寸又峡〜水窪駅(黒法師三山)


- GPS
- 48:42
- 距離
- 63.0km
- 登り
- 4,834m
- 下り
- 5,124m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:53
- 山行
- 12:52
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 13:55
- 山行
- 17:15
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 18:22
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 5:51
2日目 幕営地(5:55)→前黒法師岳(9:50)→ヘリポート跡(11:50)→水場(12:10)→ヘリポート跡(12:30)→二ッ山(14:05)→黒法師岳(17:15)→黒バラ平幕営地(18:15)→水場(18:55)→幕営地(19:30)
3日目 幕営地(5:37)→バラ谷頭(6:50)→荒木平(9:50)→前黒法師山(10:50)→麻布山(12:00)→野鳥の森(14:40)→野鳥観察舎(15:40)
4日目 野鳥観察舎(4:40)→尾根取付(5:00)→常光寺山(7:00)→臼ガ森上村分岐(7:50)→林道(8:30)→水窪駅(10:40)
天候 | 1日目 曇り時々晴れ 2日目 曇り 3日目 曇り時々晴れ 4日目 小雨後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:水窪→飯田→新宿→大宮 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天地吊り橋付近での寸又川徒渉 以前GWの時に来たときは徒渉したが、梅雨のこの時期は水量が多く徒渉慣れしていない自分は、あきらめたが、釣人のモンキーバイクが止めてあったので慣れている方なら大丈夫? 前黒法師岳北東尾根 アンテナ設備?までは急斜面だが、テープ類多数で道も整備されているが、一部滑りやすい斜面のトラバースが少しだけある。 アンテナ設備?以降はテープ類はは少なくなるが、迷うような箇所は無し バラ谷頭〜前黒法師 テープ類がしっかり有り迷うような箇所は無かった。 麻布山〜野鳥の森 道は整備されているが、一部ガレの縁崩壊が進んでいる箇所があり、虎ロープが張られている箇所が有った 常光寺山への取り付き 野鳥の森方面からの常光寺山への地形図上の取付は法面処理により取り付き不能。 少し進みモノラックの起点から尾根に乗るが、作業道テープに惑わされ尾根からはずれるが途中から尾根に上がる道があり助かる。 |
写真
感想
GWの時にいけなかったヒコーキ平からの不動岳に行こうと思って計画を立てたが、日向林道はお立ち台取り付きから1km付近の大規模崩落のため通過できないのはhijirikaiさんの報告判っていたので、天地吊り橋付近からの寸又川の徒渉で計画していたが、水量が多ければあきらめて、お立ち台からの日向山経由での大根沢山〜白樺荘か、前黒法岳の北東尾根からの黒法師三山+寸又峡〜水窪駅かのどちらかに行こうと計画した。
1日目
寸又川右岸林道を歩いていると、いつものように中電ダム監視員の車が後ろから来て、どこの山に登るのか聞かれたので不動岳と答えた。念のためと名前も聞かれたので答えておいた。何か有れば有効に使ってもらえるだろう。千頭ダムの手前で、聖小屋HPに写真が載っていた前黒法師岳北東尾根取付の梯子を確認できたが、とりあえず千頭ダムまで進む。ダムの放水量はそれほどでも無くまた、釣人のモンキーバイクが止めてあったのでなんとか徒渉出来るかとも思ったが、荷物を置いて天地吊橋まで様子を見に行く。以前、丸盆岳東尾根に行ったときは天地吊橋の下に木が生えていた記憶が有ったが、今回は木が全て流されていて石だらけの河原となっていた。天地吊橋の脇から河原に降りて、徒渉予定ポイントにいき様子を見たが、やはり水量が多く徒渉慣れしていない自分には無理そうなので、ダム監視員には不動岳へいくと言ってしまったが、徒渉してヒコーキ平らから不動岳へ行くよりは安全な大根沢山または黒法師三山へ行くこととした。どちらのコースにしようかと迷ったが、夏の縦走に向けて歩き慣れておきたかったので、大根沢山に行くよりは距離を歩け、またはじめから前黒法師岳の北東尾根を登るためにわざわざ千頭ダムまで歩く事は無いので、良い機会なので黒法師三山から水窪へのコースに行くことにした。取り付きの梯子から上がるとはじめから急な登りが続くが、意外にも道は整備されていて目印も多数あり驚いた。一部滑りやすい斜面の短いトラバースが有ったが慎重に渡り何事もなく済んだ。1000m手前のアンテナ設備?までくると急登は一段落するが、目印は見あたらなくなる。整備された道と目印はこの設備のための物のようだ。ここから先はたまに目印が有るくらいだが道に迷うような箇所は無かった。1343mの三角点には、GWの大小屋戸山にも有った静岡山の仲間山岳会の標識が有った。北東尾根では標識はこれだけだった。三角点先の地形図上の平坦地まで進みまだ暗くなるまでは時間が有ったが、幕営適地を探しテントを張り1日目の行程を終わりとした。
2日目
今日は調子が良ければバラ谷の頭の先、荒木平位までいければ、後一泊で水窪駅まで行けると考えて早めに目覚ましをセットして起きたが、外は小雨が降っているようで、少し様子を見ていて出発が遅くなってしまった。幕営地から先も目印は少ないものの尾根づたいに進めていくことが出来迷う事は無かった。また昨日のような急登はなかったが、なかなか頂上には着かなかった。途中で最近ヤマレコの記録で見かけたギンリュウソウが何株か咲いていた。目印が増えてくると斜度がゆるみ出し、栗の木段からの一般登山道?と合流すると頂上はもうすぐだった。前黒法師岳からの下りは途中×印などが新たに追加されていて判りやすくなっていた。ヘリポート跡への林道に出たところからは、南アルプス南部調査人ブログのKさんお勧めの稜線部はまたの機会としていつものように林道をヘリポート跡に進む。過去ヘリポート跡地の水場は何度か探したが、水場の位置が判らなかったが、今回、Kさんが水場のペイントをしていてくれたこともあり、すぐに水場の位置が判った。ザレた斜面の縁を数十歩下るとザレの真ん中から水がわき出ていた。黒法師岳の最後の登りは相変わらず苦労してしまい、頂上に着いたときにはすでに17時を回っていたので、頂上でゆっくりしている余裕はなく、急いで黒バラ平らへと下りを開始する。バラ谷の頭は景色が良く過去2回テントを張ったが、今日はずっと曇りで時間もおしているので黒バラ平らでテントを張る事とした。水場のコル手前の幕営適地の明確な記憶が無く、少し手前の平地で早々にテントを張り、水を汲みに急ぐ。水場のコルに着いたときにはすでに薄暗くなっていたがなんとか水場まで下り、明日から2日分の水を汲んで、テントに戻ったときには7時半前になっていた。
3日目
昨日の時点で今日中に水窪駅までは届きそうに無かったので、今日は野鳥の森で1泊となるので時間の余裕がだいぶある。朝一からバラ谷の頭までの急登をこなす。今日も曇りだが昨日と違い霧はでていなく、バラ谷の頭からは深南部を一望する事が出来た。この先はもう急登も危険箇所も無かったと記憶しているので気がだいぶ楽だ。昨日調子が良ければ、テントを張ろうと思った荒木平付近はあちらこちらに幕営適地が有った。房子山付近もそうだが、一度はテントを張ってゆっくり過ごしてみたい別天地の趣があるすばらしい所だ。前黒法師山までで今回の目的の一つとなった黒法師三山縦走が達成できた。戸中山は前回同様どこだか判らず過ぎてしまい、麻布山に着いてしまった。麻布山からはじめのあずまやまでの間にガレている斜面の縁を下る箇所があり、少しだけ緊張する。頂上から二時間半以上かけゆっくり登山口まで降りた。当初の予定では、門桁山、五丁坂頭山(沢口山)を登る予定だったが、スーパー林道をそのまま野鳥観察小屋まで進む。野鳥観察小屋の二階は鍵がかかっていて入れなかったが、一階の屋根が付いた部分にテントを張らしてもらった。以前歩いたときは雨だったのであまり確認していなかったので、地形図にある野鳥の森側からの常光寺山への取り付きを確認しに行ったが、法面処理されていて道が消えていた。
4日目
カモシカ体験館まで行けば、あちら側からの登山口はしっかり有ることは判っていたが、途中のモノラックの起点から尾根に乗る。この尾根がカモシカ体験館からの尾根と思い、モノラックは左手に進んでいたが、右手に進むも様子がおかしいと気が付き左手に引き返して道沿いにさらに進むとモノラックは尾根沿いに進んでいたが、道は尾根の右側をトラバースするように進んでいた。しばらく進んでからGPSで確認をすると明らかに尾根から外れすぎだったので、途中から尾根に上がる道が分岐して付いていたのでこれを使用して尾根に向けて登り、なんとか正規の登山道に乗ることが出来た。1418mまでは、モノラックのレールが来ていたが、ここからレールは灰の沢方面へと進み常光寺山頂方面と分かれる。常光寺山には予定通り七時には到着することが出来た。頂上からは一瞬カモシカ体験館に建物を確認する事が出来た。後は下るだけで水窪駅に着くはずだが、作業道がどれほどあるか心配だ。
登山道に沿って降りていくと、すこし尾根を外れているようだったが、途中、作業小屋?、古い鳥居等が出てきたので問題ないだろうと進んで行くと、臼が森と上村の分岐の標識があった。臼が森へは分岐地点からの下り、上村方面はトラバース道が続く感じになっていた。臼が森の道の方が歩かれていると思っていたが道は薄く、上村へのトラバース道の方がしっかりしているようだった。上村方面のトラバース道へ進む、トラバース道はしばらく続き途中滑りやすそうな木橋を渡るりしばらくするとチェーンソウの音が聞こえ始め、水窪森林組合の作業車が止まっている林道にでることが出来た。地形図上は所々ショートカット出来そうな道が付いていたが、一つも探すことが出来ずに忠実に林道を歩かされてしまった。水窪駅には10時40分には付くことが出来た。電車の時間までは30分くらい有りゆっくり着替えをすることが出来た。
何度か寸又峡から水窪駅までいろいろなコースで歩く機会は有ったが、そのたびに挫折してタクシーもしくはバスで水窪駅まで行ってしまっていたので、当初予定のヒコーキ平からの不動岳経由では無かったが、今回初めて歩き通すことができて満足のいく山行とすることが出来た。
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