暑寒別岳 暑寒コース
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- GPS
- 06:01
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
10:13 つつじヶ丘
10:18 佐上台
11:07 5合目
11:29 ハイマツ帯
11:37 滝見台
11:59 屏風岩
12:47 箸別ルート分岐
12:57 山頂
13:13 箸別ルート分岐
13:51 屏風岩
14:07 滝見台
14:15 ハイマツ帯
14:28 5合目
14:57 佐上台
15:01 つつじヶ丘
15:29 登山口
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所は無い。 道は分かりやすく、標識もしっかりしている。 暑寒荘までの道も一部がダートだが問題は無い。 雨竜沼からの道は熊が多く注意すべき所。雨竜沼にも結構出るようになってきた。 かならず確認すること。 |
写真
感想
昨夜は雨だったようだ。増毛の国道は濡れていた。国道を左に折れ、暑寒荘を目指して走っていく。天気予報は良くなるということだが、雨が降らなければOKぐらいの天気だろう。道の両側は綺麗なりんごが生っている。そうかここはりんごが取れるのか、知らなかった。美味しそうに赤い実が光っているが今日はとりあえず山に登ろう。
やがて細くなった道はダートになった。しかしダート道はそんなに走らず大きな駐車場が見えてきた。左手に暑寒荘があった。駐車場の車も雨にぬれて光っていた。何人かが登っているようだ。僕はのんびり用意する。まあゆっくり登ったほうが、天気が良くなるかもという思いもあって。9時28分登山開始。昨年ヒグマで撤退した雨竜沼からの道は今年立ち入り禁止になっていた。やっぱり昨年の判断は正しかったのだ。そう思いながら出発する。
標識に沿って歩き始める直ぐに小さな川を渡った。そこからは景色の変わらない森の中を行く、階段があって登りきってしばらくすると右に直角に曲がる。ここにも標識があり直ぐに1合目に着いた。この調子だと結構な距離だよな。と思いながら進んでいく。道は広いが視界は無い森の中をひたすら歩くと、つつじヶ丘に着いた。正面が開けて本当はつつじの向こうに暑寒別が見えるのだろう。しかし今日は雲の中、諦めの中を行く。
直ぐに2合目の標識があった。わずかに坂を登ると佐上台という所に着いたが、何の変哲も無い広場だった。白樺の中を歩いて間もなく3合目、同じ景色の中を歩き岩の道を登ったところが4合目だった。どうもこんな感じの道はあまり好きではない。
もう少し展望がほしいな。まあぼやいても仕方ない。わずかに傾斜が増したが変わらない景色の中を歩いてようやく5合目に着いた。11時07分だった。
ちょうど1持間半か。このままだと3時間くらいなのかな。一息入れ、直ぐに登り始めた。ここからは少し傾斜が増し、岩も土も滑りやすいので注意が必要だった。突然道の真ん中に6合目の標識が現れる。しばらく行くと上から人の声がした。3人の人が降りて来た。結構な斜面でロープが張られてあった。確かに滑りやすいところではある。3人は頂上は寒くて5度ぐらいしか無かったですよと本当に寒そうに話していた。まあ僕の半袖姿に驚いていたのかもしれないが。十分に服は持っているから大丈夫だ。
登り終えるとハイマツが増えてきた。名前もハイマツ帯と書いてあった。そのままじゃん。ここからは高木が減って、一気に見渡せる尾根筋になっている。晴れていれば最高なのだろう。振り返れば海も見える。でも正面は雲の中、仕方ないね。7合目を過ぎ急登を登ると滝見台に出た。周りの紅葉が綺麗な色合いを見せている。まあこれだけでも良い感じ、少し前方の雲も薄くなってきたし。一度下って石の道を登って屏風岩とかかれたところに出た。同時にそこが8合目だった。ここは晴れていれば見事な景観だろう。右手には岸壁をぬって落ちる滝がある。暑寒別から続く尾根に、振り返れば海、本当に天気が良ければ最高なんだろうな。ただ風が強くのんびりはしていられない。
岩を右から降り、斜面につけられた道を登っていく。このあたりの紅葉も見事だった。ここから一度樹林に入る。岩が転がる中を水が流れ落ちて歩き辛い、滑らないように進む途中、岩に腰掛けて昼食にした。ここなら風も防げるし振り返った景色も綺麗だから。食べ終わるとゆっくり最後の急登を登り始めた。9合目の標識を過ぎると、ロープが張られた急登になった。石のせいで滑りやすいので注意しながら進む。上から人が降りて来た、彼もゆっくり慎重に歩いている。上り詰めると台地状のところに出た。うっすらと標識がある。箸別ルートの分岐だった。
頂上はあの台地上にみえるふくらみの向こうなのだろう。まあここまで来ればたいした事はない。ゆっくり行こう。ただ風は相変わらず強い、気温は5.6度寒いわけだ。大きな岩を道しるべにして少し歩けば頂上だった。12時57分着。
寒いせいで撮影後直ぐに出発する。雲の合間に雨竜沼が見えた。あそこは晴れているみたいだ。箸別分岐のところでしばらく雲が切れるのを待つ。何度か雨竜沼が姿を見せてくれた。これで十分だ。昨年からの暑寒別岳登山がつながった気がした。さあ帰ろう。注意しながら坂を下りていく。気をつけながら行くと直ぐに9合目の標識が見えた。
一瞬晴れかけた雲は再び閉ざされ屏風岩に着く頃は振り返っても何も見えなかった。滝見台まで来る頃には海側は結構ハッキリ見えた。青い海が綺麗だ。7合目を過ぎロープが張られた斜面をゆっくり降りて行く。ここを過ぎれば確実に歩くことだけ考えれば良い。3合目を過ぎると陽が射してきた。やはり天気は回復に向かっているのだ。
道も少しずつ乾き始めている。2合目を過ぎた道の真ん中にちょこんと座っている動物がいた。最初犬かと思ったが、よく見ると狐だった。彼はかなり近づくまでそのまま座っていた。ちょっと不思議な感じがした。また飼い犬だった犬を思い出した。1合目を過ぎ暑寒荘に着いたのは、15時29分だった。ちょうど6時間か、なんかただ長い山歩きだったな。暑寒荘は1階は窓が小さく暗い感じだったが、2階は明るかった。その後海沿いの岩尾温泉にむかった。
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