経ヶ岳(仲仙寺-権兵衛峠-米の道・周回)
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- GPS
- 08:34
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,728m
- 下り
- 1,745m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:32
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山ポストが設置された無料駐車場がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆仲仙寺〜経ヶ岳 ・ごく一般的な登山道でわかりやすい。 ・一部藪刈りがされていない区間があるが総じて歩きやすい。 ◆経ヶ岳〜権兵衛峠 ・笹薮がきれいに刈られていて歩きやすい。 ・アヤメが多く咲いていた。 ・権兵衛峠登山口にも広大な無料駐車場がある。 ・トイレも完備。 ◆権兵衛峠〜米の道 ・昔古畑権兵衛氏が開拓したとされる権兵衛街道。 ・途中崩落個所があるため通行不可。 ・沢登りやクライミングなどバリエーション経験があれば問題ないレベル。 |
その他周辺情報 | 温泉:みはらしの湯。大人500円。露天風呂アリ。 南アルプスが展望できる休憩所がある。 |
写真
感想
今週末も天気はイマイチ。
高山は眺望もないだろうし寒いかもしれない。
ならば未踏の二百名山を目指してみよう。
行き先は中央アルプスの経ヶ岳。
名前も平凡だし目立つ山ではない。
実は今日の目的は経ヶ岳登頂というより「権兵衛街道」を歩くことだった。
木曽と伊那を繋ぐ道は今でこそ権兵衛トンネルという素晴らしい道があるが、自分が長野に住んでいた学生時代は酷道と呼ばれた361号線で権兵衛峠越えをするしかなかった。
車ですら走りたくなかった権兵衛峠だったが、その更に昔は木曽と伊那の間を結んで米を運んでいた街道があった。それが古畑権兵衛氏が開拓した権兵衛街道である。
その後米の道と呼ばれる登山道に形を変えているが、ここ最近は崩落で歩くのが困難になっているという。
ならばせっかく登山や沢登りをやっているのだから行くしかない、ということで経ヶ岳と権兵衛街道を絡めて周回することにした。
前日仕事を終えたら石川から伊那へと車を走らせる。
約4時間。長いと言えば長いがそれほど遠いとは感じない。マヒしている。
途中の道の駅で車中泊してスタート地点となる仲仙寺へ。
道の駅から30分程度なので近い。体が目を覚ますまでのアイドリングにはちょうどいい。
準備をして5時にスタート。
やっぱり雨。あわよくばと思ったがやっぱり梅雨だった。
だがこのために新兵器を投入していた。
モンベルのトレールフライヤー(靴)とアルチプラノ パック(ザック)だ。
トレールフライヤーは防水性ゼロだが軽くて水はけが良い。アルチプラノ パックは完全防水でザックカバーもいらない。
雨なのに嬉しそうに歩いていった。
登山道は歩きやすい。地元の人の愛着が感じられる。
標識もしっかりしているし整備もされている。
雨のおかげで暑くもなく涼しい空気の中マイペースで登っていった。
そして3時間ちょいで経ヶ岳に登頂。
ガスガスで眺望もないし人もいない。こんな天気だし当たり前か。
少し休んで権兵衛峠に向けて歩き出した。
途中コイノコという場所で初めて人と会った。
地元で登山道整備をされている方だった。
ササユリがニホンジカに食べられて絶滅が危惧されていることや本当なら御嶽、乗鞍などの眺望がすばらしいということを聞いて勉強させていただいた。
その後も1人しか会わないとても静かな山歩きとなった。
権兵衛峠に到着したらある意味メインイベントの権兵衛街道歩きだ。
やはり道は崩落しているようだがバリルートだと思っていくしかない。
藪化も進んでいて恐らくこのままだと廃道になってしまうのではないかと危惧された。
だが沢沿いの道は緑も深くて気持ちよく、アドベンチャーなルートも楽しかった。
何より権兵衛さんがこのルートを頑張って開拓したという歴史に思いを馳せることができて感慨深かった。
最後は長い長いアスファルト歩きを経て登山口まで帰還。
初めての山、初めてのルートでワクワクドキドキ感を味わうことができてよかった。
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