箱根、湯坂路（鎌倉古道）を歩く

2010年02月25日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.7km
• 登り: 450m
• 下り: 1,079m

コースタイム

9:17芦ノ湖・元箱根→9:49お玉ヶ池→10:34六道地蔵（石仏群）→12:10飛竜ノ滝→13:04鷹巣山→13:27浅間山→14:45湯坂城跡→15:30箱根湯本

天候

快晴

アクセス

往路：箱根湯本→元箱根→湯坂路
復路：箱根湯本→小田原

コース状況／危険箇所等

まったく危険なところもなく、歴史的な古道に沿ったたくさんの遺跡を見ながら、しかも自然の残った中をのんびりと歩ける。

写真

2/25 9:17

芦ノ湖の元箱根を出発

2/25 9:24

箱根旧街道
ケッペン（オランダ）・バニー（イギリス）碑
箱根の美しさを紹介した人

2/25 9:27

権現坂
江戸時代の石畳

2/25 9:32

お玉慰霊社

2/25 9:49

お玉ヶ池

2/25 10:19

石仏ガイダンス棟

2/25 10:21

元箱根石仏・石塔群周辺案内図

2/25 10:26

御伏石
頼朝がこの石の上で書状を書きしめたと言われている。

2/25 10:30

精神湖
この辺りを賽ノ河原と言われ、死者の霊がさ迷う六道悪趣の所であった。
後方は駒ヶ岳

2/25 10:32

地蔵堂
六道地蔵の覆屋
室町時代後期のように、H9に復元。

2/25 10:34

地蔵菩薩
1300年の作とされている。
約3m
白毫が不気味に光を放っている。

2/25 10:37

八百比丘尼の墓と伝えられている宝篋印塔
一部（普通、高さが2mくらいあると思われる）

2/25 10:38

応長地蔵
応長元年（1311）造られた。

2/25 10:38

宝篋印塔残欠と応長地蔵の解説版

2/26 16:53

宝篋印塔
普通は陀羅尼を中に入れておく。が、多田満仲（源満仲）の墓とも・・・。

2/26 16:54

二十五菩薩（1）

2/25 10:45

二十五菩薩（2）

2/25 10:45

二十五菩薩（3）
以上西側に23体彫られている。

7/23 21:44

東側にも3体。
箱根山は死者の精霊が宿るところとして信仰されていた。
箱根山には地獄（早雲地獄・大涌谷地獄）があると考えられた。

2/25 10:53

左2基が曽我兄弟、右が虎御前の墓
1295年創建
H6〜7年に発掘して、江戸時代の姿に復修した。

2/25 11:07

東光庵跡（茶室）
芭蕉など文人墨客が保養に来ていた。

2/25 11:11

芭蕉句碑（1815年建立）
�爐靴个蕕�は　花のうへなる　月夜哉��

2/25 11:13

東光庵熊野権現
薬師堂

2/26 16:54

熊野神社

2/25 11:33

朝日ヶ丘　旧石器遺跡

2/26 16:55

飛竜ノ滝（1）

7/23 21:48

飛竜ノ滝（2）
二段（上段15m、下段25m）

2/25 13:04

鷹巣山（834m）
城があったらしい。秀吉の小田原攻めに備えて、北条氏が築造した出城。

2/25 13:27

浅間山（801．6m）

2/25 13:40

湯坂路（ゆさかみち）（1）
鎌倉古道の一つで、『万葉集』にも歌われている。

2/26 16:56

湯坂路（2）
『十六夜日記』阿仏尼
�爐い箸気�しき山をくだる。人も足もとどまりたし、湯坂とぞいうなる��
いとさかしき：険しい

2/25 14:45

湯坂城跡

2/25 15:17

湯坂路（鎌倉古道）ハイキングコース登山口

箱根山を越える古道の変遷
�‖�柄道：802年の富士山の噴火で閉鎖された。
��湯坂路：それから戦国時代に使われた。
�Ｈ∈�旧街道：江戸時代

撮影機器：

Optio WPi ペンタックス

感想

asatarou

　一度はこの古道を歩いてみたかった。思ったより石仏や石塔が多く、鎌倉から室町時代に多くの旅人がこの道を行き交っていたのだな〜という実感があった。
　現在の東海道をあたり前に使っているが、かつては富士や箱根のを越える街道をあれこれ昔の人たちが開拓してきた。その歴史的な遺跡などを見ると、当時の人たちのことが懐かしく感じられてくる。今ではこの湯坂路を歩く人は、せいぜいちょっとしたハイカーくらいしかいないのも寂しい限りだ。