ああ絶景かな・・! 満足の針木岳-蓮華岳日帰り
- GPS
- 09:59
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 1,934m
コースタイム
-11:00針ノ木小屋11:30-12:20蓮華岳(周辺散策)13:05-13:45針ノ木峠
帰り 14:20針ノ木峠-14:55雪渓取付-16:10登山口
天候 | 曇り-晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上の有料駐車場は36時間で1000円、結構空いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口-雪渓取り付き 大沢小屋手前に水場あり。湧水、つめたくおいしい水でした。 雪渓取付手前の崖のトラーバースに注意 トラロープも古くなっています。 雪渓 雪渓は初めと終わりが急登です。とくに帰りの小屋下200mほどは慎重に! 軽アイゼンはあったほうが良いです。 下りが注意です、特に雪が腐ってくる午後、小屋直下は滑ったら大変です。 ストックよりピッケルがおすすめです。 針ノ木小屋-針ノ木岳 夏道です、アイゼン不要です。ただ下りのザラ場は滑ります。 登ってくる人に石を落とさないようにしましょう。 針ノ木小屋-蓮華岳 最初だけが急登ですが、後は気持ちの良い稜線歩きです。 晴天時は最高ですね。 |
写真
感想
7月に入ってからの山行は天気が悪く、眺望もきかないのでストレスが溜まっていました。
今回も猫の目のような天気予報に一喜一憂、今週も当初は良くなかったが直前で変わりました。
どうやら今回は北の方が良さそうです。
それなら雪渓もあって花も楽しめる、その上出発もそんなに早くでなくて同行のA君が行ったことが無い山・・・。
針ノ木雪渓から針ノ木岳-蓮華岳に行くことにしました。
自分も昨年蓮華岳がガスのため登っていないし、蓮華岳はコマクサのシーズンであることから期待が持てそうです。
登山口では臨時の相談所が開設されていて、登山届を再提出して出発。
扇沢ではちょうど立山方面のバスの出発を待って行列が出来ていました。
ここは立山、爺ヶ岳-鹿島槍、針ノ木といくつかの登山口がある、賑やかな場所です。
でも針ノ木はそのなかでは一番少なく静かな登山が楽しめそうです。
谷沿いをトラバースしながら徐々に標高を稼ぎ1時間半ほど登って雪渓の取り付きです。
雪渓はこの時期になるとだいぶ後退してました。
今回は簡易アイゼンで登れたので足下が軽い、ただ滑るので足の置き場に気を遣います。
ステップがあるところを探しながら登ります。
雪渓を登る人も少なく静かに進んでいく。
まっすぐ何も考えず、なるべく息のあがらないように登ってきました。
青い空と白い雪渓、まぶしい緑に白い雲、やっぱり山登りはこうじゃなくちゃと思う。
ひさびさに気分も高揚したせいか苦しさは感じませんでした。
雪渓と格闘すること50分程で針ノ木小屋に到着です。昨年と同じタイムで登って来られました。
小屋のベンチに座って目の前に穂高連峰まで連なる幾つもの尾根、遠く富士山まで見えて素晴らしい景色です。
北アルプスにはほとんど雲がかかっていない、こちらに来て正解だった。
休憩してから針ノ木岳を目指します、
昨年は6月中旬で急斜面に雪がついいていてトラバースするところがひやひやものでしたが、
今回はアイゼン不要で歩きやすかったです。
途中から針木岳へのコルから剣岳が鮮明に姿を現したのは感動もの。
空気が澄んでいて、遠くの山もすぐ近くに迫って見えました。
山頂からは360度、全てはっきり見渡せたし、遠くの能登半島、富山湾までみえました。
こんなに視界が効くのは夏の時期しては珍しいのでは、
北アルプスのほとんどの山が見えて、A君と山の名前の確認ができました。
その後下って、一旦針ノ木小屋の食堂でや休んでから今度は蓮華に向かいます。
我々にとってこの山は初めてで、すぐに山頂かなと思って進むとさらにその先向こうにあってびっくりした。
遠くに見えても快適な稜線歩きのため、気になりません。
花を眺め、景色を堪能しながらゆっくり登ります。
針ノ木と岳と対照的で、女性的なゆったりした山容は心を和ましてくれました。
正直、こんなに良い山だとは思いませんでした。
あと1mあれば、2800mとなりもっと有名になったのになあと思う。
山頂周辺で白いコマクサがあると聞いて探していると、いきなり雷鳥が目の前に進んでくる。
どうやら怒っていて、テリトリーに新入してしまったらしい。
羽ねを下げて、人間で言ったら肩を怒らせてガンを飛ばしてくる。
こちらはその先にコマクサを見に行きたいのにあんまり怒っているので??
なるほどこれは雛が近くにいるらしいと気づく。
じっとしていると1羽しばらくしてまた1羽と全部で4羽の雛たちが石の間から出てきた。
こちらが少しでも動くとまた親鳥は再びこちらに向かってくる。
雷鳥に悪いことをしたかなと思うが、遊んでもらって楽しい時間を過ごせました。
結局本来の目的の白いコマクサは見つからず、残念でした。
ゆったりと時間が過ぎいきます。
いつもの時間に追われる日帰り山行とちがって、
今日は気持ちが満足したので帰ることにしました。
蓮華岳からの稜線の下りは両側に穂高連峰と剱、そして
前方に針ノ木をながめながらの空中散歩の様な幸せの時間です。
実に素晴らしかったです。
針ノ木小屋からの帰りは雪渓をスケートの様に滑って下ってきました。
雪の腐れ具合が良く、そりのように下りました、これもまた楽しかった。
来年もまた今頃来たい山ですね。
雪渓、花、眼下の眺望、そして・・・、
なんといっても北アルプス全貌が見渡せるのですからね。
本当に満足の日帰り山行でした。
同じ日に扇沢から七倉岳まで行ったのですが
私も蓮華岳を少し下ったところで雷鳥の親子を見ました
三羽のヒナが登山道にいたので
通り抜けようと近づくと
母鳥が胸を膨らませて「シャーッ」
という音を出して向かってくるのでしばらく
立ち往生でした
ヒナが登山道からそれた所を抜けると
母鳥が10メートルくらい追いかけて来ました
たぶん同じ雷鳥なのでしょうね
10回以上雷鳥を見ていますが
イカクされたのは初めてです
母親は強いですね
初めまして。
我々のだいぶ先に大きなリュックで七倉へ下っていく方が
見えましたので、きっとBem13さんだったのかも?
あの稜線を独り占めされて羨ましいと思っていました。
多分同じライチョウですね。
本当につつかれそうになりました。
母親が出てきて注意を引こうとするのでしょうけど
なにもそこまでしなくても危害は加えないのに・・
よほど私が悪人面にみえたんでしょうか?
今度は愛想のよいのに遭いたいですね。
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