恵那山 黒井沢ルート
- GPS
- 07:51
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,094m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
07:52 避難小屋
08:11 木製の橋(木陰で雷雨をやり過ごす)09:14
09:52 野熊の池
11:19 水場
11:36 山頂避難小屋
11:47 恵那山頂 12:42
12:48 山頂避難小屋
13:01 水場
13:57 野熊の池
14:28 木製の橋
14:40 避難小屋
15:07 黒井沢駐車場
天候 | 曇りのち雷雨、後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところ、迷う所も無い。 登山口駐車場には30台位は停められる。簡易トイレあり。小屋のところに登山ポストあり。 山頂避難小屋のところにトイレあり。 水場を経て山頂小屋に至る約60分、の標識から山頂小屋までの区間が倒木、岩、木の根が多く、小さなアップダウンを繰り返し、歩きづらく時間以上に長く感じる。 |
写真
感想
昨日の御嶽山下山後、ゆっくり寝たので寝不足も解消した。今日は恵那山だ。天気は雷雨注意報が出ている。中津川の街から、R363に入り中津川沿いに走っていく。R363を離れると道は狭くなっていくが、舗装はされている。やがて大きな駐車場に着いた。車がすでに4台停まっていた。1台の車の方が出発するところだった。挨拶をしてから準備を始める。小屋の所にポストがあり、すぐ前に古い案内板があった。すぐに林道のゲートがあり両側から人が通れるように、空間が設けられている。沢沿いの林道を歩いて行くとすぐに土石流センサーが立っていた。沢を右岸にわたりしばらく歩いて行くと恵那山登山口の標識に突き当たる。昔はここまで来れたのだろう。間もなく林道が終わり、山道になった。
小さな徒渉が4回程度あって森の中にトタン作りの避難小屋が見えてきた。ここでポツリと雨が落ちてきたが気にせずに歩いて行く。一度笹の生い茂る中を登って降りて行くと沢に出る。ここで駐車場で会った人が休憩していた。少し話をしていると空が急に暗くなってきた。これは来るな、すぐに雨具を着けたが、前が見えなくなるくらいの雨となった。おじさんと話しながら過ごすが、雷がすぐ近くで轟いている。さすがに怖いと思ったが、あまりの雨に進む事も引き返す事も出来ない。おじさんがいてくれたから過ごせたのかもしれない。奇遇にもおじさんも北海道から来たらしく、昨日は御嶽に登っていたと言う。
凄い雨も1時間後に雲が明るくなって止んできた。雷も遠ざかっていったようだ。おじさんは早速出発の用意をしている。僕も釣られるように出発した。このおじさんしっかりとした足取りで登っていく。僕は写真を撮りながらなのでやっぱりすこしずつ離れていく。笹が生い茂る道を登って行くのだが、雨の後だけに濡れた石で足が滑って歩きづらい。やがて沢の中を歩くような所を歩いて、登り詰めていく。左手に野熊の池避難小屋への分岐を見送り、少し登ると野熊の池に出た。テーブルとベンチがあり割と開けた所だった。ここでおじさんに追いつくが、歩き始めると、写真を撮っていくのでやっぱり離れていくのは仕方ない。すぐに山頂まで3.5kmの標識がある。道はずっと笹の中を歩いて行く。しっかりとした道がついていて歩きやすい。道は尾根に出ても笹の中を歩き続ける。突然前方で人の声がして、笹原の中を大きな音を立てて、転げ落ちるように走り去る動物が居た。すぐに先ほどのおじさんが立っていて、前から何かが来たんだよと言う、あの感じからすると熊かなと二人で話し合った。ちょっと怖くなったが、北海道のヒグマに比べたら、マシなのか?まあ気をつけよう。
そこからも笹の中を歩き続ける。一瞬開ける所があって、前に恵那山が見えてきた。山頂が見えるとやる気がでますね。この登山道はほとんど眺望が無いので、同じような景色の繰り返しなのでどうも楽しくないのです。やがて水場を経て山頂小屋に至る60分という標識を過ぎた。ただここから倒木、濡れた岩、濡れた木の根に細かなアップダウンが繰り返すようになる。確実に山頂までの距離は減って行くのだが、どうもそれ以上に歩いているような感じがするので、気分的に滅入ってくる。しかも眺望は無い。ようやくって感じで水場に着いた。美味しい水でちょっと力が出る。道は苔むす中を抜け、傾斜が緩んでくると前方に小屋が見えてきた。と思ったらトイレだった。その向こうに小奇麗な小屋があって、引き返すように登っていく。ここで昼食を取り一息で社の横を抜けると頂上だった。11時47分着。
数人が休憩していた。多くの方は広河原から登ってきたという。話を聞いていると黒井沢だけが雷雨だったらしい。他のルートの方は濡れる事も無く登ってきたと言う。先に着いていたおじさんと二人、僕たちだけが雨宿りだったんだねと笑った。一時間近くのんびりして、天気も晴れてきたので12時42分に出発。
復路は来た道を戻るだけなので気楽に降りて行く。しかも先程と違い晴れてきている。気分的に楽なのでささっと降りて行く。水場を過ぎ、木々の間からも周りの山が少しずつ見えている。やっぱり天気で気分はだいぶ違うよな。遥かに霞んでいるのは南アルプスなんだろうか。あの雷雨が嘘のように思えるくらい天気は良くなってきた。往きは防水カメラを使っていたので、デジ一を使っている復路も結構写真を撮りながら歩いて行く。山頂まで2.5kmの標識を過ぎ、快調に歩いて野熊の池に着いた。一息入れて、避難小屋に寄ってから再び降りて行く。
登ってきた時、沢の中と思っていた所は、雨の影響で沢になった道だった事が分かった。山頂まで5kmの標識を過ぎると右側に沢が見える道になった。雨宿りした所が近づいてくる。そのすぐ横に局所豪雨の頻度の高い地域の標識があった。その通りだったなと妙に納得しながら、歩いて行く。
一度尾根を越して、再び沢に戻ってくる。避難小屋の前を過ぎると、もうすこしで山道が終わるから、後は林道を歩いて行くだけだ。林道は山側からの水が流れ込み水浸しの所が多かった。前に林道のゲートが見えてくると駐車場では北海道から来たおじさんが車に乗るところだった。お疲れさまと話しながら、このルート、ガイドブックの距離以上に実際は遠いよねと確認しあった。小さなアップダウンやくねくね曲がる分、どうも距離が長いようだ。まあお互い、あの雷雨の中無事に帰ってこれて良かったねと言いながら、別れて行った。
僕もあまり急な所が無いのに、だらだら長かったなと思いながら、いつものように山に一礼して、車を走らせていく。何故か不思議な山登りだった。やっぱり眺望が無いせいかな。帰りに苗木城跡から見た恵那山は大きな山だったけど。
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