鳥海山 （鉾立から新山往復）

2013年08月16日(金) [日帰り]

• GPS: 12:09
• 距離: 16.4km
• 登り: 1,345m
• 下り: 1,333m

コースタイム

鉾立P 4:38－6:00 賽の河原 6:02－6:32 御浜小屋 6:48－7:33 七五三掛 －9:07 御室小屋 9:20－9:45 新山 9:48－10:16 御室小屋 11:06－12:55 七五三掛 －13:54 御浜小屋 14:07－14:37 賽の河原 15:08－16:51 鉾立P

天候

曇り。御浜小屋から上は、ガスと強風。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鉾立駐車場：無料。トイレあり。水は飲用不適。
　4面の内、最上段と最下段が登山者用駐車場。約50台。

コース状況／危険箇所等

鉾立P～御浜小屋は、幅広の石畳道。
鉾立Pからすぐ上がったところに展望台あり。テーブルベンチあり。
賽の河原は、流水、大岩があり、休憩適地。
扇子森～七五三掛も、幅広の石畳道。
外輪分岐から千蛇谷に下りる所にハシゴあり。
千蛇谷に下りた所で、約50mの雪渓のトラバースあり。
　傾斜が緩く、スプーンカット状なので、アイゼンは不要。
　但し、ガスで視界不良の場合注意。誘導ロープあり。
御室の下の岩石帯は、ガスで視界不良の時迷いやすいので注意。
御室～新山山頂は、不定形の大きな岩が堆積したルート。
　両手を使い、慎重にマークを辿って登れば、アスレチック気分で登れる。
　できれば、ザックをデポし、空身で登った方が楽しい。
　ストックは、邪魔になるだけなので、使わない方がいい。　
御室小屋：休憩300円。

写真

【前日夕方の鳥海山】
夕方、鉾立の駐車場からきれいに見えていた。

【日本海に沈む夕日】
これが見たくて、鉾立Pで車中泊。

【朝の鉾立P】
曇っていて山頂が見えない。目が覚めた時は満天の星空だったのに。

【朝日は出たが】
山頂は相変わらずガスの中。

【駐車場が遠くに】
真っ直ぐ歩いてきたんだ。そろそろ賽の河原かな。

【カラマツソウ】千蛇谷の方にはモミジカラマツもあった。

【イワカガミ】
チングルマに混じって咲いていた。

【チングルマ】
あちこちに群生。まだ新鮮だ。

【稜線までまだ遠い】
あの上に雲がのしかかっている。

【石畳の道】
四角い大きな石がずっと敷き詰めてある。

【イワオトギリ】
パッチリおめめのまつげがかわいい。

【コバギボウシ？】
ムラサキ色がきれいだ。

【御浜小屋】
ここからガスと強風。まずはトイレに退避だ。

【かすむ鳥海湖】
すぐ下に鳥海湖が見えた。色が無く、ちょっと淋しい。

【ハクサンフウロ】
道端には花がいっぱい。

【ハクサンイチゲ】
おなじみの花が次々と現れる。

【外輪分岐】
ガスと強風のため、外輪は止めて谷コースにする。

【イワギキョウ】
御室まで点々と咲いていた。

【やっと頂上御室】
ザックをデポして、とりあえず山頂へ。

【アオノツガザクラ】
ぼんぼりがかわいい。

【ミヤマキンポウゲ】
雪渓を渡ると、斜面にいっぱい。

【ヨツバシオガマ】
ガスの中に林立する様は壮観。

【マルバシモツケ】
薄いピンクでふんわり。見てると優しい気持ちになる。

【ナナカマドの実】
小っちゃな秋かな。

【ダイモンジソウ】
ピンク色に薄化粧してる。

【ここを登れば分岐】
結局、千蛇谷をピストン。

【チョウカイフスマ】
見かけない花だと思ったら、これがフスマちゃんね。

【綿毛のチングルマ】
毛に付いた水玉がきれい。

【ニッコウキスゲ】
元気なオレンジ軍団は、今が盛り。

【チョウカイアザミ】
太くて大きい。ガスの中で一際目立ってた。

【ハクサンシャジン】
濃いのから薄いのまで、あちこちにいっぱい咲いていた。

【カライトソウ？】
穂がちょっと短いような、色が違うような。

【ウメバチソウ】
こどもにピントが合ってしまった。

【ニコちゃん】
ノドをスリスリしてあげたら笑顔になった（笑）

【イワイチョウ】
水辺に似合う花だ。

【最短コースだったし】
外輪山を登ったら、かなり行きそう。

感想

whitewater

前日は快晴だった。
しかし、当日は、祈りむなしく、ほとんどガスと強風との戦いだった。
眺望は得られなかったが、花の多さと、新山の岩石登りに救われた。
それなりに楽しめた鳥海山だった。

昼食は、御室小屋の中で取った。
休憩料300円（時間は不明）。
晴れていれば、外で食べる方が断然いい。
でも、あのガスと強風の下、外で食べるのは、考えただけで気持ちが萎えた。
中で休憩して正解だった。
靴を脱いで、足を伸ばして、ゆっくり休むことができた。
休憩料300円で次の日まで休憩するつもりだという強者夫婦もいた。
それって素泊まりだろって突っ込みたくなったが、その後どうしたかなあ（笑）

惜しいのは、一瞬たりとも晴れなかったこと。
新山と外輪山や、辿った千蛇谷コースなどの位置関係がさっぱり掴めなかった。
湿っぽい灰色の世界をもがいてきた感じだ。
機会があったら、秋にでもまた行きたいと思った。