御嶽山 (王滝口より)
- GPS
- 05:21
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,093m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
09:17 大江大権現
09:39 金剛童子
09:48 八合目石室
10:26 中央不動
10:41 王滝頂上
11:05 剣が峰 11:30
11:51 二の池本館小屋 12:02
12:04 二の池新館小屋
12:59 剣が峰 13:06
13:18 王滝頂上
13:27 中央不動
13:49 八合目石室
13:55 金剛童子
14:08 大江大権現
14:22 登山口
天候 | 晴れのち曇りのち晴れ 風は強かった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な個所は無い。 間違いそうなところも無い。 登山ポストは登山口横のトイレ入り口にある。 下山後、こもれびの湯に入った。赤茶けた独特のお湯でした。 |
写真
感想
朝から中央高速を走っていく。
流石に早い時間だけに車も少ない。中津川でICをおり19号線を北上する。木曽町から王滝村へ向かう。昔スキーに来たときを思い出しながら走るが、あまり覚えていなかった。王滝村を過ぎても山が見えてこない。どんよりしているのだ。この調子なら上も駄目かなと思っていると、御岳スキー場に着いたぐらいから、少し山が見えてきた。もしかしてと思って駐車場に着く頃には、くっきりと御嶽が見えた。思わず嬉しくなってしまう。駐車場に車を停め準備をしながら良く見ると、ずっと道が見えて、登っている人達が見えているのだ。このまま晴れて頂戴!と心の中で叫びながら、歩き始めた。と、ここでプロトレックを忘れたことに気付いた。仕方ないのでカメラで確認しながら登ることにする。
先ずはトイレに寄り、御嶽神社の立派な鳥居を潜って、広い参道を歩いていく。直ぐに超望遠レンズをつけた方が二人で野鳥を狙っていた(帰りにもまだ撮っていた)真っ直ぐに伸びた参道は気持ち良く歩いていける。白装束の方たちともすれ違う。信仰という力で集まる方達に頭が下がる思いを抱く。右手に徭拝所を見送りしばらく行くと木製の階段になった。両側から笹が迫ってくる所に鳥居があり、そこが大江大権現であった。ここでも白装束の方がお参り(と言うかどうかは確かではないが)をしていた。
狭くなった道を登っていくと先行者に追いつき、道を譲っていただく。やがて道の右側が崩壊したところで、前を導くように鳥が駆けていく。近づいてもあまり動かず不思議な気持ちで見ていた。ここがあかっぱげという場所だった。後ろを振り返ると登山口はまだ見えているが、全体に雲がかかってきている。諦めムードで登ることに専念だ。見晴らしがいい所に出ると、前方に金剛童子が見えた。信仰の山だけにお参りする人も多い。大きな岩が転がる中、一歩一歩確実に高度を稼いでいくと、八合目石室に着く。前方稜線に小屋が見えているので、それを目印に登っていく。しばらくはハイマツ帯を歩き、残雪に沿いに登っていくと、中学生の団体が降りて来た。昨日上で泊まったらしく、夜はすごい雨だったと言っていた。ここから斜度は増し、息を整えながら、ゆっくりと登っていく。寝不足のせいか今日は身体が重く感じる。
9合目避難小屋の手前を右に取り、小屋を過ごすと中央不動の前を通って登っていく。稜線の小屋が近づいてくるので嬉しくなってくるが、急登は堪えるね。右手に御嶽山登山マップを見て一登りすると王滝口頂上山荘に着いた。うどん、おでん、ぜんざい、ビールと何でもあるね。北海道の山に慣れているせいか、色々売っていることにちょっと驚きと感動を覚えた。
王滝頂上社務所を抜けると急に景色は荒涼とした感じになる。剣が峰は雲の中で見えないのが残念だ。しかも風が吹き抜ける中なので寒くなってきた。流石に半袖一枚では拙いかとシャツを着込むことにした。剣が峰へは一分張りで剣が峰山荘、頂上山荘と続き、最後は立派な石段を登って着いた。ここにも社があり、信仰の山を思い知ることになる。いったい古の人達は何を思い、どんな畏怖を抱いてここへ登ってきたのだろう。多くの思いが詰まった山は少し不思議な感じがする。こうして登らせていただいていることに感謝して、時間を見ると登山口から2時間と少し。お手頃な時間だった。
風が強いので雲が切れるのを待ちながら、写真を撮っていた。すると何度か二の池が見える時があった。その鮮やかな色合いに何度も雲の切れる時を待ちながら、シャッターを押していた。せっかくここまで来たのだから二の池を見に行こう。何も考えずに降りていく。二の池本館山荘が近づき、前でおにぎりを摂り、新館から山頂へと反時計回りに登っていく。振り返ると賽の河原から奥が良く見える。この景色を見せてもらえただけでも嬉しさがこみ上げてくる。二の池とのコントラストが素敵だ!登りが終わるとここも火口の淵なんだろう。岩の合間を縫うように歩いていく。崩壊が激しい横を抜け岩場を登ると山頂だ。もう一度二の池をカメラに収め、下山する。
往路と同じ道のりなので、軽い感じで降りていく。記憶を逆転させながら、ささっと降りて来た。最後に搖拝所に寄って、お参りしてから参道を歩いて鳥居を潜った。復路は1時間16分で帰ってきた。これぐらいだと本当に楽な感じで良いね。天気がもっと良ければ最高だったんだけど、でも気分は良いし、お祝いにアイスクリームを頬張った。駐車場に戻ると周りの景色が見えていた。木曽駒ヶ岳が見え、いつかはあそこに登ってみたいなと思った。
いつものように山に一礼し、車に乗り込んだ。
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