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Yamareco

記録ID: 335023
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無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

【100】皇海山・鋸山(根利から登山口へ)

2013年08月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:25
距離
7.4km
登り
979m
下り
973m

コースタイム

8:55 登山口
10:25-30 不動沢のコル
11:20-46 皇海山頂上(昼食休憩)
12:20-25 不動沢のコル
13:08-26 鋸山頂上(休憩)
14:06-16 不動沢のコル
15:20 登山口

■所要時間:6時間25分
■歩行時間:341分(2山の頂上休憩時間を除く)標準CT(380分)の0.90倍。
■距離:9km
■累積標高差:+-1030m
■行程量:9/0.5+1030/50+1030/100=48.9P(★★)EK24.45
■ラップタイム:6.97分/P(マイペース登高能力:+323m/h、ランク検法壁現CT:7.77分/P、+290m/h)
■エネルギー定数:341*0.03+1030*0.01+1030*0.001*0.6+9*0.3=23.848(ルート定数:380*0.03+....=25.018)
■山のグレーデイング:3C
■消費カロリー:23.848*(77.0+(11.2+7.8)/2)=2,063kcal
※各指標の説明を、プロフィールの欄に書いています。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅4:44→新座料金所5:45→昭和IC7:07→根利7:34→不動沢登山口8:40
(帰り)
不動沢登山口15:37→根利16:50→17:15水沼駅温泉センター(車の掃除と入浴)18:27→館林IC19:42→浦和料金所20:07→自宅21:15

■皇海山登山口に向かう林道の通行状況(沼田市役所HP)↓
http://www.city.numata.gunma.jp/kanko/sukai/index.html
【2019年10月の台風19号で大きな被害が出て、復旧を断念し、林道を閉鎖することが決定されました。今後は、栃木県側から登るしかありません。】

2011年9月の大雨で不通になっていた根利側からの林道が復旧していました。
(その後の状況は以下のとおりですが、逐次、市役所HPでご確認ください。)
2013年9月17日、台風18号の影響で追貝、根利どちらからも通行止め。
2013年9月25日、追貝、根利どちらからも通行可能。
2013年10月25日、台風27号の影響で通行止め。
2013年10月28日、どちらからも通行可能。
2013年12月2日、来年4月下旬まで冬季通行止め。
2014年5月3日、追貝側から皇海橋までの間のみ通行可能、路面状態悪く工事車両にも注意。根利側は通行止め。
2014年6月18日、根利側からも通行可能。
2014年6月25日〜7月15日、追貝側通行止め(工事のため)
2014年8月20日〜10月31日、追貝側通行止め(工事のため)→10月23日より通行可能。
2014年10月13日、根利側通行止め(台風19号による事前措置)
2014年10月14日、根利側から通行可能。
2014年12月1日、来年4月下旬まで冬季通行止め。
2015年4月15日時点で、追貝側からは橋梁工事のため当面の間通行止め。根利側も残雪のため通行止め。開通時期は今後、沼田市役所のHPでお知らせがある予定。
2015年5月21日、整備が完了し、追貝側、根利側ともに通行可能。
2015年7月17日 栗原川林道及び栗原川根利林道については、7月16日からの雨と風により落石や倒木などが発生したため当分の間通行止め。
2015年7月27日 追貝側・根利側入口ともに通行可能. 特に栗原川林道は、段差がきついところが何カ所かあり、普通車ですと車の下の部分を擦ってしまい車を傷つけてしまうことがあります。車高の高い車を使用したり、根利側から入ることをお勧めします。
2015年9月9日 栗原川林道が通行止めになりました。
2015年9月18日 栗原川林道「追貝側」は本日の正午に開通しました。
2015年9月25日 栗原川林道「追貝側」及び「根利側」も通行可能。
2015年12月3日 栗原川林道「追貝側」及び「根利側」も冬季閉鎖。
2016年4月29日 栗原川林道「追貝側」のみ開通。「根利側」は路面整備中。
2016年5月14日 栗原川林道「根利側」も開通。
2016年8月2日 栗原川林道が大雨の土砂崩れで通行止め。
2016年8月5日 栗原川林道「根利側」のみ開通。
2016年8月19日 栗原川林道「追貝側」も開通。
2016年8月22日 栗原川林道が台風で通行止め。
2016年8月25日 追貝側、根利側とも、車両通行可能。大雨の影響により通常以上に路面荒れ。
2016年9月7日 追貝側、根利側とも、天候が回復し安全が確認できるまでの間、車両通行止め。
2016年9月9日午後から、根利側のみ、RV車等の車高の高い車両に限り通行可能、普通乗用車での通行は不可能。
2016年10月12日から、追貝側からの車両通行可能。根利側については、引き続きRV車等の車高の高い車両に限り通行可能、普通乗用車での通行は不可能。
2016年11月7日から、根利側からの普通乗用車での通行も可能。
2016年11月25日(金)より、積雪のため、追貝側、根利側とも冬期閉鎖
2017年4月26日(水)から追貝側のみ車両通行可能。
2017年5月26日(金)から根利側からも車両通行可能。

2019年10月11日 台風19号の接近により通行止め。以後、大きな被害。
2020年3月3日 被害の復旧を断念し、栗原川林道の閉鎖が決定。

登山口が近づくにつれ路面状態は悪くなります。往復38.4kmのダート走行で、車体が砂埃まみれになってしまいました。
コース状況/
危険箇所等
■不動沢は最初は緩い傾斜の道が続きますが、稜線が近づくにつれ、だんたんと傾斜が急になり、ロープを伝って上がりました。
■鋸山へは数カ所、ロープがかけられた岩場がありますが、ロープに体重を預けずにあくまで補助として利用し、三点確保で登り降りした方が安全です。下山時は、落石防止のために、登ってくる人を待ちました。
■登山口(から、すかい橋を追貝側に渡った所)にトイレがあり、登山届の記帳台がありました。
■トイレの水道は飲用不可でした。不動沢の水も鉄分が多そうでした。
■下山後に根利側に車で抜けた場合の最寄りの温泉は、しゃくなげの湯です。↓
 http://syakunage.jp/index.php?id=6
 関越道の沼田ICや昭和ICに向かわずに、根利から大間々に抜ける場合は、わたらせ渓谷鐡道水沼駅温泉センターも利用できます。↓
 http://www.mizunuma-sb.com/index.shtml
登山口のトイレです。
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登山口のトイレです。
追貝側の駐車スペース。
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追貝側の駐車スペース。
トイレのある場所から、不動沢に架かる「すかい橋」を根利側に渡った所に登山口があります。
トイレのある場所から、不動沢に架かる「すかい橋」を根利側に渡った所に登山口があります。
皇海山登山口
根利側の駐車スペース
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根利側の駐車スペース
登山口から林道を登り、しばらくすると登山道に入ります。
登山口から林道を登り、しばらくすると登山道に入ります。
最初は歩き易い道が続いています。
最初は歩き易い道が続いています。
不動沢を渡渉し右岸を登ります。
不動沢を渡渉し右岸を登ります。
枝沢の渡渉もあります。
枝沢の渡渉もあります。
この後何回か渡渉があります。
この後何回か渡渉があります。
沢の横をすりぬけて行く所もあります。
沢の横をすりぬけて行く所もあります。
皇海山までの中間点。
皇海山までの中間点。
ヤマシャジンが咲いていました。
ヤマシャジンが咲いていました。
傾斜がだんだんと急になってきます。谷を登りつめます。
傾斜がだんだんと急になってきます。谷を登りつめます。
水がちょろちょろと流れた道を登ります。
水がちょろちょろと流れた道を登ります。
途中にあったケルン
途中にあったケルン
登りつめて行きます。
登りつめて行きます。
谷を離れて急斜面をロープを伝って登ります。
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谷を離れて急斜面をロープを伝って登ります。
皇海山と鋸山の稜線の鞍部(不動沢のコル)に到着
皇海山と鋸山の稜線の鞍部(不動沢のコル)に到着
警告の看板が立っています。鋸山への登山はリスクがあります。登り降りに三点確保が必要な岩場が出てきます。落石を起こさないように気をつけてください。
警告の看板が立っています。鋸山への登山はリスクがあります。登り降りに三点確保が必要な岩場が出てきます。落石を起こさないように気をつけてください。
鞍部から見た鋸山。頂上直下は斜面を直登します。
鞍部から見た鋸山。頂上直下は斜面を直登します。
まずは、皇海山に向かいます。
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まずは、皇海山に向かいます。
途中の急斜面
途中の急斜面
頂上に到着。10人ぐらいの先客が休憩中でした。
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頂上に到着。10人ぐらいの先客が休憩中でした。
しょうゆ味のカップラーメンとおにぎりで昼食。夏はラーメンのスープが喉の通りが良いです。
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しょうゆ味のカップラーメンとおにぎりで昼食。夏はラーメンのスープが喉の通りが良いです。
もうひとつの頂上標識。渡良瀬川の最源流でもあるのですね。
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もうひとつの頂上標識。渡良瀬川の最源流でもあるのですね。
頂上の三角点
頂上手前にある剣
頂上手前にある剣
庚申山から鋸山に続く尾根道を眺める。
庚申山から鋸山に続く尾根道を眺める。
右手に袈裟丸山も見えていました。
右手に袈裟丸山も見えていました。
稜線を鞍部まで戻ってから今度は鋸山に登ります。待ちうける鋸山
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稜線を鞍部まで戻ってから今度は鋸山に登ります。待ちうける鋸山
岩場。赤札にはロープが切れるおそれありと書いてあります。
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岩場。赤札にはロープが切れるおそれありと書いてあります。
続きの岩場。
この先、さらに頂上まで急登あり。
この先、さらに頂上まで急登あり。
ロープ付きの岩場。左に迂回道あり。
ロープ付きの岩場。左に迂回道あり。
最後のロープ付きの岩場。左端を登って行きました。
最後のロープ付きの岩場。左端を登って行きました。
リンドウ系の花
庚申山から続いている鋸状の尾根。
庚申山から続いている鋸状の尾根。
鋸山の頂上に到着。先客が1名あり。銀山平から庚申山を経て鋸山まで尾根伝いに来たとのことで、帰りは六林班峠経由で巻道を下山するとのことでした。
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鋸山の頂上に到着。先客が1名あり。銀山平から庚申山を経て鋸山まで尾根伝いに来たとのことで、帰りは六林班峠経由で巻道を下山するとのことでした。
渡良瀬川の源流地帯を眺める。
渡良瀬川の源流地帯を眺める。
鋸山頂上から皇海山の眺め
鋸山頂上から皇海山の眺め
鋸状の尾根
これから下山します。
これから下山します。
皇海山に雲がかかってきました。
皇海山に雲がかかってきました。
不動沢方面の眺め
不動沢方面の眺め
ロープ場の下降。後ろ向きに三点確保で。
ロープ場の下降。後ろ向きに三点確保で。
鞍部に到着した後、不動沢を下降します。
鞍部に到着した後、不動沢を下降します。
鉄分が多そうな土質。
鉄分が多そうな土質。
カラマツ林
ようやく登山口に到着。ゲートの脇を通ります。
ようやく登山口に到着。ゲートの脇を通ります。
帰りの林道。修復が済んだ区間を車で通ります。
帰りの林道。修復が済んだ区間を車で通ります。
根利側の林道のゲート。ここまで登山口から18.5kmあり、1時間少しかかりました。車で通り抜ける際に、ゲートの開け閉めをします。
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根利側の林道のゲート。ここまで登山口から18.5kmあり、1時間少しかかりました。車で通り抜ける際に、ゲートの開け閉めをします。

感想

皇海山にはこれまで行きそびれていましたが、やっと行くことができました。

日帰りで登れる群馬県沼田市の不動沢の登山口に行くためには、追貝または根利から約20kmのダートの林道走行が必要ですが、追貝側は路面状態が悪いとのことで、行くことに躊躇していました。一方、根利側は路面状態はまだ良いけれど、2011年9月の大雨被害以降、通行止めが続いていました。

久しぶりに沼田市役所のHPで林道の状況を確認したところ、今年7月8日付の情報で、追貝側、根利側いずれの入口も通行可となっており、登るなら今でしょということで行くことにしました。(その後、今年9月の台風18号の影響で、9月17日現在、林道が一時不通になりましたが、9月25日現在、再度開通しました。)

登山口へは当然、根利側から向かいました。根利側からは、登山口までのダート路面が林道ゲートの手前も含めて19.2km続きます。最初は路面状態が良くて20km/h台の後半で走れましたが、登山口に近づくにつれて路面状態が悪くなり20km/h以下で走らざるを得なくなりました。何せ、地面から車体まで14cmしかクリアランスのない普通の車で無謀に出かけましたので。

さて、ようやく肝心の登山の感想です。
今回登ったコースは、日帰りで登れる距離短めのコースには違いないですが、急登になる部分もあり、4週間の登山のブランクがある身には辛かったです。皇海山に加えて鋸山にも登ることにしたので余計に堪えました。ロープがかかっている箇所が稜線手前、皇海山への登り、鋸山への登りのいずれにもありました。稜線手前や皇海山への登りでは手を使えば登れましたが、鋸山は3点確保が必要で、下る際にも後ろ向きに3点確保で下りました。

皇海山の頂上には10人程度の先客があり、さすがに100名山に名を連ねる山でした。一方の鋸山の頂上は、先客はトレイルランナー1名だけで、栃木県側の銀山平から庚申山を経由して鋸山まで険しい尾根を辿ってきたとのことでした。鋸山で引き返し、帰りは六林班峠から巻き道で戻るとのことで、通常なら2日かかるところを1日で往復するタフな人でした。

下山後、再び根利までダート道を走りましたが、さすがに往復40km近いダート道を走ると、車が砂埃まみれになりました。帰りに立ち寄った温泉の駐車場で、入浴前に、車の埃を掃い落すためにモップで掃除しました。

帰りは関越が渋滞していたので、東北道の館林ICまで下道を走りました。お盆で工場が休みなのか国道50号をはじめ下道は空いていました。

登山道も登山口へのアクセス路もどちらも難路が多かった今回の山行ですが、無事に帰ることができました。

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