『樽前山／東山コースで外輪山一周／動画あり』

2013年06月20日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.4km
• 登り: 593m
• 下り: 590m

コースタイム

私のコースタイムでございますが、昔の無理が祟って膝を痛めておりまして、また、映像・写真を撮るためにマイペースで登りますので、他の方の参考にならない可能性がございます。ご承知置きくださいませ。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

樽前山は登山口がございます7合目まで車で行くことが出来ます。支笏湖の東にございます国道276号線から道道141号に入りまして3.7kmほど進んだ所にございます5合目ゲート(動画の中で一時停車したゲート)を通過し、砂利道を経て70台ほどが駐車できる7合目駐車場に至ります。ただし7合目の駐車場が満車の場合は5合目ゲートが閉鎖され、その手前の車道脇に邪魔にならないように車を駐車致しまして、そこから登る覚悟が必要でございます。特に土・日・祝日は午前中を中心に駐車場がかなり混み合うようでございます。なお、冬期は「道道141号線」と「市道樽前観光道路」が通行止めでございますので下記でご確認下さいませ。

　苫小牧市 「樽前山」：
　http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kankojoho/kankoannai/tarumaezan/tarumaezannitsuite/

コース状況／危険箇所等

樽前山の最高地点は溶岩ドーム上にございますが、現在は外輪山から内側の火口原への立ち入りが禁止となってございまして、外輪山のピークである「東山」が事実上の頂上となってございます。外輪山は霧による迷子と火山ガスとに気をつけていただければ、ご家族連れや初心者の方でもお気軽に登って一周していただくことが出来るお勧めの山でございます。

その他周辺情報

登山口にございます「樽前山7合目ヒュッテ」は苫小牧市の管理でございます。市のホームページによりますと、『樽前山の良さを保ち、その良さを多くの人に知っていただく為に建てられました。通年管理人が常駐していますが、自然保護・防災・緊急避難的要素が高い施設である為、通常時の宿泊は受け付けていません。』とのことでございます。あくまで緊急避難小屋でして、通常の宿泊は受け付けておられません。なお、この登山口には水場がございませんのでご注意下さいませ。トイレは駐車場奥にございます。

写真

6/23 1:11

樽前山7合目ヒュッテ前（東山コース）登山口

6/23 1:11

樽前山7合目ヒュッテ前（東山コース）登山口

6/23 1:11

樽前山7合目ヒュッテ前（東山コース）登山口

6/23 1:11

樽前山7合目ヒュッテ前（東山コース）登山口

6/23 1:11

マイヅルソウ

6/23 1:11

ウコンウツギ

6/23 1:12

エゾイソツツジ

6/23 1:12

エゾイソツツジ

6/23 1:16

ミネヤナギ

6/23 1:12

6/23 1:12

外輪取付（東山分岐）より東側火口原と溶岩ドーム

6/23 1:12

外輪取付（東山分岐）

6/23 1:12

外輪取付（東山分岐）より溶岩ドームのA火口方向望遠

6/23 1:13

外輪取付（東山分岐）より樽前山神社奥宮方向望遠

6/23 1:13

南東側外輪より溶岩ドームのA火口

6/23 1:13

南東側外輪より溶岩ドームのA火口望遠

6/23 1:13

南東側外輪より溶岩ドームのA火口望遠

6/23 1:13

南東側外輪より溶岩ドームのA火口望遠

6/23 1:13

南東側外輪より溶岩ドームの南面直下望遠

6/23 1:13

南東側外輪より西山尾根突端の亀裂望遠

6/23 1:13

南東側外輪より西山ピーク望遠

6/23 1:13

南南東側外輪より溶岩ドームのH亀裂方向

6/23 1:13

南南東側外輪より溶岩ドームのH亀裂望遠

6/23 1:13

南南東側外輪より溶岩ドームのH亀裂望遠

6/23 1:13

樽前山神社奥宮

6/23 1:13

樽前山神社奥宮

6/23 1:14

樽前山神社奥宮

6/23 1:13

樽前山神社奥宮

6/23 1:14

樽前山神社奥宮より溶岩ドームのH亀裂方向

6/23 1:14

樽前山神社奥宮より溶岩ドームのH亀裂望遠

6/23 1:14

樽前山神社奥宮より溶岩ドームのH亀裂上方望遠

6/23 1:14

樽前山神社奥宮より溶岩ドームのH亀裂下方望遠

6/23 1:14

樽前山神社奥宮より溶岩ドームのB噴気孔群望遠

6/23 1:14

樽前山神社奥宮より溶岩ドームの南面直下望遠

6/23 1:14

樽前山神社奥宮より西山方向への道

6/23 1:14

南側火口原より西山尾根突端

6/23 1:14

南側火口原より西山尾根突端の亀裂

6/23 1:14

南側火口原より溶岩ドーム仰望

6/23 1:14

南側火口原より溶岩ドームのB噴気孔群仰望望遠

6/23 1:14

南側外輪壁ガリー侵食崩壊部

6/23 1:14

南側外輪壁ガリー侵食崩壊部

6/23 1:14

パン皮状火山弾

6/23 1:14

コケ

6/23 1:14

西山尾根分岐より西山ピーク仰望

6/23 1:14

西山尾根分岐より西山ピーク仰望望遠

6/23 1:15

樽前山 西山ピーク（三等三角点（点名：樽前山）が見える）

6/23 1:15

樽前山 西山ピーク

6/23 1:15

西山ピークに設置された樽前山山頂監視局（室蘭開発建設部）の観測装置（手前）

6/23 1:15

西山ピークに設置された樽前山山頂監視局（室蘭開発建設部）の観測装置上部に増設された監視カメラ

6/23 1:15

西山ピークに設置された樽前山山頂監視局（室蘭開発建設部）の観測装置のソーラーパネル

6/23 1:15

西山ピークに設置された国土地理院のGPS火山変動リモート観測装置（八角柱型REGMOS-H）

6/23 1:15

西山ピークに設置された国土地理院のGPS火山変動リモート観測装置（八角柱型REGMOS-H）

6/23 1:15

西山ピークより西方向

6/23 1:15

西山ピークより支笏湖方向

6/23 1:15

西山ピークより932m峰方向

6/23 1:15

西山ピークより西山尾根突端方向

6/23 1:15

西山尾根より南側外輪壁ガリー侵食崩壊部俯瞰

6/23 1:15

西山尾根突端より溶岩ドーム

6/23 1:15

西山尾根突端より溶岩ドームのB噴気孔群望遠

6/23 1:15

西山尾根突端より溶岩ドームのC亀裂望遠

6/23 1:15

西山尾根突端より樽前山神社奥宮望遠

6/23 1:15

西山尾根突端より南側外輪壁ガリー侵食崩壊部俯瞰望遠

6/23 1:15

西山尾根突端より西山ピーク仰望望遠

6/23 1:15

西山尾根突端より南西側外輪方向下り

6/23 1:15

6/23 1:15

南西側外輪より溶岩ドームのB噴気孔群仰望望遠

6/23 1:15

南西側外輪より溶岩ドームのC亀裂仰望望遠

6/23 1:16

西側火口原より溶岩ドーム仰望

6/23 1:16

西側火口原より溶岩ドーム仰望望遠

6/23 1:17

パン皮状火山弾

6/23 1:17

北東側外輪より東山ピーク方向仰望

6/23 1:17

北東側外輪から溶岩ドームのD火口方向

6/23 1:17

パン皮状火山弾

6/23 1:17

火山礫

6/23 1:17

6/23 1:17

北東側外輪より東山ピーク方向仰望

6/23 1:17

北東側外輪より東山ピーク方向仰望望遠

6/23 1:17

樽前山頂上（東山ピーク）

6/23 1:17

樽前山頂上（東山ピーク）

6/23 1:17

パン皮状火山弾

6/23 1:17

樽前山頂上（東山ピーク）より外輪取付（東山分岐）方向

撮影機器：

NIKON D90 NIKON CORPORATION

感想

welcomecat

【2013/06/20】北海道の「樽前山（たるまえさん）」に登ってまいりました。こちらの山は札幌から直線で南へ約42kmで支笏湖の南東に位置しておりまして、苫小牧市と千歳市にまたがる活火山でございます。標高は1,041mで「支笏洞爺国立公園」に属してございます。「風不死岳」、「恵庭岳」とともに支笏三山の一つでございます。

樽前山は登山口がございます7合目まで車で行くことが出来ます。支笏湖の東にございます国道276号線から道道141号に入りまして3.7kmほど進んだ所にございます5合目ゲート(動画の中で一時停車したゲート)を通過し、砂利道を経て70台ほどが駐車できる7合目駐車場に至ります。ただし7合目の駐車場が満車の場合は5合目ゲートが閉鎖され、その手前の車道脇に邪魔にならないように車を駐車致しまして、そこから登る覚悟が必要でございます。特に土・日・祝日は午前中を中心に駐車場がかなり混み合うようでございます。なお、冬期は「道道141号線」と「市道樽前観光道路」が通行止めでございますので下記でご確認下さいませ。

　苫小牧市 「樽前山」：
　http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kankojoho/kankoannai/tarumaezan/tarumaezannitsuite/

登山口にございます「樽前山7合目ヒュッテ」は苫小牧市の管理でございます。市のホームページによりますと、『樽前山の良さを保ち、その良さを多くの人に知っていただく為に建てられました。通年管理人が常駐していますが、自然保護・防災・緊急避難的要素が高い施設である為、通常時の宿泊は受け付けていません。』とのことでございます。あくまで緊急避難小屋でして、通常の宿泊は受け付けておられません。なお、この登山口には水場がございませんのでご注意下さいませ。トイレは駐車場奥にございます。樽前山の最高地点は溶岩ドーム上にございますが、現在は外輪山から内側の火口原への立ち入りが禁止となってございまして、外輪山のピークである「東山」が事実上の頂上となってございます。この火山には複数の機関による地震計・傾斜計・空振計・GPS・遠望カメラなどの観測装置が「西山」ピークをはじめとして各所に設置されてございまして、火山活動の常時監視・観測が行われてございます。

前回、2011年06月01日には強風の為に東山ピークまでしか行けませんでしたが、今回は「樽前山7合目ヒュッテ前登山口」から「東山コース（樽前山ヒュッテコース）」を外輪取付（東山分岐）まで登りまして、そこから外輪山を時計回りに一周致しました。南北約1.2�辧�東西約1.5�劼旅�大な火口原の中央には最大直径約450m、高さ約130mの巨大な溶岩ドームがそびえてございます。外輪山にございます「樽前山神社奥宮」からこの溶岩ドームを見ますと、物凄い亀裂やもうもうと立ち上がる煙が圧巻でございます。また、西側火口原から見ますと黒く巨大な蟹の怪物のようにも見えました。あらためて北海道の大自然を体感できる興味深い一日になりました。外輪取付（東山分岐）までは火山灰質の斜面にさえ注意をすれば危険な箇所はございません。樹林帯を超えますと視界を遮る物が全く無く、広大な国有林を見下ろしながらザレ場の高度を上げて行くだけでございます。外輪山は霧による迷子と火山ガスとに気をつけていただければ、ご家族連れや初心者の方でもお気軽に登って一周していただくことが出来るお勧めの山でございます。


余談：
支笏三山の中心にございます支笏湖は長径13km、短径5kmのマユ型をした湖でございます。最大深度は約360mで日本最北の不凍湖でございます。太古にはここに巨大な火山が存在しており、それが大爆発を起こして陥没して巨大な円形のクレーターを形成致しました。そして、そこに淡水が溜まってクレーター湖が出来たのでございます。その後、この湖を含む一直線の構造線上に「風不死岳」、「恵庭岳」、「樽前山」の順で支笏三山が生まれたのでございます。三山の中では「風不死岳」が最も古い山ということになります。円形であったクレーター湖は「風不死岳」と「恵庭岳」の誕生によりましてマユ型に変形し、現在の支笏湖の元になりました。余談でございますが、「932m峰」は「樽前山」のピーク「東山」に対応して「北山」とも呼ばれることもございますが、実は「樽前山」より前に形成された独立した山体だそうでございます。