燕岳 日帰りピストン
- GPS
- 08:52
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,608m
- 下り
- 1,632m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土曜日の夜中到着でしたが、なんとか駐車できた感じです。駐車できないと長い林道を戻って、しゃくなげ荘へ駐車することになるので幸運を祈りましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して危険個所はありませんでした。 合戦沢ノ頭まで来ると視界が開けますが、それまでは樹林の中です。所々に大天井岳への縦走路と思われる稜線が見えます。また背後に有明山が見ることができます。 全体的に花崗岩の崩れた白ザレの地面ですが、思っていたよりもグリップするので登りやすいし下山もしやすいです。 稜線へ出ると風が冷たいので、防風準備は必ずしましょう。 燕岳への道、コマクサが所々に生えているので潰さないように注意して歩きましょう。群生しているところにはロープが張ってあり立ち入らない様にしてありますが、1か所ロープの中へ新しい足跡が残っていました。植物保護のためこういうことはしないで欲しいものです。 |
写真
感想
どきどきの北アルプス日帰り山行、燕岳へ行ってきました。
人気No.1の山小屋である燕山荘に泊まることはできませんが、日帰りで思いきり堪能することが今回の目的です。
前夜入りは必須と感じ、24時に中房温泉駐車場へ到着。土曜の夜で既に車はほぼ満車、かろうじて数台停めれる感じでした。ここまでの林道が意外に長く、停められないと林道を戻ってしゃくなげ荘へ、と途中の道端にも看板が出ていました。まずは駐車できて良かったです。ちなみに真夏といえども気温は低く、車中は窓を閉めていても何も掛けずに寝ていると肌寒いほどでした。
翌朝、5時位になると当日到着の車が数台やってきて駐車場は満車に近いのでなんとか場所を探して停めていました。車から出て空を見上げると、なんとか晴れ間が見えていて頂上での青空と稜線のコラボレーションに期待します。
準備をしたら早速登山口へ向かい出発です。
さすがは人気の山で所々で団体さんを抜かさせてもらいます。それにしても山ガールが多い。これもさすが北アルプスといった印象でした。
合戦小屋まで約2時間で到着、だいぶ標準時間よりも速く着いたので調子はまずますのようです。合戦小屋では今回の目的の1つめである、スイカを食べること、実践です。このスイカ、疲れた体に冷やりと甘く、美味し!
もう1個食べたいけど、途中で下痢になるとヤバいので、ぐっと我慢します(お財布のためにも・・・)。
スイカを食べたら燕山荘へ向けて出発です。
合戦沢ノ頭まで来ると視界が開けて気分爽快と言いたいところですが、残念ながらガスっていて青空と稜線のコラボはお預けのようです。ですがここからは高山植物が所々に見られ、写真撮影をしながらゆっくり進みます。青々した植物を観察しながら進んで行くと視線の先にテント場が現れ頭上に燕山荘が見えました。2つ目の目的である燕山荘を楽しむことは、この時はお預け、写真を撮ったらまずは燕岳山頂へ向かいます。
途中イルカ岩を見てコマクサを見て燕岳山頂手前で先行の方に雷鳥いるよ!と言われ見てみると遠くにかすかに動く鳥らしき姿が。はっきり見ることはできませんでしたが、初めての雷鳥に少しうれしかったです。
燕岳山頂からは相変わらずガスが多いものの、向かいの稜線の真砂岳、野口五郎岳、三ツ岳を見ることができ壮大感を感じることができました。残念ながら通して、槍ヶ岳は見ることができませんでしたが、これはまたの機会に取っておきましょう。
さてこの先もう少し進んで北燕岳へと進みます。ここからが3つ目の目的であるコマクサ群生地の観察です。確かに燕岳までの道にもコマクサは咲いており群生している箇所はありましたが、燕岳より少し進んだほうがより良い株が多いように思いました。こちらの方まで歩いて来る人はあまり多くない様で、ひっそり感もあり花見に集中できます。群生の中ではありませんでしたが中でもひときわ大きな株を発見し、自分の中でNo.1の株となりました。
北燕岳は途中東沢下降点までの道と分かれ、北燕岳頂上と標識が出ていますが、行ってみると山頂標もなく本当にこれが北燕岳?と今でも疑問です。ちなみにこの場所もひっそり、今回は自分ともう1名の2名で長いこと景色を独占していました。
燕山荘へ引き返し、2つ目の目的を堪能することにします。
ここでの目的は、宿泊気分で昼食を注文して食べること。食べ終わったらケーキセットを食べることです。もしものために自炊セットも持って来ていましたが、意外にも山荘内で食べる人は少なく、ゆっくり静かに堪能することができました。デザートのケーキセットは、リンゴとカスタードのタルトを選びましたが、これがまた疲れた体にリンゴの甘酸っぱさがベストマッチ!秋にはケーキフェアがあるらしいのでまた来たいです。それにしてもさすがNo.1山小屋です。小屋内も広く綺麗でスタッフの応対も丁寧なので人気があるわけです。これは女性には特にうれしいポイントでしょうね。
もっと長くいたかったのですが、下山して温泉に入ることも考えるとあまり長いもできないのでぼちぼち下山することにしました。
下山の準備中、雨が降り出し、ここまでなんとか持ってくれたことに感謝でした。ここから一気に下山します。心配していた膝の痛みも全くと言ってよいほど発症せず、2時間で下山。下山後は登山口の湯原の湯に浸かりました。この温泉は露天のみですが、もともと露天が好きなので大満足です。ヌルヌルのアルカリ線でお肌すべすべ(オッサンなのに・・・)。湯上りには最近定番化しつつある、ノンアルコールで一杯やって、帰路へ。
北アルプスって日帰りできるのか心配でしたが、なんとかこなすことができ良かったです。こんない良い山へ日帰りできるなんてびっくりでした。
また日帰りできる北アルプスを探して行ってみよう。
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