大朝日岳 (古寺鉱泉から往復)

- GPS
- 21:52
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,962m
- 下り
- 1,954m
コースタイム
《14日》大朝日小屋 8:00−8:28 銀玉水 8:51−9:31 小朝日巻き道入口 9:47−10:44 古寺山 −11:14 三沢清水 11:28−12:21 一服清水 13:06−14:41 古寺鉱泉P
| 天候 | 《13日》晴れのち曇り 《14日》快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
簡易トイレ、水場あり。こすじろうと云われるアブ多し。 山形道月山ICより約24km。 古寺集落から駐車場までは、舗装はされているが狭い道路で、所々に待避所あり。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
古寺鉱泉〜大朝日岳のコースは、全体的に良く整備されている。 強いて挙げれば、古寺山の北面の登山道が深くえぐられており、歩きにくい所がある。 水場は三箇所あり、いずれも快適で、水の心配がいらない。 銀玉水は、非常に冷たい水で、連峰随一と言われている。是非ともゆっくりしたい所だ。 他の二箇所は、時期によっては枯れている場合もありそうなので、 事前にチェックした方が良い。 小朝日岳は、北西面に木陰で涼しい巻き道があるので、これは上手に利用したい。 大朝日岳の展望台と言われる小朝日岳にも、ぜひとも登っておきたいので、 巻き道入口にザックをデポし、古寺山方面から空身で小朝日岳をピストンすることをお勧めする。 大朝日小屋は、大朝日岳の肩にあり、二階建て、バイオ水洗トイレ完備。 シーズン中は小屋番常駐し、利用料1,500円。 食事、寝具は無いので、全て持参。 定員は最大約100名。但し、これは屋根裏の3階相当のスペースを使用した場合。 1・2階のみでは約50名が限度か。30名程度なら快適に泊まれる。 水場は無く、往復約30分の金玉水を利用。 小朝日岳方面から登る場合は、途中の銀玉水で必要量を確保していく。 日帰り温泉は、大井沢に「湯ったり館」(300円)、 R112沿いの道の駅「にしかわ」に「水沢温泉館」(300円)あり。 |
写真
感想
朝日の峻嶺そびえ立つ〜♪
古寺山に着くとやっと見えてきた。
小朝日に大朝日。
何年ぶりだろう。
当初は、左沢から柳川を通り、日暮沢に入る予定だった。
しかし、直前の豪雨で県道・林道が寸断され、通れなくなってしまった。
西川からなら、大井沢経由で古寺鉱泉に入れることが分かった。
日暮沢から竜門、大朝日、小朝日と周回する計画だったが、
やむを得ず、古寺鉱泉から大朝日をピストンすることにした。
大きいザックが無かったので、初めは日帰りを考えていた。
しかし、次第に小屋に泊まりたくなってきた。
何とか出来ないかと、シュラフとマットを背負子にくくりつけてみた。
しかし、どうもしっくりこない。
そこで、シュラフとマットを35肇競奪のサイドに付けてみた。
これは思ったよりも簡単に装着できた。
幅は広がったが、支障がある程でもない。
これで何とか行けそうだ。
すると、二泊はどうかと欲が出てきた。
しかし、ザックが小さく、どうしても食料が入りきらない。
久しぶりの小屋泊まりなので、無理せずに行こうと自分に言い聞かせた。
その日の大朝日小屋は、宿泊者約20名とゆったりだった。
時間的にも余裕があり、食事、夕日、睡眠とゆっくり楽しむことができた。
朝は、お決まりのご来光から始まる。
東の空がオレンジ色に染まり出す頃、山頂を目指す。
ひんやりした空気の中、日の出を待つ。
薄紫のモヤの奥に、幾重にも重なった山並みのグラデーションがきれいだ。
遠くには、飯豊の稜線も空中に浮かんでいる。
やがて太陽が顔を出し、空が赤く染まる。
長い間忘れていた時間だ。
しだいに明るくなり、空に青さが戻ってくる。
横から差してくる陽の光に、まだ暑さはない。
大朝日から下っても、小屋に入りたくない。
このまま、朝の散歩をしよう。
中岳まで行って、以東岳に続く稜線を見に行く。
帰りは、金玉水で顔を洗う。
大朝日を見上げながら、やっぱり朝日はいいなあと実感する。
小屋から出発していく人影が見えてくる。
もうそろそろ小屋に戻らなくっちゃ。
小屋には、広げたままの僕のシュラフだけが残っていた。
それから朝食を済ませ、ゆっくりと小屋を出る。
空は雲一つ無い大快晴。
写真をいっぱい撮りながら、水もいっぱい飲みながら、ゆっくり下ろう。
今日は登山口まで下るだけだから。
40年ぶりのふるさとの山は、やさしく迎えてくれた。
うれしかった。
やっぱり、「ふるさとの山はありがたきかな」であった。
whitewater













whitewaterさん、こんにちわ。
12日に大朝日小屋にいました。12日から天気がよくなり、13日は最高の天気だったんですね。
今回初めて朝日連峰を縦走したのですが、花が綺麗で良い山ですね。なかなか遠いので行く機会が少ないですが、ヒメサユリが多い古寺鉱泉側から今度は入りたいと思います。
オツボ峰手前の鞍部で10輪ほど咲いていたので良かったです。
ではまた、良い山行を。
コメント、ありがとうございます。
大朝日小屋は、一日違いだったようですね。
今回は天気に恵まれ、朝日連峰の魅力を十分味わうことができました。
それにしても、泡滝から五味沢までとはすごいですね。
僕も、以前、電車の架線のような吊り橋を恐る恐る渡ったことを思い出しました。
古寺鉱泉からは、大朝日岳への最短コースで、水も豊富で、歩きやすいコースです。
特にヒメサユリの時期が人気のようですね。
これからの紅葉の時期もいいですよ。
機会がありましたら、是非行ってみて下さい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する