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Yamareco

記録ID: 322729
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

遠見尾根から五竜岳 〜山頂から朝の絶景を楽しむ

2013年07月15日(月) ~ 2013年07月16日(火)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
26:11
距離
15.9km
登り
1,561m
下り
1,662m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

15日:リフト終点8:00 - 10:00大遠見山 - 12:00五竜山荘
16日:五竜山荘3:50 - 4:40山頂5:10 - 5:40五竜山荘6:25 - 8:20大遠見山 - 9:10小遠見山 - 10:10ゴンドラ駅
天候 15日:晴れ のち 曇り
16日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
白馬五竜エスカルプラザ駐車場に駐車 無料 約1,000台
テレキャビン+アルプス展望リフトの往復券 2,000円(5日間有効)
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:エスカルプラザにあるようだが、今回も見逃し+投函忘れ

■道の状況:
(リフト終点〜西遠見山)整備された歩きやすい道。特に問題なし。
(西遠見山〜白岳)痩せた尾根道に続いて300mの急登。やや滑りやすい鎖のかかる岩場が二、三箇所ある。雪渓の横断はごく短い1ヶ所のみになっている。
(五竜山荘〜山頂)ザレたトラバースの道から上部は岩を掴んで登る急登。朝早くなどはルートを見つけ難い箇所もあり。

■入浴:五竜近くでは「十郎の湯」、白馬地域なら沢山の選択肢あり。今回は白馬ハイランドホテル「天神の湯」使用。500円/大人
 
【1日目】
早朝は雨だったが青空が出てきた
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:54
【1日目】
早朝は雨だったが青空が出てきた
八方尾根方面
上部には雲が残る
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:54
八方尾根方面
上部には雲が残る
中遠見付近からの鹿島槍
頂上は見えない
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:54
中遠見付近からの鹿島槍
頂上は見えない
一瞬だけ五竜山頂が顔を出す
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
1
7/18 6:54
一瞬だけ五竜山頂が顔を出す
登山道のところどころに雪が残るが問題ない
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:54
登山道のところどころに雪が残るが問題ない
西遠見を過ぎるとガスの中へ
ここから痩せ尾根を辿る
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:54
西遠見を過ぎるとガスの中へ
ここから痩せ尾根を辿る
白岳にかかる最初の鎖
登りは頼る必要は少ない
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
1
7/18 6:54
白岳にかかる最初の鎖
登りは頼る必要は少ない
これが最後の鎖かな
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:54
これが最後の鎖かな
雪渓を横断する箇所は短い
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
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雪渓を横断する箇所は短い
雷鳥 ヒナを一羽だけ連れていた
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
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雷鳥 ヒナを一羽だけ連れていた
下方に小屋が見えた
2013年07月18日 06:54撮影 by  X20, FUJIFILM
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下方に小屋が見えた
五竜山荘に4時間で着いた
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:55
五竜山荘に4時間で着いた
この日はガスが晴れず、夕方もせいぜいこの程度
2013年07月18日 06:54撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
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この日はガスが晴れず、夕方もせいぜいこの程度
【2日目】
晴れた! 五竜山頂から白馬方面の燃える空
2013年07月18日 06:54撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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【2日目】
晴れた! 五竜山頂から白馬方面の燃える空
日が昇った
この姿を見たかった!
奥には槍穂も覗く
2013年07月18日 06:54撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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日が昇った
この姿を見たかった!
奥には槍穂も覗く
剣・立山方面
2013年07月18日 06:54撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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剣・立山方面
もう一度、鹿島槍とキレット
2013年07月18日 06:54撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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もう一度、鹿島槍とキレット
撮影が一段落して頂上地点へ
2013年07月18日 20:36撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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7/18 20:36
撮影が一段落して頂上地点へ
振り向くとこんなことが起きていた
2013年09月13日 08:21撮影
9/13 8:21
振り向くとこんなことが起きていた
さて、そろそろ下山
2013年07月18日 06:54撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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さて、そろそろ下山
白岳の山頂標識のある場所に寄ってみる
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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白岳の山頂標識のある場所に寄ってみる
これから下りて行く先の西遠見山を見下ろす
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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これから下りて行く先の西遠見山を見下ろす
白岳山腹のコバイケイソウ
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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白岳山腹のコバイケイソウ
鹿島槍が五竜山腹の向こうに顔を出す
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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鹿島槍が五竜山腹の向こうに顔を出す
コルまで下りて見上げた五竜岳
かなり印象が変わってきた
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:55
コルまで下りて見上げた五竜岳
かなり印象が変わってきた
雪渓の真上に小屋の屋根が見えている
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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雪渓の真上に小屋の屋根が見えている
音のする方を探すと沢が滝になって落ちている
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
7/18 6:55
音のする方を探すと沢が滝になって落ちている
西遠見付近から高妻山方面
平地まで続いているのは白岳沢
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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西遠見付近から高妻山方面
平地まで続いているのは白岳沢
西遠見を少し過ぎた辺りから
G4やG5も見えてきた
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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西遠見を少し過ぎた辺りから
G4やG5も見えてきた
池塘はまだ雪ノ下だが、出ているとこの鹿島槍が映るのかな?
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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池塘はまだ雪ノ下だが、出ているとこの鹿島槍が映るのかな?
大遠見を過ぎて中遠見山への登り返しが気になってくる
左側の奥は小遠見山
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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大遠見を過ぎて中遠見山への登り返しが気になってくる
左側の奥は小遠見山
この辺からはもう鹿島槍のピークは一つしか見えない
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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この辺からはもう鹿島槍のピークは一つしか見えない
興味深い形
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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興味深い形
唐松岳と白馬三山
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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唐松岳と白馬三山
行きはパスした小遠見山の山頂
ここはハイキングコースの終点になっているが、ここまで来る人は少ない
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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行きはパスした小遠見山の山頂
ここはハイキングコースの終点になっているが、ここまで来る人は少ない
長大な八方尾根が全部見渡せる
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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長大な八方尾根が全部見渡せる
小遠見山を少し下って見返すと遠見尾根全体が目に入る
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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小遠見山を少し下って見返すと遠見尾根全体が目に入る
地蔵沼経由で下りてみる
登りもこっちの方が楽だと分かった
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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地蔵沼経由で下りてみる
登りもこっちの方が楽だと分かった
野草園の中を通ってリフトを使わずにゴンドラの駅まで下りた
2013年07月18日 06:55撮影 by  X20, FUJIFILM
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野草園の中を通ってリフトを使わずにゴンドラの駅まで下りた
見かけた花をまとめて
間違いはご教示乞う
2013年07月18日 20:33撮影
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7/18 20:33
見かけた花をまとめて
間違いはご教示乞う
同じく
ピンクのツツジっぽい花は?
2013年07月18日 20:34撮影
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7/18 20:34
同じく
ピンクのツツジっぽい花は?

感想

昨年9月に鹿島槍から五竜の稜線を歩いたが、ガスのために五竜からの展望が全くなかった。( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-226074.html
ぜひ鹿島槍とキレットの稜線を見てみたい(そして撮ってみたい)と機会を伺い、天気の望めそうな3連休最終日を狙って出かける。

五竜近くに前泊してスキー場の駐車場に移動する。早朝まで降っていた雨は上がって、空は急速に回復する。
ゴンドラとリフトで登山口まで上がり、8時に歩き始める。
晴れ上がった空から太陽がギラギラと照り付けて最初から汗が滲む。

遠見尾根は長いと何度も聞かされていたしコースタイムは6時間ほどなので、できるだけペースを上げないように登って行く。
小遠見山を過ぎると緩やかなアップダウンを繰り返して幾つかのピークを越える。
頭上の空は青く晴れているが、稜線はなかなか姿を現さない。

西遠見を過ぎると痩せ尾根を渡った後、白岳の急登になる。
この辺りからガスの中に突入して気温も下がってきた。
幾つかの鎖場を通り、ちょっと足が上がらなくなりつつ白岳に上がるとかなり風が強い。
意外にも4時間ほどで小屋に着いてしまった。

小屋の中も割と気温が低かったので布団にくるまって転寝をしながら夕方の撮影機会を待つ。
しかし日没近くになっても風は弱まることがなく、山頂も時々見える程度。
翌朝に期待することにして早々に床に就く。

夜中に起きて外へ出ると、ガスは切れ、星も何とか見えているが風が相変わらず強く不安。
それでもせっかく来たのだからと、翌朝は3時に起きて少し白み始めた4時前にカメラを持って五竜山頂を目指す。
ヘッドランプでマークを探しながら登るが、頂上近くの岩場ではルートを見失うこともあった。

頂上稜線に何とか着いたのは日の出のほんの数分前。
振り返ると白馬三山方面の空が地平線下の朝日に照らされて朱色に染まっている。
慌てて三脚とカメラをセットして何枚か撮影。

その後に反対側を見ると、ちょうど昇って来た朝日で鹿島槍が染まっていくところ。
この景色のために登って来たのだと、何枚も色々な構図で撮っていく。
昨年歩いた稜線に陰影がくっきりとついて美しい。

撮影も一区切りついたので標識のある頂上まで行って証拠写真を撮り、戻ろうと振り返ると、太陽のある東側に素晴らしい光景が始まっていた。
朝日が高妻山や頸城連山の凹凸でできた影を白馬村の上の霞に投影して、濃い条光ができている。
今までも白馬稜線などから何度か見ているが、これほど素晴らしいのは初めて。
三脚を立てている暇はないので、手持ちで五竜の稜線と八方尾根を前景に辛うじて数枚撮影する。

当初は2泊してチャンスを増やす計画だったが、この朝に条件の良い撮影ができたのと、この後の天候があまり期待できないという予報が出てきたので1泊で山を下りることにする。
小屋に戻り、頼んであった弁当で朝食を済ませてから下山する。

往路と違い展望が良く、余裕もあるので景色や花を見ながら楽しい尾根歩き。
特に刻々と変わっていく五竜や稜線、鹿島槍の見え方が面白く、何度も立ち止まってしまう。
この尾根は登山口から西遠見山付近までずっと樹林が続くので、単調で長い、という印象になるのだろう。
実は登りやすく、天気が良ければ正面にも左右にも雄大な展望を得られて味のある尾根だと思う。
紅葉の頃辺りにもう一度歩いてみたいと感じる道だった。

小遠見山から先では往路に通らなかった地蔵の沼と野草園を抜けてゴンドラ駅まで歩いて下りた。
展望も撮影も満足できた楽しい山行だった。


  ★★ Tadが所属する「山岳写真ASA」のHPは→ http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/   ★★

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コメント

ゲスト
すごい写真ですね
Tadさん、こんばんは。

「振り向くとこんなことが起きていた」の写真は有り得ない程凄いと思います。素晴らしいとしか言いようがない。
2013/7/19 19:29
Re: すごい写真ですね
dari88 さん、

いつもありがとうございます
ほんとに写真は腕よりチャンスですね
2013/7/19 20:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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2/5
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3/5

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