不帰ノ𡸴(猿倉〜白馬大雪渓〜天狗山荘〜不帰〜唐松岳〜八方)
- GPS
- 30:00
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,375m
- 下り
- 1,794m
コースタイム
05:40 猿倉荘
06:35 白馬尻小屋(15分休憩)※アイゼン装着
06:50 白馬尻小屋発
08:30 大雪渓終了(5分休憩)※アイゼン外す
08:35 大雪渓終了地点発
08:55 アイゼン再装着(20分休憩)※途中で外す
09:18 避難小屋
10:13 白馬岳頂上宿舎(35分休憩)
10:50 白馬岳頂上宿舎発
11:45 杓子岳巻道取付(ピークはスルー)
12:43 白馬鑓直下(ピークはスルー)
13:02 鑓温泉分岐
13:25 天狗山荘
<初日:7時間45分/うち休憩 約1時間20分>
■2日目■
04:57 天狗山荘発
05:19 天狗の頭
06:19 最低コル手前(10分休憩)
06:28 最低コル手前発
06:31 最低コル(不帰一峰取付)
06:55 不帰一峰ピーク
07:07 不帰二峰北峰取付
07:46 不帰二峰北峰ピーク
07:59 不帰二峰南峰ピーク
08:39 唐松岳ピーク(10分休憩)
<天狗山荘〜唐松岳:約3時間45分/うち休憩 約10分>
08:49 唐松岳ピーク発
09:00 唐松岳頂上山荘(約1時間休憩)
10:04 唐松岳頂上山荘発
10:32 丸山ケルン
11:06 巨大ダケカンバの休憩ポイント
11:15 八方池
11:21 八方ケルン
11:25 第2ケルン
11:31 八方山ケルン
11:42 八方池山荘
<2日目トータル:6時間45分/うち休憩 約1時間20分>
天候 | 初日:晴れ時々曇り、のち土砂降り、のち曇り 2日目:晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
帰りは八方から猿倉までタクシーを利用。3000円強 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは猿倉荘にあり 温泉はおびなたの湯を利用(500円) ■危険個所など■ ※前提として、 白馬岳頂上宿舎から唐松岳のルートは まだ整備されていないとのこと(頂上宿舎スタッフさんより) <猿倉〜白馬岳頂上宿舎> 大雪渓の落石に注意 時間が遅くなると雪が緩みアイゼンが効かなくなるので歩きにくい <白馬岳頂上山荘〜天狗山荘> 天狗山荘手前雪渓の滑落に注意 ※7/5追記 ガスったら道迷いの恐れあり。 基本稜線通しだが、ガスった場合、 別の尾根に迷い込む可能性も否定できない。 <天狗山荘〜最低コル> 夜露で岩が滑りやすい 道がザレていて落石の恐れあり <最低コル〜二峰北峰取付> 特になし <二峰北峰取付〜北峰ピーク> 取付すぐのクサリ場(富山側)は高度感あり 岩が濡れていると滑りやすい ただ、ステップとホールドもしっかりある 空中ハシゴ(?)はクサリがあるので恐怖感ゼロでした 長野側に回り込むと足場がしっかりしているので安心感がある とはいえ、岩場が所々にあるので気を抜けない 垂直のハシゴ(3段)を過ぎ、唐松小屋まで2時間の道標を越えた辺りのルート上に 小さな残雪あるが、通過に問題なし。 この残雪以外にルート上の積雪なし。 北峰ピーク直下もクサリが連続するが、まあ問題なし。 <北峰〜南峰> 特になし <南峰〜唐松岳山頂> 特になし <唐松岳〜八方池山荘> しいて言えば、所々に残る雪渓が滑りやすい。 アイゼンを装着した方がベター(でも、めんどくさくて装着せず) |
写真
感想
取り急ぎ、写真は
天狗山荘から唐松岳頂上山荘までをアップ。
※7/2
猿倉から天狗山荘までの写真もアップしました。
この日の大雪渓の記録がヤマレコになかったので
参考までに、と思い。
不帰ノ劍に雪が残っているか不安でしたが、
ルート上には小さな残雪が1個所のみ残っていただけでした。
念のためロープやハーネス、ガチャ類を持っていきましたが
ただの重りとなったわけでして(笑)
前述しましたが、
6/30現在、ルートは整備されていないとのこと。
天狗山荘は素泊まり6300円。
水は無料、ビール350ml500円。
自炊室は小屋泊まりでもテン泊でも使用できます。
ちなみにボクらが今季初の宿泊客で、小屋貸切でした(笑)
詳細はまた追って(たぶん)
***********再開************
2010年秋、雨で撤退した不帰ノ𡸴。
今回、3年越しのリベンジとなった。
ヤマレコで不帰を調べるも、今季の情報は出てこず。
八方尾根・唐松岳側から撮られた写真を見ると、
ルート上に大きな残雪はなさそうな感じ。
しかし実際はどうなっているのかよく分からなかったので
念のため20mの補助ロープとハーネス、ガチャ類を携帯した。
(が、結局一度も使わなかった)
<前泊〜初日>
深夜12時頃に猿倉荘の駐車場へ到着。
クルマは自分たちを含めて4台のみ。意外と少ない。
車中泊して、4時半頃起床。
5時40分頃に出発するまでに5台ほどやって来た。
白馬尻小屋手前から残雪あり。
大雪渓を過ぎても、白馬岳頂上宿舎の手前まで所々に残雪あり。
アイゼンを着けたり外したりが面倒くさい(2度)。
もちろん、稜線手前までアイゼンを外さずに行くのも一計。
大雪渓後半は気温が上がってきたためか、雪がズルズルで非常に歩きにくい。
これからの時期は、ズルズルが顕著になると思われるので
なるべく早朝に登った方がベターかと思われる。
白馬岳頂上宿舎外にはビールとジュース類の自販機あり。
(シーズンには生ビールもあるらしい/未確認)
ビールは500ml700円(350mlは???)。
頂上宿舎で大休憩して、天狗山荘へ向かう。
白馬岳は前回行ったのでパス。
当然ながら、杓子岳も白馬鑓もスルーする。
頂上宿舎から天狗山荘まではお花いっぱい、雷鳥いっぱい☆
高山植物の開花状態はよく分からないが、いろんな花が咲いていた。
名前は知らない。
13時半頃に天狗山荘へ到着。
受付を済ませた頃に雨が降ってきた。その後土砂降りに。
28日のヤマテンのコメントは
>29日:(略)後立山連峰では午後から積乱雲の発達に念のため注意。風は稜線でも穏やか。
ドンピシャでした、オミゴトです☆
雷の音は聞こえなかった。
頂上宿舎でお会いした方も天狗山荘にテン泊するとのことだったが、まだ到着していない。
少し心配(その後無事到着されました)。
自炊小屋でおでん(700円)と適当なツマミを作ってビールを少々。
腹がくちくなると眠くなるのが常ということで、17時までしばし睡眠。
のつもりが、起きてみると17時半。目覚まし聞こえなかった。
ノロノロ起きて夕飯を作って、ビールを少々。20時半頃にはゲキ沈。
<2日目>
起床遭難することなく、4時過ぎに目が覚めた。
予定通り、5時頃に天狗山荘を出発。
天狗山荘から唐松岳まで、標準CTで約5時間。
遅くとも10時には着く予定なので、のんびり歩く。
天狗の頭を越えてしばらく行くと、天狗の大下り。
けっこうザレていて歩きにくい。岩も濡れていて滑りやすかった。
不帰ノ𡸴の危険個所などの詳細は、
「コース状況/その他周辺情報」をご参照ください。
ということで、天狗山荘から唐松岳まで約4時間弱。まあ、こんなもんでしょう。
唐松岳頂上山頂でマルタイ&ビールで乾杯。
しばらくすると、後続のパーティの方が到着。
お疲れさまでした!また、お会いしましょう☆
1時間ほどダラダラして下山。
八方尾根のルートには、雪渓が所々残り面倒くさい。
アイゼンは、たぶん不要。だが、着けた方が安心なのは言うまでもない。
12時前に八方池山荘へ到着、今回の山行はここで終わり。
あとはリフトを乗り継いで下界へ行くだけだ。
******************************
山行前は不帰の情報が少なくややナーバスになっていたが、
フタを開けてみれば、不帰のルート上に積雪はほとんどなく、
人も少なく(ボクら含め2パーティ4名のみ)、とても満足☆
さて、3年前のリベンジを果たしたわけだが、
当時のボクらだったら、このルートは難易度が高過ぎたと思う。
でも今回は、緊張感はあったものの、全ルート通して非常に楽しめた。
3年という時間は決して短くない、と実感した次第。
自慢ではないが、この3年間でいろんな山を経験したからだと思う。
******************************
また、気付いたことがあれば追記しますが、一旦これにて。
hansusyaさま
カエラズお疲れ様でしたー、良い天気で羨ましいすぎる〜
チラリと見せるカムが切ない・・・
いやいや、これは夏バリへの訓練のため、歩荷訓練とは言わないまでも、装備は怠らず持っていったのでありますな。う〜ん、素晴らしい おいらも早く今期夏山デビューしたいなりよ
Pちゃん、晴れ男ですもん、ワシ☆
カム、確かに切ないぜ…orz
7月、何回か休めそうです。
ムーチョ誘ってください☆
※携帯つながらずスマソでした。
天狗山荘付近はドコモもつながらず。
たぶんウロウロするとつながるポイントはあるはずだけど、
酔っ払いはウロウロするとキケンなので(^_^;)
こんばんは、何だかお久しぶりな感じです?(^_^)
なんて良い気象の状態!!
(失礼、何だかフツーに「良い天気!」とかでは言い足りないような気がして
朝の景色の雰囲気も、スカッと気持ち良さそうに晴れた昼の空も
まるでこの日限定で梅雨明けでもしたかのようです〜〜(^◇^)
>3年という時間は決して短くない、と実感した次第。
>自慢ではないが、この3年間でいろんな山を経験したからだと思う。
これ、すごーく共感します。
去年なら行けなかったなあと思うところ、今なら行けるって解る事、ありますよね。。(違っていたらごめんなさい)
hansusyaさんお忙しそうなのに、ぶれない感じで続けていらっしゃいますよね⬅Vサインです)
いよいよ夏山シーズンですね!(^∇^)
色々楽しみです^ - ^
ホントお久しぶりな感じですね〜☆
天候に関してはある意味、賭の部分もありました(^_^;
当日起きたときの状況で、出発時間を決めるor撤収するという設定でした。
が、夜明け前に空を見上げれば月が煌々と。ラッキーでした☆
ittiさんとお会いしたのは2年前の秋でしたね。
月日が流れるのは早いものです。
>年なら行けなかったなあと思うところ、今なら行けるって解る事、ありますよね。。(違っていたらごめんなさい)
まったく違ってません、そのとおりだと思います。
人間は考える葦であると同時に、常に成長する葦でもあります(たぶん…)。
夏山シーズン到来ですね。
今夏は2年振りの“バッタリ!”をムーチョ期待しております☆
見覚えのある景色のような・・・でも角度がちと違うような・・・
と思ってたらヤマレコで見つけちゃいました!
うわ〜憧れのルートを楽しそうに歩いてるじゃないですか@_@
すごいな〜私もあと3年経ったら歩けるかしら・・・
いや、でも去年あたりを境に衰退してる気が(笑
って、誰だかわかりますよね?
ヤマレコでアカウント作ったのでどぞよろしくです!
わかりますよ、kyokoちゃん☆
いよいよヤマレコ参戦ですね。
ブログとの棲み分けがなかなか大変ですよ(笑)
>すごいな〜私もあと3年経ったら歩けるかしら・・・
距離的にはまったく問題ないと思うんだけど、
二峰北峰の取付すぐのクサリ場がビミョーかも…
とはいえ、ステップやホールドはしっかりしているので
高度感にビビらなかったら大丈夫と思われます。
ええ、ボクは内心ビビってましたが、ナニか?(笑)
こちらこそよろしくです<(_ _)>
また一緒に山で遊び(吞み?)ましょ☆
hansuさん、お久しぶりです。
6〜7月の残雪期、不帰&白馬はかなり興味深々だったんですが、
不帰の雪の状態がよく分からず(&交通手段がないことに気づいた)結局笠にいっちゃいました。
白馬のお花畑はこの時期からすごいんですね!
ウルップソウも見に行きたいなぁ。
でも稜線は雪がなかったから心配なさそうですが、
白馬〜天狗山荘辺りはわかりにくいんですかねぇ?
(笠〜双六も夏歩いたことあるからわかるけど、
初めてなら結構雪で分かりにくい印象だったので)
おそおそのコメントで失礼しましたが、
ゆっくり見ようと思ったためとご容赦くださいませ〜
tamaoさん、お久しぶりでございます☆
いつもレコをROMっています。
不帰の雪はおそらくもうないはずです。
なので、特別な装備は不要かと思われます。
白馬界隈の花の開花については、
ボクらが行ったときが最盛期の前なのか後なのかよく分かりませんが、
たぶん、これから最盛期を迎えるのではないでしょうか?いや、たぶんですよ(笑)
白馬〜天狗は踏み跡もしっかりしているので
晴れていれば迷う心配はまずないかと思われます。
が、今回1ヵ所だけ気になったところがあります。
白馬鑓直前にトラバースの踏み跡があり(進行方向に向かって右手)
ロープが張ってあり、石に×印をしているので
踏み込むことはないと思うのですが、念のため(写真追加 ※7/7追加)。
以下、その場所のグーグルマップです(不正確です)
https://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=205296460400150254347.0004e0e534353035bae9b&msa=0&ll=36.737371
また、同日ボクらより後を歩いていた別パーティさんが
白馬〜天狗の途中でガスって(&土砂降り)ルートが分かりにくかったとのこと。
以上、ご参考までに☆
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