ヤビツ峠〜三の塔〜ヨモギ平周回
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 920m
- 下り
- 921m
コースタイム
天候 | 小雨のち曇り その後晴れ 風はほぼなし |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三の塔〜ボスコ間は一般ルートから外れます。道迷いの可能性もありますので、地図・コンパスなど必要です。 地図は手動を含みますので取扱注意です。 |
写真
感想
日曜日、天気予報は雨、残念。風はどうか。
ほぼ梅雨みたいなものだし、この際に長靴と傘のぴっちちゃっぷ登山を体験するのも悪くないかと出発。大山経由か三ノ塔経由でヨモギ平へ、くらいの緩い計画で出発。
遅めに到着したため、大山方面はカットして三ノ塔方面へ。ヤビツ峠で入念にヤマビルファイターを足元・靴裏に噴霧。天気は小雨ながらほぼ風はなく、今日の装備にピッタリ。山道に入ればすぐに霧雨の道で風情あり。
日本武尊足跡や二ノ塔あたりでは山ツツジ満開。濃霧に映える最盛の赤。これはいい。また来年の楽しみにとも思うが、名残惜しい。
さて、鳥居をくぐり日本武尊足跡へ。自分の足よりかなり大きい。頭上にはヤマボウシが花をつけている。ほんのりピンク。帰宅後、秦野市HPに検索をかけたところ、15世紀の地震で湧き水は出なくなったらしいのだが、岩の足形を覆う水は今でも涸れたことがないとのことです。確かに水が残っていました。
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000004153/index.html
ついでにあたりを散策しているとヒルが長靴に吸着。(持参した)塩を…と思うも、鳥居の中で振りかけていいのかとも頭をよぎる。なのでヤマトタケルの踏み込みよろしく満身の力を込めて蛭にデコピン。いなくなりました。雨に濡れてヤマビルファイターの効果が落ちたようなので、またシュッシュとかけ直して出発。
二ノ塔につくころには雨は上がったので食事を簡単に済まし、三ノ塔からお地蔵さんの間で首を左へ向けると、一瞬の雲の切れ間から富士山が出現。今日は無理と思っていたので、おおっ、とカメラを取りだすもほぼまた雲の向こうへ。ちょっと遅かった。が、一瞬とはいえ先週登ってきた富士山(8合目まで)が見えるなんて、見れただけでうれしさ3倍増。しかも時を同じくしてホトトギスの鳴き声今年初。表尾根に響き渡る。お地蔵様の功徳なり、です。
ヨモギ平ではこの日一番の緑天国。雨は上がり陽が差し始めた時間帯で、下草(膝下くらいの高さ)は露に濡れており、道をほぼ覆うほどに成長中。そんな中、一匹の茶褐色のモフモフとしたお尻が逃げていくのを目撃。キツネみたいな印象だったがイタチかテンだったかもしれない。
下を見ながら歩いているといっても下草がぎっしりと覆っているので隙間からしか見れないのだが、足を地面につく瞬間に、んっ蛇?という信号が足に届く前に何かを踏む。にゅるッとする感覚あり。何かが素早く動く気配あり。とりあえず足を高く上げながらダッシュモードでその場を離れる。邪魔したのはこちらなのだから、謝りたい気分になるのだが踏んだ方もびっくり。噛まれなくてよかったが、先もこんな感じかと思うと少々ビビる。鹿柵を潜る手前まで行きやや大きめのブナを眺めて戻ってきました。
無事に明るいうちに戻れて山の神様仏さまに感謝です。風さえなければ傘に長靴で十分に楽しめることを実感したハイキングでした。あとはヒル対策を万全に。結局この日ヒルに遭遇したのは1回だけ。塗り直すこと数回のヤマビルファイターが利いたのかも。
山法師 倭建命 (ヤマトタケル)の 影を追ひ
雲海の 沖浪裏に 浮く富嶽
雲海は 沖浪裏の 如くなり (6月9日追加)
小糠雨(こぬかあめ) 傘で隠せぬ 山つつじ
*雲海…夏の季語。
*小糠雨…無季語。霧雨同様霧のように細かい雨のこと。霧、霧雨は秋の季語。
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