空木岳ー丸山
- GPS
- 11:54
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,114m
- 下り
- 2,103m
コースタイム
天候 | ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年も恒例の空木岳ー丸山に。昨年は体力不足で(?)空木まで届かなった。
ここ2週間歩いていないので心配はあったが、この日を逃すと2週間後には相当雪が融けてしまうだろうな。高気圧がきて好天予報だし、これは行くしかない。
4時に出発。3分ほど前におひとり出発していったが、スズの音はだんだん遠ざかっていく。早足のようだ。スキー場からは昨年9月も歩いているけど、なかなか難儀、早くも大汗だ。
小地獄のトラバース斜面は、1箇所崩れてまだ踏み跡も固まっておらず注意が必要だ。夏までには補修されるのだろう。
ヨナ沢の頭をすぎてようやく雪があらわれた。
2400mから北斜面のトラバース道に入ってしばらくすると雪が続いていて、先行の足跡もいくつか分かれている。これは早めに冬道にあがろうと尾根に出る。夏道と冬道の最後の分かれ目のところで、尾根をのぞくと雪が続いているようなので、雪面に出てアイゼンをつけた。ちょっとだけヤブを漕いだ後は、雪は軟らかいものの快適な雪尾根だった。
今日のほかの方々は夏道をすすんだようだが、聞くとトラバース斜面がやらしかったと言う方もいた。こちらも2528mで平らになってからは木々をかき分けることもあり一長一短だ。冬道が通れるギリギリの時期と言えるようだ。
空木平分岐からは雪が無い部分が多かった。先行者二人の跡もアイゼンだし、またいつか出てくるだろう雪のためにガチャガチャ言わせて歩いていく。雲がでてきて山頂を隠すし、右からは強風だ。疲れもでてきた。何回も来ているし、頂上まで行かなくてもいいかナという気持ちも起きかけたが、幸い惰性がつづいて歩き続けていた。頂上直下ではお二人組が下りてきた。檜尾避難小屋からとのことで、強風の中ご苦労さまだ。
頂上では視界20m、風が寒いし、写真4枚撮ってすぐ下山だ。
さてもうひとつの目的地の丸山へはどうする。視界が無いのでやや悩んだが、空木平に下りていった方が風も避けられるだろうと足を踏み出す。雪は軟らかいが沈むこともなくまぁまぁ快調だ。風はあるものの背中からなのであまり気にならない。
やがて視界も良くなり、あとの憂いは丸山直下のハイマツだ。これも見た目より短区間だったし、ハイマツの下の雪がしっかりしていたこともあって、無事に丸山に到着。ゆっくり休もうと腰を下ろしてみたものの、やはり風があるし、空木も田切岳も見えず快適ではないので3分の滞在で下山。
広い空木平を横断して池山尾根に戻った。ここまでサングラスがほとんどいらないくらいしか太陽を見なかったが、ここに来て晴れあがってきたヨ。お泊まりの2人×2組とすれ違う。夏道に合流したところでアイゼンを脱ぎ、大地獄手前の足場板のところで、ようやくゆっくりラーメン休憩。
ゆっくり歩いたほうが明日のダメージ少ないだろうと思いながらも、12時間切ろうとちょっと頑張って歩ききりました。
お会いした人は、最後の方の散策の人を含めて7組11人。お疲れさまでした。
天気の予測は外れたが、あきらめることなく歩けて、良かったことにします。翌日の筋肉痛はそれなり。歳を感じるのでここはもう最後かなぁ。いやいや、もう一度は好天でカリカリの空木平を歩きたいなぁと思う。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する