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Yamareco

記録ID: 335154
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳(新冠コース)ヒグマに出会っちゃいました! [93/100]

2013年08月11日(日) ~ 2013年08月12日(月)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
17:22
距離
43.8km
登り
4,340m
下り
4,402m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:28
休憩
0:24
合計
4:52
10:38
43
11:21
178
14:19
44
15:30
宿泊地
2日目
山行
13:00
休憩
0:26
合計
13:26
5:00
263
宿泊地
9:23
9:49
251
14:36
180
17:36
48
18:24
2
18:26
ゴール地点
天候 初日晴れ、2日目曇り、途中から雨
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
川崎->新潟:自家用車
新潟->苫小牧:フェリー(新日本海フェリー)
苫小牧->新冠:自家用車、林道を2時間
コース状況/
危険箇所等
登山ポストに蜂が巣を作っているそうですのでお気をつけ下さい。
林道は人通りが少なく、ヒグマとの遭遇確率が高そうです。ご注意ください。

新冠から林道に入ります。
2013年08月11日 08:27撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 8:27
新冠から林道に入ります。
最初は普通の砂利道でしたが・・・
2013年08月11日 09:45撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 9:45
最初は普通の砂利道でしたが・・・
途中から道がボコボコになり難渋します。こんな道が2時間続きます。
2013年08月11日 09:45撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
8/11 9:45
途中から道がボコボコになり難渋します。こんな道が2時間続きます。
北電ゲートに着きました。ここから林道を19km(実際には18kmくらい?)ひたすら歩くことになります。
2013年08月11日 10:28撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
8/11 10:28
北電ゲートに着きました。ここから林道を19km(実際には18kmくらい?)ひたすら歩くことになります。
入り口のゲート。この狭い隙間にザックと体を通して入ります。
2013年08月11日 10:28撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
8/11 10:28
入り口のゲート。この狭い隙間にザックと体を通して入ります。
登山届けの箱は蜂が巣を作っているので開けないほうがいいと言われました。
2013年08月11日 10:28撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 10:28
登山届けの箱は蜂が巣を作っているので開けないほうがいいと言われました。
林道は奥新冠ダムの保守のため、車が通れる道になっています。さっきのボコボコ道に比べればだいぶマシですね。
2013年08月11日 10:38撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 10:38
林道は奥新冠ダムの保守のため、車が通れる道になっています。さっきのボコボコ道に比べればだいぶマシですね。
2013年08月11日 10:49撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 10:49
とにかく山深いです。
2013年08月11日 10:59撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 10:59
とにかく山深いです。
2013年08月11日 11:01撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 11:01
2013年08月11日 11:12撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 11:12
まだまだ15km先!がんばるぞ!
2013年08月11日 11:12撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 11:12
まだまだ15km先!がんばるぞ!
中間ゲートが見えてきました。
2013年08月11日 11:17撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 11:17
中間ゲートが見えてきました。
この回転扉に入ります。ザックは通らないので下の隙間から通します。
2013年08月11日 11:18撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 11:18
この回転扉に入ります。ザックは通らないので下の隙間から通します。
乗り物は絶対通さないぞ、という信念を感じますね。
2013年08月11日 11:20撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 11:20
乗り物は絶対通さないぞ、という信念を感じますね。
ここは崩れそうな道ですね(白飛びしてすみません)
2013年08月11日 11:52撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 11:52
ここは崩れそうな道ですね(白飛びしてすみません)
気持ち良い林道です。この日はとても暑い日でしたが、森が日差しを和らげてくれます。
2013年08月11日 12:09撮影 by  Canon EOS M, Canon
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8/11 12:09
気持ち良い林道です。この日はとても暑い日でしたが、森が日差しを和らげてくれます。
2013年08月11日 12:42撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 12:42
ここは崩れた後かな。
2013年08月11日 13:16撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 13:16
ここは崩れた後かな。
途中木が倒れていました。最近車は通っていないのかな。
2013年08月11日 14:14撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 14:14
途中木が倒れていました。最近車は通っていないのかな。
奥新冠ダムが見えていました(汗で曇ってすみません)
2013年08月11日 14:18撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 14:18
奥新冠ダムが見えていました(汗で曇ってすみません)
2013年08月11日 14:20撮影 by  Canon EOS M, Canon
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8/11 14:20
最期に登りがあります。緩い登りとはいえ、長い林道歩きには答えます。
2013年08月11日 15:02撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 15:02
最期に登りがあります。緩い登りとはいえ、長い林道歩きには答えます。
お、人工物が見えてきた。もしや・・・
2013年08月11日 15:05撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/11 15:05
お、人工物が見えてきた。もしや・・・
新冠ポロシリ山荘です。ここまで4時間半かかりました。
2013年08月11日 15:06撮影 by  Canon EOS M, Canon
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8/11 15:06
新冠ポロシリ山荘です。ここまで4時間半かかりました。
避難小屋ですが、きちんとした建物です。小屋の中に水道も来てます。ただし、トイレは垂れ流し状態で、いちぶ損壊して丸見えな感じです(シートで蓋をしています)
2013年08月11日 15:17撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
8/11 15:17
避難小屋ですが、きちんとした建物です。小屋の中に水道も来てます。ただし、トイレは垂れ流し状態で、いちぶ損壊して丸見えな感じです(シートで蓋をしています)
渓流釣りの方がいらっしゃいました。形のいいイワナが簡単に釣れるそうです。天ぷらや寿司でたべてらっしゃいました。本格的です。
2013年08月11日 15:48撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
8/11 15:48
渓流釣りの方がいらっしゃいました。形のいいイワナが簡単に釣れるそうです。天ぷらや寿司でたべてらっしゃいました。本格的です。
翌朝、いよいよ山頂に向かって登り始めます。最初の川沿いの道が滑りやすく、要注意ポイントです。
2013年08月12日 04:45撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 4:45
翌朝、いよいよ山頂に向かって登り始めます。最初の川沿いの道が滑りやすく、要注意ポイントです。
結構な藪漕ぎがあります。マイナールートであることを感じさせます。
2013年08月12日 04:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 4:57
結構な藪漕ぎがあります。マイナールートであることを感じさせます。
天気はあまりよくありません。途中で遠雷が聞こえました。
2013年08月12日 07:03撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 7:03
天気はあまりよくありません。途中で遠雷が聞こえました。
川沿いの給水ポイント。
2013年08月12日 08:06撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:06
川沿いの給水ポイント。
ここからお花畑が始まります。
2013年08月12日 08:13撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:13
ここからお花畑が始まります。
2013年08月12日 08:15撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:15
2013年08月12日 08:16撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:16
2013年08月12日 08:17撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:17
2013年08月12日 08:18撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:18
2013年08月12日 08:18撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:18
2013年08月12日 08:25撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:25
2013年08月12日 08:26撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:26
2013年08月12日 08:28撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:28
2013年08月12日 08:28撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:28
2013年08月12日 08:30撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:30
2013年08月12日 08:32撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:32
2013年08月12日 08:32撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:32
2013年08月12日 08:39撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:39
2013年08月12日 08:43撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:43
2013年08月12日 08:47撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:47
2013年08月12日 08:51撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:51
ガスが出てきました。この辺の登りは結構きついかも。
2013年08月12日 08:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 8:57
ガスが出てきました。この辺の登りは結構きついかも。
大岩が見えます。
2013年08月12日 09:00撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 9:00
大岩が見えます。
這松がみれば山頂もわずか。
2013年08月12日 09:12撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 9:12
這松がみれば山頂もわずか。
山頂に着ました。いやー、長かった。遠かった。簡単に来れる山ではありません。
2013年08月12日 09:23撮影 by  Canon EOS M, Canon
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8/12 9:23
山頂に着ました。いやー、長かった。遠かった。簡単に来れる山ではありません。
隣に慰霊碑もあります。
2013年08月12日 09:31撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 9:31
隣に慰霊碑もあります。
キャンプの3人組は7つ沼でキャンプするとのことでした。
2013年08月12日 09:37撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 9:37
キャンプの3人組は7つ沼でキャンプするとのことでした。
7つ沼の見える肩まで行きたかったのですが、景色がイマイチのため、諦めて下山します。
2013年08月12日 09:54撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 9:54
7つ沼の見える肩まで行きたかったのですが、景色がイマイチのため、諦めて下山します。
2013年08月12日 10:10撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 10:10
2013年08月12日 10:17撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 10:17
2013年08月12日 10:19撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 10:19
2013年08月12日 10:22撮影 by  Canon EOS M, Canon
8/12 10:22
この後、雨が降ってきたのでカメラをしまいました。
林道最期の1km地点でヒグマに会いました。さすがという感じです。
2013年08月12日 14:38撮影 by  Canon EOS M, Canon
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8/12 14:38
この後、雨が降ってきたのでカメラをしまいました。
林道最期の1km地点でヒグマに会いました。さすがという感じです。
撮影機器:

感想

百名山のうちで北海道で最期に残していた幌尻岳に登ってきました。ここはアプローチといい、山の奥深さといい、北海道で最も難しい(というか面倒くさい)百名山でしょう。
通常は平取コースから行くと思いますが、山荘の予約が難しく、天候悪化時のリスクが大きいと判断して、新冠ルートにすることにしました。新冠ポロシリ山荘が予約なしで使えることもメリットです。
以前は林道をかなり歩かないと行けなかったため、難ルートでしたが、北電のゲートまで車で行けるようになり、短縮されたため、注目のルートです。ただし短いとはいえ林道19kmはやはり長いですね(気分的には合羽橋-横尾の倍くらい)。
事前に新冠の宿に泊まって情報収集。核心箇所や熊にあった時の対処などを教えていただきました。
初日はゆっくりと朝ごはんを食べてから出発。教えて貰った道を行き、林道に入ります。林道は2時間と聞いてましたが、途中から穴がボコボコの道になり、走りにくい!(おまけに水も溜まっている)。うんざりするようなダート道を2時間かけて北電ゲートまで着きました。ここから約5時間の歩きとなります。
がっちりしたゲートをくぐり抜け、林道を歩きます。もっと荒れた道を想像してましたが、ダムの保守に使う道なのでしっかりした林道です。見た感じ上高地とそう変わりはありません。日差しが強く、暑さを我慢しながら林道を歩きます。しかし、ここはブヨが多い!腕をあちこち噛まれながら進みます(下手に休憩すると群がってくる感じでした)。中間ゲートもこれまたがっちりしているところを通ります。熊の糞を見ましたが、なんとなく熊に合わずに行けそうです。4時間半かけてようやく新冠ポロシリ山荘が見えてきました。中に入るとすでに7人くらいの方がいらっしゃって、空いている場所に荷物を置きました。しばらく休憩して、夕飯を食べ終わるころ、ガヤガヤ声が聞こえて見ると、ツアーで17人いらっしゃったようです。トイレもままならない避難小屋にツアー?と驚きましたが、平取ルートは山荘の予約が取れないのでこちらに来たのでしょう。全部で小屋は25人くらい?に。昔は年間10人しか通らないルートだとお聞きしてたのでびっくりです。しかしこのルートは林道が近くなった分、使われる機会が増えるかと思います。トイレ等の整備がされるとありがたいですね。
 翌日、5時前にアタックザックで登頂開始です。いきなり川沿いの道がありますが、滑りやすく川に落ちそうなところがあります。技術的にはこの辺が核心部分でしょうか。そこから笹の道を藪漕ぎします(道はわかりますが笹が邪魔します)。その後は景色が変わらない登りがしばらく続きます。沢を超えたあたりからお花畑が始まります。この山も高山植物が豊富ですね。後は延々登り、平取ルートとの分岐道につくと岩場の歩きが10分あって山頂に着ました。風が強く、寒くて景観が見えません。本当は7つ沼が見える肩まで行く予定でしたが、景色が見えないので山頂でピストンします。ここからの下りで難しいところはありませんが、やはり川沿いの道が要注意です。山荘までつくと13時で、思ったよりも早めについたので、一気に林道も下ることにしました。計算では18時半前にはつくはずです。帰りは雨がふったり相変わらずブヨに悩まされながら、ひたすら来た道を戻ります。最期の1kmでもうゴールだと思った瞬間、黒い大きな物体が見えました。とうとうヒグマと出会いました!幸い距離が200mくらい離れているので、いきなり遅いかかかる心配はありません。ヒグマが去ってくれるのを待つ手もありましたが、暗くなったら困るので、ホイッスルを鳴らしてこちらの存在をアピールしました。1回目は気づいてくれず、2回目でこちらを伺い、ちょっと距離を近づいて直立して視認したらびっくりして横に逃げて行きました。それほど大きくなかったので、3,4歳くらいでしょうか。この対処方法で良かったかわかりませんが、とにかく今回は何もなくてよかったです。
車に着いたのが18時半くらい。車で移動して舗装道路にくるまで更に2時間かかりましたが、幸い新冠のレコードの湯が22時までやっているということでお風呂に入ることができました(日高山脈は火山じゃないので、温泉が少ないとのこと)。その後道の駅(サラブレッド新冠)で車中泊となりました。
ポロシリはアプローチも遠く、山深さもあり、また熊に出会うことにもなりすごくいい経験ができました。日高山脈は他にもいい山がいっぱいありますので、また来たいと思います。

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