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Yamareco

記録ID: 332077
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無雪期ピークハント/縦走
芦別・夕張

悪路・・・でもなかった芦別岳・旧道〜新道

2013年08月11日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.2km
登り
1,603m
下り
1,602m

コースタイム

6:10駐車場−6:40旧道登山口−8:35ユーフレ小屋分岐−10:00夫婦岩分岐−11:05北尾根11:15−12:10<1457>−13:00<1579>13:10−14:30芦別岳ピーク14:45−15:10雲峰山−15:40半面山(昼食)16:00−16:25鶯谷分岐−17:40新道登山口
登り(旧道):7時間50分
下り(新道):2時間55分
天候 曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
札幌経由でR274〜R237(トマム、幾寅に寄り道)
駐車場は山部自然公園内に3か所。トイレ有り
旧道登山口までは林道の鉄扉を開けて車も入れるようです
コース状況/
危険箇所等
旧道、新道ともに登山ポストと鹿止めの鉄扉有り
鉄扉はチェーンを巻いて留めます
旧道登山口は駐車場から公園内を通って林道を進んだ終点で徒歩30分
新道登山口は公園左手の舗装道路際
両登山口に2013/7/26付の旧道コース変更のお知らせが掲示されております
詳細は写真を参照してください

【旧道】
[登山口〜ユーフレ小屋分岐]
高巻き(3か所)の登り口に注意
ピンクテープ又は赤スプレー付いてますが、最初の登り口のテープは地面に倒れていて見落としました

[ユーフレ小屋分岐〜北尾根]
ユーフレ小屋分岐の位置が小屋側へ変更されたようですが、以前の分岐を存じませんので違和感なく進めました
仮設っぽい小さな標識板があります
ガイドブックやレコで記載されている丸太渡りはありませんでした
(後日追記・・・渡らなくて済んだのかもしれません)
切り替えられた登路は夫婦沢右岸、沢から少し離れた位置についております
藪や低木の中のはっきりしない踏み跡ですが、ピンクテープが細かく付いておりますので迷うことはないと思います

[北尾根〜ピーク]
尾根上から登路は明瞭になります
1444P付近で熊の糞が2か所ありました
キレットと呼ばれる箇所は切り立った稜線上の道で慎重に進む必要があります
本谷の際を通過するザレた登りは特に要注意
ピーク直下からは三つの高みが見えますが、頂上標識のあるのは真ん中になります

全体を通して登山道の整備はされておりません
藪を分けたり手足を使って登るところも多いのでグローブは付けたほうが良いです。(濡れないもの)

【新道】
特に危険個所はありません
旧道よりずっと歩きやすいです

【損失】
ナイキのスポーツタオル(買ったばかり・・・)
スパッツのベルト切れ(10年以上使ったので元は取りました)

【温泉】
占冠湯の沢温泉¥420
占冠側からR38に入り芦別岳がドラマチックに見えるはずだったのでありますが・・・
占冠側からR38に入り芦別岳がドラマチックに見えるはずだったのでありますが・・・
前日の夕暮れ。芦別岳は見えませんが雲が取れるような雰囲気もありました。
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前日の夕暮れ。芦別岳は見えませんが雲が取れるような雰囲気もありました。
旧道登山口
登山口に貼ってあるコース変更のお知らせ通知(2013/7/26付)
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登山口に貼ってあるコース変更のお知らせ通知(2013/7/26付)
少し進むとユーフレ川に降ります。ユーフレ小屋分岐までは沢の左岸を登ります。
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少し進むとユーフレ川に降ります。ユーフレ小屋分岐までは沢の左岸を登ります。
高巻き箇所
ユーフレ川。涼しかったです。
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ユーフレ川。涼しかったです。
三段の滝
ユーフレ小屋分岐。直進でユーフレ小屋。右のルートへ入ります。
ユーフレ小屋分岐。直進でユーフレ小屋。右のルートへ入ります。
仮設の小さな標識が立っております。この標識は切り替えルート,両紊諒岐です。
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仮設の小さな標識が立っております。この標識は切り替えルート,両紊諒岐です。
夫婦沢。ここだけ沢に降りますが切り替えられた▲襦璽箸和瑤ら少し離れた位置で沢はほとんど見えないところを登ります。
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夫婦沢。ここだけ沢に降りますが切り替えられた▲襦璽箸和瑤ら少し離れた位置で沢はほとんど見えないところを登ります。
ピンクテープを確認しながら登ります。
ロープが張ってあるところは以前の登路につながるところと思われます。
ピンクテープを確認しながら登ります。
ロープが張ってあるところは以前の登路につながるところと思われます。
鬱陶しいですが悪路というほどでもない気がしました。
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鬱陶しいですが悪路というほどでもない気がしました。
沢の荒れた様子が分かります。以前の登路はかなり崩壊しているようです。
沢の荒れた様子が分かります。以前の登路はかなり崩壊しているようです。
夫婦岩分岐(多分)ここまでルートが切り替わっております。
夫婦岩分岐(多分)ここまでルートが切り替わっております。
少しの間だけ夫婦岩が見えましたがすぐにガスの中に入りました。
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少しの間だけ夫婦岩が見えましたがすぐにガスの中に入りました。
北尾根に上がったところ。ガス・・・
北尾根に上がったところ。ガス・・・
トリカブト?
1444P付近で熊の糞。コロコロして柔らかくまだ新しいものでした。今日、昨日、一昨日・・・そのくらい
近くにもう一つありました。
1444P付近で熊の糞。コロコロして柔らかくまだ新しいものでした。今日、昨日、一昨日・・・そのくらい
近くにもう一つありました。
1457P。すでに芦別岳の頂きが見えているはずなのですが・・・
1457P。すでに芦別岳の頂きが見えているはずなのですが・・・
キレット付近
ザレた登り。ここが最も危ないところであります。左側は本谷の目も眩むような絶壁。右側の木を掴みながら慎重に通過いたしました。
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ザレた登り。ここが最も危ないところであります。左側は本谷の目も眩むような絶壁。右側の木を掴みながら慎重に通過いたしました。
キレットを通過したあとのピーク直下のお花畑。ですがこんなところが熊が居そうな気がします。ビクビクしながら通過
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キレットを通過したあとのピーク直下のお花畑。ですがこんなところが熊が居そうな気がします。ビクビクしながら通過
ミヤマウツボグサ(後調べ)
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ミヤマウツボグサ(後調べ)
咲く前のリンドウでしょうか・・・
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咲く前のリンドウでしょうか・・・
ピーク。展望はございません。
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ピーク。展望はございません。
新道より登ってきた北尾根を望む。谷は険しいです。尾根上はガス
新道より登ってきた北尾根を望む。谷は険しいです。尾根上はガス
富良野西岳
山部の街
新道登山口

感想

未踏の芦別岳。登るときは旧道北尾根から・・・と決めておりました。
新しい情報は数少なく、あっても「悪路」「不明瞭」「ダニ多い」といった情報でありましたが、写真で見るあの天を突くような鋭い頂を眺めたかったので・・・下りは新道になります。

前日、札幌を経由して夕張〜占冠ルートで現地へ向かいました。
このルートは樹林の間に芦別岳がドラマチックに見えてくるのですが、残念ながら芦別岳は雲の中でありました。
夕方のうちに新旧の登山口を確認いたしました。旧道のルート変更のお知らせも確認できました。2013/7/26付の新しい情報で、不安があった夫婦沢沿いの登路部分の情報です。

翌朝、芦別岳は相変わらず雲の中。
車は下山後の疲労を考慮して新道の登山口に一番近い駐車場に停めました。
展望も期待は薄く、まあ、撤退覚悟、下見でOK・・・のつもりで駐車場を出発しました。
先週のオロフレ〜来馬で散々ダニに付かれておりましたので、ズボンの裾を靴下に入れスパッツで固め袖口は長袖シャツ+グローブに手甲、首元はシャツのボタンを上まで留めてタオル巻き・・という暑苦しい出立ちであります。
水分はスポーツドリンク3.5L。
登山口で記帳、本日1組2名の方が先行しておりました。
登山口から少し進むとユーフレ川の河原に降ります。
ユーフレ分岐までは沢〜高巻き〜沢〜高巻き・・・という状況で川の左岸を進み沢を渡ることはありません。
高巻きの登り口にはピンクテープか赤スプレーがありますので注意を払えば問題ないと思いますが最初の登り口のテープは地面に倒れてました。
実際、登り口を見過ごしてしまい、進めもしない岩壁を必死でへつっておりました。高巻きは想像を超える高さを巻く急登急降なので体力を使います。

ユーフレ分岐まで2時間近くかかりましたが、その割に高度が上がらないところです。分岐からは夫婦沢右岸の変更ルートになります。夫婦沢からは少し離れており沢にはほとんど降りません。一部不明瞭で藪を分けて進む部分も有りますがピンクテープさえ確認して進めば大丈夫で迷うことは一度もありませんでした。この間、北尾根に上がるまで急登が続き息が切れます。
ここで先行者のお二人が降りてきました。尋ねると足の具合が悪くなり夫婦岩分岐で引き返したとのことでした。この先は誰もいないはずでホイッスルを鳴らしながら進みました。

北尾根に上がると登路は明瞭になり一時フラットになります。
西側からガスが途切れることなく湧いてきて残念ですが展望は諦めました。
こればかりは仕方ありません。
すぐに1444Pへの急登になります。
このあたりで熊の糞がありました。コロコロして柔らかく新しいものでした。「今日?・・昨日か一昨日でしょう・・・」と勝手に決めて進みました。ここからはホイッスルは咥えっぱなしで吹きまくりながら進みました。

ここから尾根上のアップダウンが続きます。
トラバースするところはなく高みの真上を乗り越えて進みます。ガイドブックによるコースの標高差は約1400Mですが、登り返しや高巻きを入れると2〜300Mは加算しなければならないと思います。進むにつれ尾根は細くなっていきます。キレットと呼ばれるところで稜線が最も細くなり細かなアップダウンが続き一歩一歩慎重に進みました。ホイッスルも相変わらず吹きまくってました。
キレットを越え最後に岩を登って誰もいない真っ白なピークに到達しました。同じような高みが3つあって最初間違えました。すでに14時半を回っており長居はせずに写メだけ打って新道を下り始めました。

新道のピーク直下にも糞がありましたがこちらは真っ黒に干からびておりました。途中、雲峰山から本谷越しにガスがかかった北尾根が見えましたが険しかったです。半面山まで下り一安心して遅い昼食、おにぎりを2個食べました。

下りの最終近くで新道を往復された方2組と会いました。新道の名簿を見ると新道からは5組の方が登られておりました。残ったスポドリは約1Lでした。こまめにダニチェックしておりましたが付いたのはたった?3匹。

整備されてない旧道ですが、迷わずに済んだためか悪い印象は残っておりません。結果的にはルート変更されたばかりで分かりやすくタイミングが良かったものと思われます。あの展望は得られませんでしたので、いつかまた晴天の日に登ると思います。

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