赤岳、権現岳、網笠山(観音平周回+キレットピストン)
- GPS
- 08:20
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,344m
- 下り
- 2,346m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:10
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山時12時過ぎの時点でもう帰ったところの空きはあったが路駐の車も残っていた。 駐車場手前で大型の観光バスとすれ違ったが、調べたところ東京からのツアーが毎週あるらしい。 駐車場は未舗装だが、そこまでの道は2車線あるのですれ違いには困らない。カーブでセンターラインを割らないように。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体通してルートは明瞭。 観音平からしばらくは緩い斜度の樹林帯。雨の日は滑りやすいかも。雲海を過ぎて10分ほどで岩が転がる道になる。岩は比較的安定していて滑らないように気をつければ割と歩きやすい。網笠山山頂直下は背の高い植物は生えておらず風を遮るものもない。網笠山山頂は蓼科山のような大岩が転がっている。 網笠山山頂から青年小屋までは下りで低い木々の間を抜ける。ここだけじめっとひんやりした空気で虫もたくさんいた。青年小屋手前は天狗の奥庭のような大岩の上を歩く。 のろし場からギボシまではガレ、ギボシから権現岳までは崖のトラバースで通路は狭め。落ちたら死ぬのですれ違いは慎重に。ヤマレコのマップでは分岐に権現岳マークがあるが三ッ頭方面にほんの少し進んだ剣が置いてあるピークが権現岳山頂。 権現岳から旭岳までのあいだにはめちゃくちゃ長い梯子がある。途中で休みながら上り下りしないとキツい。 旭岳からキレット小屋までは稜線歩きもとガレ場。キレット小屋手前で崩れた斜面をトラバースする。鎖が付いてるけど滑り落ちたら大怪我しそう。 キレット小屋から先が本番。ザレ、ガレのあとに岩場。落石の危険もあるのでヘルメットもあると良い。(出会った人の半数近くはヘルメットしていた)中岳からの登山道と合流するととても人が多くなり混雑する。 赤岳山頂は狭いのに多くの人が訪れるためかなり密になりがち。休憩するならすぐ先の赤岳頂上山荘前に行くべき。 権現岳から三ッ頭までは低木の稜線歩き。 三ッ頭から木戸口公園は樹林帯、そこから先は永遠と笹帯で非常に退屈。 八ヶ岳神社分岐から観音平はよく整備された散策路だが、地味に上り下りもあるためクタクタの身体にはキツい。 |
その他周辺情報 | 権現小屋、キレット小屋は休業中、青年小屋は営業していた。 観音平に無料簡易トイレあり。 |
写真
感想
今シーズン初のガッツリ登山。今シーズン3連続の八ヶ岳。
朝3時に起きて着替えだけしてさっさと出発、4時前に観音平へ到着。
まだ日も登っていないのに意外と人がいて驚いた。すぐに駐車場も埋まってしまうんだろう。前泊しなくても駐車場が空いてる時間に八ヶ岳に来れるのは諏訪に住んでるおかげだ。
ヘッデン付けて山登り開始。トレランっぽい格好の人がちょうど同じくらいのペースで雲海あたりまでちょっと休憩するたびに抜きつ抜かれつでちょっと気まずかった。
雲海で綺麗な日の出が見れるかな?と思っていたけど雲でよく見えなかった。雲海という地名の割に微妙に木が生い茂って、大パノラマの眺望って感じでも無く名前負けしている感じだった笑
押手川分岐で網笠山を避けることもできたけど、せっかくなので網笠山まで登ることに。
網笠山には今年の2月に登りに来ていたが、その時は積雪していたのでまた違った印象だった。青年小屋までの下りも冬は滑るように下りることができたが今はそんなことができるはずもなく少し急なところもありしんどかった。
ギボシは思っていたよりも危険は感じなかったがせっかく持ってきていたのでここからはヘルメットを装着することにした。
権現岳付近の分岐に到着するも、案内板や山頂を示す標が見つからない。三ッ頭方面にピークっぽい岩があるけどとりあえず帰りに回収するとして、とりあえず赤岳へ向かう。
今思えばここからが本番で、権現岳までは序章に過ぎなかった。網笠山から見て権現岳だと思っていたのはギボシで赤岳だと思って見ていたのが権現岳だった…(よく見ればわかることだが)
いきなり超絶長い梯子。今まで見た中で1番長い梯子かもしれない。垂直ではないが長さのせいで微妙に怖い。
キレット小屋は樹林帯の中に隠れており、近付くまでなかなかその存在がわからなかった。小屋は営業していなかったがテン場は使えるのだろうか?
キレット小屋を過ぎるといよいよ赤岳へ向けて登り始める。
急なガレは落石してしまいそうで危ないし、岩場も急で3点保持しながら上らなければならなかった。上りは割とヒョイヒョイ登れるが下りが嫌だなー。
赤岳山頂は団体さんが複数組来ていてとても密。山頂の写真だけ撮って山頂のわずかに下にある目立たなさそうな人ひとり分くらいのスペースで休憩した。
やっぱり赤岳からの下りは大変だった。岩場は下手したら上りより時間がかかる。途中すれ違ったご夫婦2人に付いていた専属ガイド、ご夫婦は気持ちよく挨拶してくれたのにガイドには完全に無視されてちょっと不快だった。
キレット小屋にはグループがおり、昼食をとっているようだった。帰りすれ違った人たちは荷物的に日帰りっぽそうな人ばかりだったけどどこに抜けるんだろう。美濃戸まで抜けるのかな?
さすがにかなり疲れがきており権現付近の超長梯子は途中一休みしないと登りきれなかった。
権現岳の標識がよくわからずとりあえず剣がブッ刺さってる(置いてある?)ピークにタッチ。たぶん下の方に標識があったようだけど気がつかなかった。富士見高原リゾートから登ってきたという方も同じくどれが権現岳頂上なのかわからず、どこが本当の頂上なんですかねぇ?というようなやりとりをした。
ここから三ッ頭を通り下山したが、三ッ頭からは路面が微妙に滑りやすくてスピードも上がらないし、木戸口公園(なにが公園なのかわからなかった)からは笹帯を抜ける単調なコースでほぼ無心で歩いていた。
八ヶ岳神社分岐から観音平までのコースのアップダウンは疲れた身体に追い討ちをかけ、せっかく下山で汗が引いたのに最後の登りでまた汗をかいてしまった。
まだまだ体力が足りていないのでどうにかして去年の水準、それ以上を目指さなければ…
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