塩見岳(北アルプス撤退で急遽変更・鳥倉登山口ピストン)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,144m
- 下り
- 2,146m
コースタイム
12:45鳥倉登山口13:20
16:20三伏峠
4:45三伏峠
5:00三伏山
5:55本谷山
7:30塩見小屋
8:35塩見岳9:05
9:40塩見小屋10:00
11:30本谷山
12:45三伏山
13:00三伏峠小屋14:10
16:15鳥倉登山口
16:45鳥倉ゲート
天候 | 7/13 曇り時々雨 7/14 曇り時々晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7/13(土) 悪天候で白馬岳登山断念 7:00猿倉登山口=安曇野IC=駒ヶ根IC―10:00書店で地図購入―11:44鳥倉登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥倉ゲート〜鳥倉登山口 林道歩き。危険箇所無し。登山ポストはゲートと登山口にあります。 鳥倉登山口〜三伏峠 途中からの木道が非常に滑りやすく、特に下りは注意が必要。 水場は問題なく出ていました。 三伏峠〜塩見小屋 南アルプスらしい樹林帯。道は明瞭です。 塩見小屋〜塩見岳 岩場の連続、落石が多かったです。 |
写真
感想
3連休は北アルプス・白馬岳を縦走するはずでしたが、7月13日(土)未明、猿倉登山口に着くと、既に雨が。一抹の不安を抱きながら仮眠をとり、5時頃目覚めると、雨脚は強くなるばかり。
6時出発の予定を順延して天候の回復を待つも、一向によくならず。猿倉荘は3連休初日ということもあり、大勢の人だかり。でもみんな軒下から動かず、行動を始めた人はほとんどいない状態。
天気予報を見ても、今日は一日雨はやみそうになさそう。この天候の中で大雪渓の急斜面を登り、さらに稜線上にテントを張るのはかなり不安がともなう。それに翌日晴れるかというと、その補償もなし。
同行者らと協議した結果、とりあえず白馬岳は断念、別の山域に変更するか登山自体断念して帰京するか、考えるために一旦街まで車で向かうことに。
天気予報を見ると、やはり日本海から東北にかけてある梅雨前線の影響があり、北は天気が悪そう。逆に言えば、南にいけば行くほど天気はよくなる傾向にある。
そこでとりあえず別の山域に変更することにして、
1.八ヶ岳縦走
2.仙丈ケ岳か甲斐駒ケ岳
3.塩見岳
の3案が出た結果、「一番人が少なそう」という理由で塩見岳に決定。
塩見に登るのは3度目。1度は登山初めて3回目の登山で連れて行かれた高校ワンゲル部の夏合宿、2度目は大学生のときの聖〜北岳縦走、どちらも三伏から塩見岳を越えてさらに北まで縦走しているので、塩見単独は初めてということになる。
それに登山初めて最初に登った3000m峰は塩見岳だったし、登山して初めて「もうこれ以上歩けない」と本気で思ったのも塩見岳。そんな思い出深い山にまた行くことになるとは。
猿倉から安曇野ICまで移動し、長野道・中央道経由で1時間弱かけて駒ヶ根ICまで移動し、10時になるのを待って市内の書店で地図を購入、そこから2時間弱かけて登山口へ。
鳥倉ゲート付近の駐車場は満車状態で、路肩まで溢れていました。中にはゲートから1キロ以上はなれた場所に止めている車もあるほど。幸いちょうど下山した方がいたので入れ違いでゲートから5分くらいのところに止められた。
鳥倉登山口まで林道歩きして昼食にし、最初は谷筋の急登でスタート。3時間以上なだらかに登りますが、蒸し暑く車中泊の上に4時間弱運転してきた身にはけっこう堪える。
何グループかに抜かされながらようやく小屋に到着してテント場を見渡すと、一面のテント、テント、テント・・・。
「なんとかスペースをみつけて張ってください」と言われたので、散々探した挙句、樹林帯のかなり斜めになったスペースにようやく2張分を確保、設営を終えてさぁ食事というときに、かなり強い夕立が。傾斜地なのでテント内で調理がやりづらいので、1時間ほどテントで待機して雨が止むのを待つ。
暗くなる前に雨があがってくれたので、それぞれ思い思いの夕食を調理して軽く宴会タイム。今回はつまみに海老餃子とカルビ焼肉そして玉こんにゃくを用意してみた。どれも味はまずまずだったよう。好評でよかった。
翌日は5時前に出発。ちょっと曇っているがなんとなく天気がよくなりそうな雰囲気。
暗い樹林帯をちょっと下って登り返すと三伏山。ここでついに塩見岳が目の前に登場。その圧倒的な存在感と、山頂までの果てしない距離にけっこう驚いた。
本谷山付近は潅木に覆われているけれど、ときおり樹間から見える塩見がきれい。
本谷山の後は立ち枯れの林をいくどか通過して、南アルプスらしいきれいなシラビソ林のなかをひたすら登る。
左から塩見新道が合流すると、ほどなく塩見小屋に到着。ここで荷物をデポしてほぼ空身になって山頂へ。小屋前には雪も残っていた。ちなみにトイレは袋式で、小屋で袋を200円で購入して使用するとのこと。
山頂までは落石に注意しながら登るも、ところどころすれ違いのために待つ場面も。山頂は360度の展望で、北は仙丈ケ岳や間ノ岳が目の前に聳え、南の谷を挟んで悪沢岳、赤石岳、兎岳も遠望できる。山頂部は見えなかったものの、富士山のシルエットも。
30分ほど展望を満喫して、あとは一気に下山。覚悟はしていたものの、小屋まではとにかく長かった。
テント場に戻って昼食をとり、テントを撤収して14時に出発。このあと夕立に遭うもののするに晴れ、問題なく登山口に到着。
このあと林道を歩いてゲートへ移動、さらに温泉へ。日帰り温泉は小渋温泉赤石荘(500円)を利用したhttp://www.akaishisou.com/content.htm
露天風呂からの景色はいい。洗い場は3つしかないのがちょっと残念。登山口からはナビで18km。あとから地図をみたら、直線距離ではたいして離れていなかった。
あのまま白馬岳に行っていたとしても、展望は期待できなかったので、南アルプスに急遽変更したのは正解でした。南アルプスらしい深くて大きな山並みに久しぶりに身をおきましたが、やはり南アはいいですね。
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