万太郎山への道は遠かった、谷川縦走(西黒尾根〜吾策新道)
- GPS
- 09:45
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,833m
- 下り
- 1,900m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
万太郎山からの下りはザレ場もあり慎重に。 |
写真
感想
先月は茂倉岳から土樽へ下るコースを歩いたので、本日は万太郎山から吾策新道を下るコースです。
前回同様5:00に西黒尾根登山口を出発しました(お盆でなまった体はいつもより動き悪し)もっと賑やかかと思いきや、ラクダの背までの間に下り一人、登り3人しかおらず、ちょっと拍子抜け。
岩場に出たところで休憩。後から登ってきた人と話してみると前橋から来たとの事、当方も伊勢崎なので近くてビックリ(この方は伊勢崎市民病院へお勤めとの事)。今日のスケジュールを確認すると武能岳から土樽へ降りるとの事、それでは土樽の駅でお会いしましょう、と別れました。
天気は良く、見晴らしは抜群でした、マチガ沢の残雪も先月より大分少なく、もちろんザンゲ岩上から左手にある雪田にももう雪はありませんでした。
肩の小屋で休憩後いよいよ万太郎に向けて下って行きます。道脇にはハクサンフウロやシモツケソウ、リンドウが咲いていて目を楽しませてくれます。
この時間では万太郎山へ向かう人はおらず、私一人の登山道でした。
まず眼の前にある、オジカ沢の頭まで肩の小屋から一時間で到着。その先には小障子の頭、大障子の頭が見え、一番奥に万太郎山、そこから左に曲がると仙ノ倉山、平標山が続きますが、私は万太郎山から右に折れて土樽まで下るわけです。
正直いうと万太郎山までの登り道を見たとたんに心が折れそうになりましたよ。
時間的には余裕はありますが、果たしてあそこまで自分の足がついていけるものか不安。(そうかといってここまで来ると引き返すことも出来ず)
左手にマナイタグラを、右手に一ノ倉岳、茂倉岳の峰を見ながら小障子の頭、大障子の頭と歩いていくと感動のあまり頭がクラクラ(疲れのせいかも)
但しこの辺りから飲み水の心配が出てきました。本日の持ち分は3Lですが、やはり夏は4Lだったな〜と己の不覚を責める羽目に。(せめてさっきの肩の小屋でもう1本仕入れとけば・・・)
大障子の頭の時点で残りは凍らせた1Lのペットボトルです(2Lの水は終わり)
大障子の頭で大休止(といっても10分)、目の前の万太郎山を見て愕然です。
しかし、とにかくあの上まで行かなければ帰れないんです、家まで。自分を追い込んで気力を振り絞ってGO(中年になると大変なんです)
中程まで上っていくとご夫婦とすれ違い(60歳以上とおぼしき)、平標山〜仙ノ倉山〜万太郎山を歩いてきて、これから土合まで下る日帰りとの事。思わず本当ですか?
年をとっても歩ける人っていうのはどこが違うんでしょうね。
我慢、我慢でやっと頂上!(分岐をちょっと左へ行きます)へとへとで頂上にタッチ。戻って分岐で昼食。疲れた〜、何でこんな事するのかな〜・・・と言いながら又登るんだよね〜
幸い大障子の頭からの登りでは雲が出て日射が遮られて大分助かりました。
ここから眼下に見える井戸小屋の頭までは急な細道の下りです。下から振り返るとここは上りは無理だよね、と思いますよ。この次は崩れた道をトラロープに伝わりながら50m程左斜めに下ります。そろそろ太腿がプルプルしてきたぞ〜
このまま下りたいと願っていたけど、一度鞍部に出ると最後にもう一山(大ベタテの頭)、これで最後にしてくれ〜。
これで最後でした、この後はとにかく下る下る、喉は渇くのにペットボトルの氷が少しづつしか溶けないのには参った(けれどそのおかげで下まで持ちました・・・これ良いかも)
道路に出ると思わず道端の沢へ降りて流れる水をガブガブ、生き返った〜。
しかしこの先も長いです、やっぱり土樽駅まで一時間くらい歩きました。
土樽駅で武能岳から蓬峠を下った朝の前橋の住人と、この人に途中行き会ったと言う茂倉新道を下った立川の住人と3人が合流。西黒尾根から偶然登った3人が肩の小屋から分かれた別の道を下って、駅で一緒になるとは愉快。知らない同士でこんな事があるから山は面白いです。
お疲れ様でした。(次のルートは武能岳から蓬峠で決定じゃ〜)
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