甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根ピストン(日帰り)
- GPS
- 11:26
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 2,423m
- 下り
- 2,422m
コースタイム
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 11:26
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はよく整備されています。鎖場, 梯子多数あり。危険箇所はありませんが, 鎖場は簡単なものばかりではありません(慎重に通れば大丈夫なレベルではあります)。 ・尾白川渓谷駐車場〜笹ノ平分岐 吊橋を経てから尾白川渓谷道の分岐まで, 岩ごろのやや急な坂をジグザグに上ります。笹ノ平分岐まで, 岩ごろの少ない, よく整備された道を進みます。 ・笹ノ平分岐〜刀利天狗(とうりてんぐ) 地味な上りが続き(八丁登り)、体に応えます。刃渡りは両側が切り立った崖になっていますが, ロープが張られており比較的安全に歩けます。これを越えると, 最初の梯子, 鎖場が現れます。 ・刀利天狗〜五合目小屋跡 緩やかに上って下りるルート。ここまで上り一辺倒だったのが、ややフラットになり、少し足を休ませることができます。五合目手前までは下りです(逆に下山時は上りになり、地味に応えます)。 ・五合目小屋跡〜七丈小屋(しちじょうごや) 梯子と鎖のコンビネーションのアスレチックなルートを上ります。途中、桟橋を越えると、また、似たような梯子と鎖場の箇所があります。これを越えると七丈小屋はすぐです。 七丈小屋〜八合目御来迎(ごらいごう)場 小屋のテン場を越えて、ハイマツ地帯を歩きます。ようやく景色が開けてきて、甲斐駒の頂上が見てきますが、まだ先は長いです。 八合目御来迎場〜烏帽子岩 鎖場と岩稜帯が続きます。鎖場もなかなか手強く、全体を通して一番の難所だと思います。ここを越えると、二本の剣が突き刺さった烏帽子岩に着きますが、ここはまだ九合目です。 烏帽子岩〜山頂 鎖場区間を越え、ピークは過ぎましたが、さらに岩稜帯が立ちはだかります。やや急な岩稜を越えると駒ヶ岳神社奥社に着きます。山頂はまだ先に見えますが、ここまで来れば山頂はすぐです。 |
その他周辺情報 | 尾白川渓谷駐車場 トイレあり、尾白の湯(830円)、須玉IC近くのラーメン蘇州(ネギ味噌ラーメン 830円) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
備考 | 疲労のためか、おにぎり等は喉を通らず、ゼリー状のものを持っていった方がよかったです。ランチ用のカップ麺や行動食のパンは、結局、食べずじまい。空腹だと水ばかり飲み、塩分が出てしまうので、塩分補給用の飴等もあった方がよかったです。 |
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感想
日曜は晴れ予報。西に行くほど天気が良さそうなので、日本三大急登の一つ、甲斐駒ヶ岳、黒戸尾根にチャレンジすることにしました。
前日雨の中、尾白川渓谷駐車場に到着。翌朝は予定通り回復。途中、山頂付近のガスが晴れず心配しましたが、いざ着いてみると、まずまずのお天気。ゆっくり景色を堪能できました。
しかしながら、黒戸尾根はきつかった。梯子と鎖場が本格的に始まる五合目の手前で、すでに息が切れ、腕が使えて楽なはずの梯子部分でも、体を持ち上げるたびに息が上がる状態。「もうあかん」と思ったら、目の前に七丈小屋が見えた。小屋の冷たい水を飲んで、しばし休息。山頂までは1時間半くらいとのことで、気を取り直して先に進むことに。
黒戸尾根のきついのはむしろここから。八合目御来迎場までは、程なく着いたものの、息は相変わらず上がったまま。ここからしばらく梯子と鎖場が現れる。これを越えて、二本の剣が刺さった烏帽子岩が見えてくるが、ここは九合目ぐらい。まだピークじゃないのか?心が折れそうになるのを何とか耐えて、結局、2時間近くかかって山頂に到着。山頂の景色で疲れが吹っ飛んだ。
山頂でしばらく休んで、さすがに何か補給しなくちゃと思い、おにぎりを食べようとしたものの、喉を通らず、二口ぐらいでギヴアップ。当初は摩利支天に寄るつもりだったが、そんな気力はどこにも残っておらず、あっさり断念。
下山も、前日の雨で滑りやすいのもあったが、一向にピッチが上がらず、ただ無事に帰りたいという一心でひたすら進む。八丁尾根でトレランの人に追い抜かれたところで、ようやく正気が戻り、何とか吊橋まで駆け下りました。
コンディションがイマイチだったのかもしれないが、ロングコース好きを自負する私にとっても、黒戸尾根はなかなかの試練でした。登山中は「もう二度と登りたくない」という思いでしたが、山頂から、富士山も北アも見られなかったので、今は、またいつかリベンジしたいという気持ちになっています。
初めまして、C-chanと申します。
私も2010年7月に初めて黒戸尾根に登った時に、hiro_099さんと同じ経験をしましたので、とても共感しながらレコを読ませていただきました。
私がその年の秋にリベンジに行ったときは、山頂に到着した時にホッとしすぎて涙を流しましたよ。hiro_099さんも、その感動を楽しみにしてください
C-chanさま
コメントありがとうございます。レコに共感してくださり、とても嬉しいです。長く険しい黒戸尾根は、登り切った感慨もひとしおですよね。次回を楽しみにしたいと思います。
今年の夏か秋口に甲斐駒ヶ岳黒戸尾根に
挑戦したいと思っております
レコの画像と状況がわかりやすかったので
参考にさせて下さい!
リベンジ頑張って下さいね😊
marumasuさま
いつもソロ登山者の参考になればと思いつつ、レコを書いています。嬉しいコメントありがとうございます。参考になれば幸いです。
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