白馬岳〜蓮華温泉より一泊二日のピストン（白馬大池経由）

2021年07月17日(土) ~ 2021年07月18日(日)

• GPS: 13:25
• 距離: 20.3km
• 登り: 1,852m
• 下り: 1,835m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 2:02
• 合計: 8:12

距離 10.4km 登り 1,611m 下り 248m

5:46 蓮華温泉
7:06 7:21 天狗ノ庭
8:27 8:53 白馬大池山荘
9:55 10:02 船越ノ頭
10:55 11:41 小蓮華山
12:27 三国境
13:18 13:46 白馬岳
13:58 白馬山荘

2日目

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:11

距離 9.9km 登り 240m 下り 1,606m

6:08 白馬山荘
6:29 6:31 白馬岳
7:01 三国境
7:45 7:47 小蓮華山
8:24 8:29 船越ノ頭
9:01 9:11 白馬大池山荘
10:05 10:12 天狗ノ庭
11:19 蓮華温泉

歩くペースはそんなに早くも遅くもなくですが、途中写真を沢山撮り、頻繁に立ち止まりながら歩きました。

天候

関東甲信、北陸地方の梅雨明けにより天気は快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

蓮華温泉の割と広い駐車場を目当てに・・・いやいや梅雨明けの改正の土日を舐めてました。甘かったです。5時ごろに到着したらもちろん既に満車。（苦笑）
みなさん、前日入りなのかな。それでも路線バスなどの通行に支障が出ない場所があり、なんとかに停めることができました。考えることはみんな同じですね。→写真ご参考ください

コース状況／危険箇所等

＊＜蓮華温泉　⇔　天狗の庭＞
：保全が行き届いており、きれいに草が刈り払われています。
　危険個所はなく歩きやすいです。
＊＜天狗の庭　⇔　白馬大池＞
：天狗の庭を出発してしばらくすると残雪箇所が一か所ありますが、区間も短く
　ステップもあり、通行には問題ありません。その後は大池までは大きな石が
　ゴロゴロしていて多少歩きづらいところがあります。
＊＜白馬大池　⇔　船越の頭＞
：ゆるやかにハイマツ帯を抜けていき特に危険個所はありません。ここから先、
　樹林帯になれた体には日差しが少々キツイかもしれません。
＊＜船越の頭　⇔　小蓮華山＞
：小蓮華山への登りは見た目以上に実際は楽に登れます。風も心地よく、
　こちらも危険個所はありません。
＊＜小蓮華山　⇔　三国境＞
：小規模なアップダウンがありますが特に足腰にはあまり負担にならない程度
　ですので心配要らないです。
＊＜三国境　⇔　白馬岳山頂＞
：白馬岳の核心部ともいえる岩稜地帯を通過します。区間は短く足場もしっかり
　しているので問題ありませんが、ここまでの疲労蓄積と意外に山頂まで長く
　感じるのでメンタル部分で多少の気合が必要かもしれません。(^^;

その他周辺情報

携帯電話状況（ドコモの場合）
蓮華温泉付近　　　携帯電波無し
白馬大池山荘付近　携帯電波無し
船越の頭付近　　　携帯電波弱いが有り
白馬岳山頂付近　　携帯電波弱いが有り　
白馬山荘付近　　　宿泊受付、食堂棟(富山県側)、携帯電波あり

写真

7/17 5:07

朝の出発時の蓮華温泉駐車場。既に駐車率は120％程度。（→路肩などにギリギリ駐車）

7/17 5:43

スタート地点の蓮華温泉。

7/17 5:43

蓮華温泉付近の登山関連全体図。

7/17 5:44

これから歩くルートをアップ。

7/17 5:48

いよいよスタート。

7/17 5:51

スタート直後に露天風呂（黄金湯）との分岐あり。こちらを看板に従い右側へ。

7/17 5:59

新緑が美しいです。梅雨明け快晴万歳ありがとう(^^)

7/17 6:07

「蓮華の森」標柱地点よりやや下降します。

7/17 6:17

白馬大池まであと4キロ地点。まだ1キロしか歩いていない。

7/17 6:18

歩きやすい穏やかな登山道が続きます。

7/17 6:22

暑くなければ最高です。この時期は早立ちが必須ですね。

7/17 6:31

なかなか進まないという勝手な錯覚。

7/17 6:52

おや、あれは朝日岳かな。

7/17 6:55

あと3キロ。

7/17 7:03

垣間見えるきれいな景色に癒されます。

7/17 7:12

栂海新道、日本海方面。

7/17 7:14

天狗の庭到着。まだこの時間は日陰で涼しく、休憩場所として最適でした。

7/17 7:15

手前にどーんと雪倉岳、右手奥に朝日岳。雪倉は本当にきれい。

7/17 7:20

天狗の庭は憩いのロックガーデンというような感じです。こんな場所におしゃれなカフェなんかあったらなぁ。（絶対むり）

7/17 7:21

休憩しながら雪倉岳鞍部方面。やっぱ青空だと映えますね。

7/17 7:34

天狗の庭を過ぎると一か所だけ残雪があります。区間も短く、通過には問題ありません。

7/17 7:44

手作りのハシゴ。折れないかな。

7/17 7:46

歩きながら何回も雪倉岳に目をとられます。

7/17 7:55

写真のように少々細くなっている部分もありますが通行には支障はありません。

7/17 8:14

大きな石が出始めたら白馬大池はもうすぐです。意外に長く感じますが、ここはあまり無理をせず体力温存で小股を心がけたいですね。

7/17 8:18

ここで青空が前に広がり始めたらもう白馬大池は目の前です。

7/17 8:22

白馬大池到着です。

7/17 8:23

白馬大池へのビクトリーロード的な？

7/17 8:24

山荘前はテン場になっており、既に多くのテントが並んでいます。

7/17 8:26

テントの背景にこれから目指す稜線。

7/17 8:27

山荘エントランス。

7/17 8:45

今年初めてのチングルマに出会えました。

7/17 8:48

山荘前のコバイケイソウ。

7/17 9:03

コマクサ！なかなか出会えないのでテンション上がります！

7/17 9:15

さらにコマクサ群生地にほど近いところで、雷鳥ペアが目の前の登山道を横切っていきました。

7/17 9:15

これには驚きでした。オスがメスを追っかけているようです。メスも時々立ち止まってオスを気にしています。まんざらでもないようですね(^^)

7/17 9:35

雪倉岳、朝日岳からの栂海新道方面を望む。こちらも良い稜線です。

7/17 9:38

白馬大池を振り返って。

7/17 9:53

あっという間に船越の頭です。ここは携帯の電波がありました。

7/17 9:55

これから目指す小蓮華山。見た目は長そうですが思ったより大変な登りではありません。この坂は雷鳥坂と言います。白馬大池から小蓮華までの区間は雷鳥の頻出スポットで有名です。

7/17 10:30

途中より白馬三山。

7/17 10:58

小蓮華山到着。

7/17 11:09

ここは新潟県最高峰のようです。右奥にこれから向かう白馬岳が見えます。

7/17 11:57

ラスボスの白馬岳がどんどん近づいてきます。それにしても素晴らしい天気で最高の日です。なかなかガスも上がってきませんでした。

7/17 12:23

三国境を通過します。ここから雪倉岳、朝日岳、栂海新道方面に行けます。最終的には日本海（親不知）までつながっていますが朝日岳から先は体力勝負の上級者ルートですね。（朝日小屋より先には有人小屋はありません）

7/17 12:45

白馬岳への最後の登り、とその右に旭岳ちょこっと。

7/17 13:11

皆さんおっしゃる、白馬岳への「ビクトリーロード」です。ここを歩く瞬間はこれまでの疲労が吹っ飛ぶくらい感無量で爽快です。

7/17 13:36

頂上付近より大雪渓を望む。中央の雪渓が有名な大雪渓です。今日も多くの人が登ってきているんだろうなぁ、とひたる自分。谷から吹き上がる風が超気持ちいい！

7/17 13:37

山頂の標柱は確か黄色だったような気がしますが、剥がれてしまったようで地肌がむき出しです。すぐそばにブルーシートに包まれた新しいであろう標柱が横たわってました。もうすぐ更新されるようです。

7/17 13:27

これです！このブルーシートの中身！気になって仕方ありませんでしたがそっとしておきました。苦笑

7/17 13:38

新田次郎氏の小説で有名な山頂の方向指示盤。

7/17 13:49

山頂より白馬山荘に向かって下降します。

7/17 13:58

白馬山荘に到着。今日はこちらで宿泊です。コロナ禍で宿泊者を大幅に制限しているようです。とはいっても最大収容人数800名の白馬山荘ですので絞られてもたいしたことはなさそうです。この日は相部屋宿泊は300名までで（7/16時点で260名程度の予約だったそうです）、隣の人とは1名分の間を空けての宿泊でしたのである意味とても快適に過ごせました。

7/17 14:01

山荘前でくつろぐみなさま。

7/17 15:50

杓子、白馬鑓方面。有名なアングルですがやはり見飽きませんね。

7/17 15:09

スカイプラザ内のカフェ(^^)
こちらはアイスコーヒーとチーズケーキです。セットの場合はセット価格で1,000円です。期待以上にコーヒーもケーキもおいしくて感激。

7/18 4:50

早朝の日の出に赤焼けた杓子、白馬鑓方面。ご来光はさぼって見に行かなかったのでこちらで勝手に満足。

7/18 6:25

2日目帰路の白馬岳山頂は超過密！

7/18 6:34

さてこれから蓮華温泉目指して下山開始です。長いですが北アルプスで最も好きな稜線です。可能な限り時間をかけてゆっくり楽しみます。

7/18 6:53

雪倉岳、朝日岳方面の稜線。写真左奥に富山平野が見えます。こちらの縦走も何年か前にやりましたが素晴らしい行程でした。

7/18 7:12

雲海もとてもきれいです。志賀高原の山々。

7/18 7:13

三国境より小蓮華への稜線にて。なだらかで歩きやすい素晴らしい稜線が続きます。風が心地いいです。

7/18 7:37

そしてまたまた小蓮華到着。なんかもったいなくてこれ以上下降したくない衝動にかられました。(^^;

7/18 8:07

またもや大サービスの雷鳥さま親子。手を伸ばすと届きそうな場所まで接近してくれて大興奮です。本当に人間を怖がらないですね〜。

7/18 8:25

船越の頭まで戻り、白馬山麓を見下ろすととても気持ちのいい風が吹き上げてきました。このあたりは直射日光は厳しいですが体感的にはそんなに暑さは感じません。

7/18 8:25

雷鳥坂を振り返り。まだまだここなら引き返すことできる(^^;
などとと思ってしまいます。本当に素晴らしい稜線です。

7/18 8:40

さて戯言はさておき、白馬大池方面へ下降です。

7/18 9:02

相変わらずの前日と同じような賑やか感じです。ここには水場もトイレもあるので助かります。ここで一息いれてから蓮華温泉へ下山します。

7/18 9:13

さぁいくぜ、蓮華温泉目指して(^^)

7/18 9:18

来た時と同じ良い感じの樹林帯を下ります。

7/18 9:46

先は長いですがとても良い感じの登山道です。

7/18 9:59

天狗の庭に到着。前日と異なり、遅い時間なので日当たり良好で暑いです。日陰を探して休憩です。

7/18 10:20

あと2キロ！

7/18 10:39

あと1.4キロ。この写真のように丁寧に草木が刈り払われており、本当に感謝です。登山道はとても明瞭でわかりやすく、歩きやすいです。

7/18 10:51

あと1キロ！ラストスパート！なんか意外に長くかんじるなぁ。このあたりはもうかなり暑くて汗噴出。

7/18 11:13

露天風呂との分岐にまで戻ってきました。

7/18 11:16

おぉ、蓮華温泉見えてきた！これぞ蓮華温泉への「ビクトリーロード」？・・・と思って気を抜いた瞬間すっころびました。なんとか受け身できたので幸いケガや打撲もありませんでしたが、最後まで気を抜かないことの大切さを改めて勉強しました。

7/18 11:19

蓮華温泉到着！ゴール(^^)

7/18 11:22

でも、この暑さと硫黄湯が苦手な私は蓮華温泉をスルーして帰宅です。入浴は大人800円と記載されていました。

7/18 11:37

駐車場はまだまだ車沢山。蓮華温泉登山口、大人気ですね。

撮影機器：

iPhone XS Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール

備考

水分は山荘での補充を検討しましたが、スポーツドリンクが良かったので２日分で調理用も含めて５リットル持参しましたが、リュックがかなり重くなり疲労度が加速しました。

感想

ユキカゼ

ずっと梅雨明けを待ち望んでいたので、この土日は最高の天気に恵まれて良かったです。蓮華温泉駐車場に前日入りしようかと悩みましたが、勝手にきっと大丈夫と安易に考えてしまい、大混雑でえらい目に遭いました。駐車場が決して少ないわけではないのですが・・・。いずれにしても蓮華温泉登山口の人気ぶりには本当に驚きました。日帰りの白馬岳ピストンも可能でしたが少しでも長く雷鳥坂からの大好きな雲上の空間（稜線）に居続けたかったのであえて山荘泊りとしました。やはり朝、晩を稜線で過ごせるのは最高の贅沢ですね。ドラマチックな景色、山荘でのゆったりとした時間に癒されました。今回はこの時間を利用して白馬山荘のスカイプラザ内のカフェでティータイムも出来たので本当に大満足です。山荘では不織布シーツを購入したり、宿泊料金が値上げになっていたりと、不都合な部分もいろいろありましたが、このご時世仕方のないことですね。泊まれるだけありがたいです。下山時は「このまま終わらないでくれ稜線よ！」と思うくらい未練たらたらでした(^^;なので気持ちゆーっくり歩いたつもりです苦笑　それにしても今回も雷鳥坂付近では雷鳥遭遇率がすごいです。これまでの経験上ほぼ100％です。雷鳥ウォッチングされたい方は雷鳥坂（白馬大池〜小蓮華山間）がおすすめです。
天候に恵まれた素晴らしい二日間で最高の山行でした！山荘などでお会いした皆様、とても楽しく会話させていただきありがとうございました。
また、登山道を保全されている皆様本当にいつもありがとうございます。

コメント

tom (*^^)v

快晴☀の小蓮華山〜白馬岳は羨ましい

yukikaze1945 さん、オツカレ様でした
蓮華温泉からのルートを楽しまれた様ですね
ちょっと人が多過ぎる様な気もしますが、さすが大人気の白馬岳
しかもこんなイイ天気 じゃ仕方ないのかな？

自分も時間を作って、今度は一泊でお山を楽しみたくなりました