【三遠】鳶ノ巣山(706m)天日山(676m)
- GPS
- 05:23
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 877m
- 下り
- 871m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:22
すさまじい稲妻だった。
暗い中、ガスの漂う峠道から熊(くんま)の集落に入った。
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
***道の駅〜鳶ノ巣山***
車を置いて、阿多古川に沿う東海自然歩道を歩いて黒滝へ。道中、雨でぬれた山道から水蒸気が立ちのぼり、朝日が射すと神々しいほどだ。
やがて、道路の舗装がはがれ、荒れてくる。川の水は雨を集めて競って流れる。やがて黒滝。空を仰いでマイナスイオンを全身で受け止める。ピュアな心にますます磨きがかかったかも(意味不明)。
道はやがて細道となって峠を越え、鳶ノ巣林道に降りていく。花をつけはじめたヨウシュヤマゴボウや、ヤブレガサ、みずみずしいコケに目を奪われる。
林道の支線から夏草を分けて進む。ふと気づくと尾根が左に立ち上がっている。しまった!ここは、もともと尾根通しのつもりだった。あわてて修正する。
まずは、鳶ノ巣山三角点(一色村)。その先に、無粋な防獣柵があった。まもなく切り開かれた山頂スペースに到着。鳶ノ巣山だ。空の隙間から輝く青空を眺めて一休み。
***鳶ノ巣山〜天日山***
東尾根へと踏み入れる。しばらくは二次林歩きだ。南に並んで走る林道へと導くテープが各所にある。ここはエスケープせず、直進を選ぶ。樹間から熊伏山、日本ヶ塚、八嶽山あたりがちらほら。
林道鳶ノ巣線に降り、お次は大日線へと乗りかえた。開けた広場に、ヒカゲノカズラが胞子嚢穂をもたげている。
狙っていた凹地から天日山をめざす場面。しかし、こいつが厄介だった。なりゆきで凹地の右岸を登ったんだけど、あっという間にヤブに飲みこまれた。マツカゼソウを踏みしだいて登る。このマツカゼソウってやつは、さわやかな名前とは裏腹に、無茶苦茶臭いんだよ。シカですら避けて通るらしい。
頑張って尾根まで届いたが、そう簡単には許してもらえない。尾根筋は見事にヤブヤブ。この凹地を登るなら、左岸側を狙って下さいね。
幸いにもヤブの区間は短い。すぐ天日山のてっぺん。でもね、苦労して届いたのに、直下に林道が迫っているし、すぐ下に大日堂の屋根が見えてるじゃないか。
ふ〜ん、なるほど。神澤集落の部落安全と書いてある。村社なんだ。地蔵さまに、岩にうがった仏さま。お堂と祠、石の鳥居。ここが人々の信仰を集めていたことがよーくわかる。
その時、突然トンビが鳴いた。鳶ノ巣山では、ついぞ見かけなかったんだよ。「鳶ノ巣どこらか、クモの巣山だよね」って、陰口叩いた自分が恥ずかしい。
***天日山〜道の駅***
大日線(字丸線)歩いて下山します。途中、ナイロン袋を手に、息せき切って登ってくる不思議なおじさんに遭遇。
朝方とはうって変わった道の駅。にぎやかで陽気な人々。かしわ餅とマイタケGETです。
道の駅には2タイプある。一つは通過地点の道の駅。もう一つは、行きどまりにある道の駅。こういう場所には、時間に縛られないゆったり族が集う。
川遊びのファミリーの楽し気な声が超平和。なんだか眠くなってきた。
では、みなさん、お休みなさい・・・
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