三国岳〜光砥山〜小野村割岳
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- GPS
- 08:00
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,404m
- 下り
- 1,304m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高島市コミュニティバス - 朽木学校前〜桑原橋 220円 - 同上 京都バス - 32系統 - 広河原〜烏丸北大路 1000円 京都市営地下鉄 - 北大路〜四条 260円 事前にネットで検索した際、高島市コミュニティバスの朽木学校前の発車時刻は8時37分で、現地での表示は8時31分となっていました。 実際には8時32分の発車だったので、後者が正しいようです。 江若交通のバスが朽木学校前に到着するのが8時14分となっており、問題はなさそうですが、近くのコンビニに寄る際にのんびりし過ぎないようにという感じでしょうか。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■桑原橋バス停〜三国岳 桑原橋バス停から橋を渡り、林道を歩くと、写真5の登山口に至ります。 踏み跡が分散している所もあるけど、登りでもあり、特に問題はなく、歩きやすい道を辿ると高島トレイルのルートと合流し、写真16の分岐を経て、三国岳山頂へ。 ■三国岳〜P936〜天狗岳分岐〜P921〜P927 三国岳の山頂から少し進むと、岩屋谷からのルートと合流。 歩きやすい道が続き、最後はやや急な斜面を登ると、P936に至ります。 逆方向で進む場合だと、P936からは少し分かりにくいように感じそう。 天狗岳分岐付近は倒木が多く、それなりに荒れています。 今回は倒木を避けるべく進む踏み跡を辿ったようで、少し戻る形で天狗岳分岐を確認。 その後はあまり問題はなかったはず。 ■P927〜光砥山〜小野村割岳 P927から少しだけ戻り、中央分水嶺を引き続き辿ります。 進行方向に注意しつつ進み、踏み跡から逸れて南下すると、光砥山山頂に到着です。 来た道を少しだけ引き返し、その後も進路に注意して進むと、小野村割岳山頂へ至ります。 ■小野村割岳〜P911〜雷杉〜P832〜P840〜佐々里峠〜広河原バス停 小野村割岳の山頂からはそれなりに明瞭なルートとなり、歩きやすい道が続きます。 写真65などに写っている通報標識が一定程度の感覚であり、どこまで進んでいるかを把握しやすいし、ラミネート加工されている地図が全ての箇所ではないけども置かれており、必要な場合には助けとなるでしょう。 佐々里峠からは長い舗装路歩きとなり、広河原バス停へ。 今回はメモを紛失してしまい、途中からは余裕のないままに歩く事になり、記憶がいつも以上に曖昧で、上記の内容はあまり参考にならないかも。 地形図を見て、軽く数えてみると、主稜線上のピーク数は30以上。 巻いて進む所もあり、実際にそれだけのピークを辿る訳ではないけど、繰り返されるアップダウンは地味に体力を奪い、地形図を軽く眺めての印象よりもハードだと感じます。 目印は散見されるけど、それを頼りに歩くのは無謀だろうし、読図だけで歩くにしても、現在地を読み誤ると、その後のリカバリーは大変になりそう。 事前にエスケープルートを確認した上で、GPS機能のある機器を用意して歩くのが良いはず。 以上、僕と同程度の技量の方へ向けて。 |
その他周辺情報 | トイレ - 桑原橋バス停付近、広河原バス停付近 朽木学校前バス停のトイレは使用不可でした。 |
写真
大人数の団体さんが先着しており、お約束的な写真の撮影はできず。
バスの発車まで1時間以上あり、確実に間に合いそうなので、この後は樹木を観察しながら舗装路をゆっくりと歩く。
感想
昨年は未踏の山を全く訪れないままに終わり、例の件による事情があるとは言え、停滞感のある年になってしまいました。
今年になって、5月の最初の山行で久しぶりに未踏の山を歩き、その流れを失わないようにしたい。
2年前の6月に小野村割岳を訪れた際、数々の巨木にももちろん圧倒されて素晴らしかったのだけど、途中のエゴノキの群生している一帯で周囲に充満していた香りが忘れられず、また体感したくて同じ時期に歩く機会を窺っていました。
色々と考えた結果、朽木側から三国岳経由でアプローチすれば、行動時間を確保しつつ上記の項目を満たす事ができそうなので、ルートを設定。
ゴール予定地点は広河原バス停で、ここを始発地点とするバス便を逃すと悲惨な事になるはずなので、今回は時間管理をいつも以上にしっかりする必要があるのです。
コミュニティバスの運転手さんと少しだけやり取りをした後、桑原橋バス停に降り立ち、周囲を確認。
安曇川駅に到着してから高島市コミュニティバスに乗るぐらいまでは小雨が降っていたのだけど、次第に天候は回復し、気持ちの良い青空となっています。
朽木学校前バス停での待ち時間にヤマビル除けの処置を済ませており、すぐにスタートです。
橋を渡ってすぐの辺りにトイレがあり、ありがたく利用させてもらう。
今回は高島トレイルのルートではなく、まずは林道へ。
しばし歩いて行くと、登山口の標柱があり、上へと続く踏み跡が確かにある。
幼木などの枝がそれなりに茂っていて体に触れるので、マダニの存在が気になる。
踏み跡ははっきりしているし、歩きやすい。
倒木の影響なのか、踏み跡が分散している所もあるようだけど、別に問題なし。
ギンリョウソウをたくさん見かけるけど、倒れているのが多い。
まだ結実する前だし、どうしてだろう?
イワカガミの葉っぱもたくさんあり、いつかは花の咲く頃に訪れてみたいと思うけれど、その時期には歩きたい山域があまりにも多く、実現の可能性は低そう?
蒸し暑さを感じるものの、順調に歩き、高島トレイルのルートらしきのと合流。
立派な木を見つつ進み、経ヶ岳方面からのルートとの合流地点には、高島トレイルの標識があり、ちょっと安心感を得る。
芦生研究林側には魅惑的な谷の源頭部が現れ、すぐに三国岳山頂に到着です。
京都府第3位の高峰であり、いつかは訪れようと思ったままに年月が流れてしまいましたが、やっとこさでの登頂となり、言葉では表しにくい感慨があります。
パンを食べつつ、山頂の雰囲気に浸ります。
少し下って行くと標識があり、岩屋谷へ通じているルートとの分岐のよう。
その後も尾根は歩きやすく、程々のペースを維持して進んで行きます。
P936へ向けて、まずまずの傾斜の斜面を登って行きます。
写真27の『久多』が何を意味するのかを判断しようとしたのか、その前後でだったかは記憶が曖昧だけど、iPadで状況を確認。
P936に到着してピークハンターさんのプレートを撮影後、メモがなくなっているのに気付き、あの嫌な感覚が全身を巡る。
まだメモした項目は少なく、レコの作成に影響は少なそうだけど、メモがポーチ内に存在しているのを何度となく確認していたとの思いが強く、そんなに戻らなくても良いはずと判断し、探しに戻る事に。
来た道を引き返すべく進むと、何だかおかしい。
iPadで確認すると、別方向の尾根へ向かっていて、これは良くないパターンだと心の声が警報を発する。
軌道修正しようとするけど、正しい方向に進みにくく、ああ、こういう感じで登って来たのだと思い出し、そちらへ。
焦りは禁物なので、「冷静に」と心の中で唱えつつ、メモが落ちていないかと探しながら進んで行きます。
しかし、それらしき物は全くなく、三国岳山頂に到着。
訪れたいとの思いが蓄積していたとは言え、1日に2度の登頂をする必要はないのに。
メモを諦め、予定を変更し、高島トレイルを歩いて朽木側へ下山というのも考えたのだけど、広河原方面へ進んだ場合には色々とショートカットも可能なので、予定通りに進めるべく、再びそちらへ向かう事に。
半ば諦めムードで歩いていると、もうP936の手前まで来ていて、気持ちを切り換えるしかないかなと思っていると、見間違えようのない紙片が転がっており、思わず声が漏れる。
紛失したメモを発見です。
P936から引き返し始めた時に違う尾根へ進んだので、その時はここを通っていなかったようで、そのせいで見かけなかったと思われる。
P936に到着、1時間以上のタイムロスとなり、天狗岳には寄らない事にします。
進行方向が西へと変わる辺りで展望が得られ、近くには大木が鎮座している。
何かないかと探りながら歩いて行くと、やや進みにくいかなと思われるようになり、その後は倒木が多くなり、先が見通しにくい。
本来のルートから逸れて、新しい踏み跡を辿っていたのか、天狗岳分岐を確認できないままに先へと進んでいるよう。
今後のために倒木に対処して進み、分岐を確認。
いつになるか分からないけど、またの機会に天狗岳の山頂を踏もう。
ここからは南下して行き、P921のピークハンターさんのプレートを確認。
その後は概ね歩きやすくなったはずで、P927を経て、光砥山へ。
光砥山の山頂手前からは2年前にも歩いている道となり、安心感が増す。
こんな道だったなと懐かしく思いながら歩き、光砥山山頂に到着です。
ピークハンターさんのプレートは失われてしまったよう。
2年前に歩いたルートでもあり、記憶にある風景がそこかしこにあり、安心感がある。
巨大な木々が所々にあり、以前とほとんど変化がないように感じられる。
圧倒されるような大きさだけど、2度目のせいなのか、バスに間に合うかが気になっているせいなのか、初めて見た時よりも冷静な対面となる。
小野村割岳山頂に到着し、バスに間に合いそうでもあり、ここで遅い昼食にします。
佐々里峠方面へ向けて、出発。
これまでに比べて踏み跡ははっきりしていて、歩きやすいルートになります。
左膝の痛みでペースを思ったように上げられないけども、京都北山ではおなじみの通報標識が一定程度に設置されていて、どこまで進んでいるかを把握しやすく、焦る必要はないはず。
P911の巨木は安心感を与えてくれるようだし、エイリアンの木は相変わらずの規格外の存在です。
まだかなと思いつつ歩き、雷杉へ。
他の巨大な木々に比べると、程々の大きさではあるけど、落雷によって部分的に消失した姿を見ていると、崇高な美へと昇華されているかのように感じられ、多くの人の心を惹きつけるのも納得の存在感です。
いや、現場では畏怖の思いで眺めていただけですが。
その後も記憶にある風景を眺めつつルートを辿り、佐々里峠に到着です。
大人数の団体さんが先着しており、メモ書きをしている際に話しかけられ、少しだけ情報交換。
ここからは長い舗装路歩き。
バスの発車まで1時間以上あり、ゆっくり歩いても間に合いそうなので、道脇の木々を観察しながら。
山中ではほとんど見られなかったエゴノキが見頃で、うれしいような、悲しいような。
広河原バス停に到着し、今回も何とかゴールです。
異界への入口、京都北山。
まあ、そんなに怖い所ではないはずなのだけど、全くの的外れな言葉でもない?
やっとの事で登頂を果たした三国岳とそこから続く稜線。
比良の快適な稜線歩きを経た後でもあるせいか、独特の難しさがあると再認識。
アクセスが大変でもあり、思ったようには訪問できないけど、今後も歩き続けたい。
左膝の具合はあまり良くなく、しばらく休む方が良いとは思うのだけど、軽めの山行でもう少し様子を見てみるつもり。
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