほど歩くとようやく登山道らしく急傾斜になりはじめ、左手には大きく崩壊した沢も見られる。樹林帯歩きで風もない、湿度が高いためこってり汗を絞られる。傾斜がきつくなるあたりには梯子が多くかけられているので慎重に登る。眼下には大正池が見えたが、生憎雲が多い。梯子の連続が終わると草地の登りが始まる。ここも天気であれば気分の良いところだろうが、この日はひたすら足を動かして標高を上げるのみ。小屋まで121歩の表示が見られ、そんなに近いのか?と思ったところに緑色の屋根が見え焼岳小屋に到着。ここで小休止。
小屋から先も結局ガスで展望が得られない。時折ガスがさっと引いて槍穂高方面が一瞬だけ見えるが、それは本当に一瞬だけだった。北峰への最後の登りは、高山植物の多い箇所だったが、久々のまともな運動に体がついてこず、かなりペースを落とさざるを得なかった。この辺りから登山者が多くすれ違いも多い。山頂に近づくと噴気が見える以外に硫黄の匂いも漂い始める。風向きによっては長居は無用なところもあると思う。山頂は休憩する人も多く賑わっていた。
山頂から降りてコルの方向へ歩き、池を眺めた後下山を開始する。初めは岩がちの登山道を下る。下り始めからずっとしばらくは左手に雪渓が見え、一度だけ横切り、その後は普通の登山道を下る。気温が高い中良いペースで下っていたが、途中、いつまで経っても分岐が現れないことに気付く。今日は2人で歩いているし、2人とも分岐を見逃す筈がないと思っていたが、途中でこれは間違いなく見落としていたことに気付く。一体どこに分岐があったのだろう?雪渓にでも埋まっていて見つけ難かったのだろうか。いずれにせよ、新中の湯ルートをどんどん下って車道に到着。駐車スペースは狭く、路駐が多かった。今度はここから車道歩きを開始。不幸中の幸いは、この日天気がほぼ曇りでアスファルトからの照り返しが弱く、涼しかったことだろう。これがカンカン照りの暑い日だったら、このアスファルト歩きがこの日最大の難所になっていたに違いない。車道を歩くこと1時間ほど、ようやく目指すバス停に着いたが、バス停手前にあるはずだった登山口は結局場所がよく分からず。
1時間余計に歩くことになったが、今シーズン初の無雪期の登山を無事に歩くことができたので良しとしたい。が、ルート確認は慎重にしなくては。
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