ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3229076
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

笠ヶ岳 (4ノ沢右俣から周回)

2021年05月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
katatoshi その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:58
距離
16.3km
登り
2,286m
下り
2,273m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:34
休憩
0:17
合計
7:51
距離 16.3km 登り 2,286m 下り 2,290m
4:46
7
4:53
4:54
3
4:57
185
8:02
8:06
5
8:11
20
8:31
58
9:41
9:44
2
9:46
9:47
9
9:56
4
10:00
55
10:57
ゴール地点
天候 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
新穂〜4ノ沢出合
暗闇の藪漕ぎ、沢歩き、渡渉があるので経験者と行きましょう。

4ノ沢〜笠ヶ岳〜杓子平
4ノ沢は落石だらけで歩きにくい、両岸から落石やブロック雪崩があるので危険極まりない。雪は源頭まで概ね繋がっているが落とし穴が所々ある。標高2500mから上はカチカチの超急斜面なので滑落に注意。
笠ヶ岳からの稜線は雪があり歩きやすいが杓子平に下降するときはバックステップで下りないといけない。杓子平ではハイジの気分になれます。

穴毛谷〜新穂
穴毛大滝上部の急斜面は滑落に注意、滑ると穴毛大滝の滝壺に落ちます。
河原の所は明るいと靴を濡らすことなく渡渉できます、巨大堰堤下の藪漕ぎも最小限で済みます。
その他周辺情報 コロナがまん延しているので自宅で入浴。
沢は明るいほうがいい。
2021年05月30日 04:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/30 4:03
沢は明るいほうがいい。
ここで渡渉、沢靴なので問題なし。
2021年05月30日 04:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
5/30 4:16
ここで渡渉、沢靴なので問題なし。
残雪が出てきた。
2021年05月30日 04:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/30 4:23
残雪が出てきた。
デポ。
2021年05月30日 04:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/30 4:36
デポ。
落ちないように。
2021年05月30日 04:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/30 4:46
落ちないように。
穴毛谷を詰めていく。
2021年05月30日 04:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10
5/30 4:57
穴毛谷を詰めていく。
4ノ沢出合に到着。
2021年05月30日 04:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/30 4:59
4ノ沢出合に到着。
ピーカンだ。
2021年05月30日 05:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9
5/30 5:03
ピーカンだ。
4ノ沢に突入する。
2021年05月30日 05:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8
5/30 5:03
4ノ沢に突入する。
振り返ると怖い。
2021年05月30日 05:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7
5/30 5:22
振り返ると怖い。
右俣に行く。
2021年05月30日 05:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8
5/30 5:25
右俣に行く。
至る所に落とし穴がある。
2021年05月30日 05:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
5/30 5:39
至る所に落とし穴がある。
そして落石地獄。
2021年05月30日 05:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/30 5:41
そして落石地獄。
両岸は岩の世界。
2021年05月30日 05:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
5/30 5:43
両岸は岩の世界。
ズンズン行く。
2021年05月30日 05:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8
5/30 5:49
ズンズン行く。
振り返ると穂高。
2021年05月30日 05:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9
5/30 5:49
振り返ると穂高。
いつまでも続く落石地獄。
2021年05月30日 06:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/30 6:06
いつまでも続く落石地獄。
この景観はそそる。
2021年05月30日 06:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7
5/30 6:08
この景観はそそる。
どこまでも続く筋トレ。
2021年05月30日 06:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9
5/30 6:21
どこまでも続く筋トレ。
核心はフリーで行く。
2021年05月30日 07:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/30 7:07
核心はフリーで行く。
狭くなっていく4ノ沢。
2021年05月30日 07:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
5/30 7:14
狭くなっていく4ノ沢。
ふくらはぎがヤバいぞ。
2021年05月30日 07:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
12
5/30 7:28
ふくらはぎがヤバいぞ。
視界がなくなる前に4ノ沢終了。
2021年05月30日 07:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/30 7:45
視界がなくなる前に4ノ沢終了。
ハイ松を漕いで山頂に向かう。
2021年05月30日 07:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/30 7:46
ハイ松を漕いで山頂に向かう。
笠だぜ
2021年05月30日 08:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8
5/30 8:04
笠だぜ
ベイビー。
2021年05月30日 08:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
13
5/30 8:02
ベイビー。
小屋はまだ無人。
2021年05月30日 08:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/30 8:12
小屋はまだ無人。
快適な稜線歩き。
2021年05月30日 08:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6
5/30 8:37
快適な稜線歩き。
杓子平に下降する。
2021年05月30日 08:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/30 8:57
杓子平に下降する。
もうこんなに下りた、下山は早い。
2021年05月30日 09:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7
5/30 9:02
もうこんなに下りた、下山は早い。
杓子平はハイジの気分になれる。
2021年05月30日 09:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6
5/30 9:05
杓子平はハイジの気分になれる。
さらばじゃ。
2021年05月30日 09:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/30 9:16
さらばじゃ。
藪尾根を乗り越すと、
2021年05月30日 09:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
5/30 9:27
藪尾根を乗り越すと、
大滝が見えてきた。
2021年05月30日 09:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/30 9:38
大滝が見えてきた。
豪快だ。
2021年05月30日 09:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
15
5/30 9:43
豪快だ。
さらば。
2021年05月30日 09:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6
5/30 9:45
さらば。
5ノ沢。
2021年05月30日 09:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
5/30 9:48
5ノ沢。
あっという間に安全地帯。
2021年05月30日 09:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/30 9:58
あっという間に安全地帯。
新穂が見えてきた。
2021年05月30日 10:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
5/30 10:22
新穂が見えてきた。
巨大堰堤。
2021年05月30日 10:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
5/30 10:26
巨大堰堤。
下ザーン。
2021年05月30日 10:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7
5/30 10:54
下ザーン。
撮影機器:

装備

個人装備
登攀具一式 ハーケン3 バイル アブミ 30mロープ スノーバー 沢靴
共同装備
ツエルト 捨て縄10m

感想

今日はピーカン予報なので決戦、残雪を繋いで穴毛谷から4ノ沢を詰めて笠ヶ岳に行こう。いったい何が出てくるか、ワクワクドキドキで2人でスタートした。

深夜3時の遅めのスタート、明るくならないと4ノ沢は危険だからこの時間でいいのだ。左股林道から橋を渡り藪を漕いで進む、ここはいつも厄介でいつも進むルートが違う。巨大堰堤が現れ左岸側から巻いていく、最後の巻は際どい岩登り、一つ手前で右岸側に行くべきだった。

堰堤を超えて河原を歩くと薄明るくなってきた。さて、右岸側で行き詰った。沢靴を履いているからドボンして左岸側に渡り進んでいく。しばらくで残雪が出てきたので登山靴に履き替えよう。

もう周りは明るいから安心だ、雪を踏みしめて4ノ沢出合から突入する。傾斜がきつくなる前にアイゼンを履いた。4ノ沢は雪面に落石の雨あられ…非常に歩きにくいっす。落石を避けながら右へ左へと高度を上げていく。今日も何が出てくるか分からないから重い登攀具を背負っている、筋トレ開始です。
雪は切れることがなく続いている、黙々と高度を上げる単調な筋トレ…疲れたので休憩しようと言った時に轟音が響き渡った。
つい1分前まで登っていた左岸側の岩壁からブロック雪崩が発生した、ゴロンゴロンと谷底に落ちていった。マジで怖いっす、早く危険地帯から抜け出そう。

2500mを超えると雪が固く超急斜面になってきた、これ下山には使えないな。
上部にガスがかかり始める、聞いて無いっす。視界があるうちに4ノ沢から脱出したいけど足が言うことを聞いてくれない。ふくらはぎが悲鳴を上げている。重荷のせいだな。

何とか視界があるうちに脱出成功、後は藪を漕いでピークに行こう。視界なし、強風、寒いっす。ガレ場を登って着いたぜベイビー。寒いので記念写真撮ってすぐに下山開始だ。逃げ足は速い、稜線まで下りると風が緩くなってきた。ここでやっと休憩、栄養を摂って登り返しです。抜戸岩からアップダウンをこなして2753mのポコに行く、ここから杓子平に下降する。周りはガスがかかったり晴れたり…晴れた瞬間を狙って下降開始です。

バックステップで急斜面を下りたらハイジの世界だった。厳冬期にスキーで滑った事が懐かしく思えた。雪も緩んできたので走ろう、2人でダッシュ、ドンドン高度が下がっていった。
杓子平を過ぎると穴毛谷の下降になる、藪尾根を乗り越え左の谷に入らなければならない。藪尾根をちょっと下降しすぎて際どいクライムダウンとなったがよっちゃんでした。穴毛大滝までの急斜面には気を使う、滑落したら滝壺に落ちてしまう。慎重に下降すると豪快な大滝が現れた。いつ見てもこの大滝は素晴らしい、写真をいっぱい撮って満足。再び下降する。

あっという間に安全地帯に到着した、デポしておいた沢靴を回収して河原を下っていく。視界があるから渡渉はよっちゃん、靴を濡らすことはなかった。明るいと巨大堰堤軍も藪漕ぎも全く問題なくクリア…明るいって素晴らしい。
林道に降り立ち時計を見たらまだ11前、新穂まで走って8時間切りをしよう。汗だくになりながらゴール…8時間切れました。
終わってみれば登攀具はただの重り、足腰の筋トレバンザイ。。。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2932人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら