後烏帽子岳〜前烏帽子岳経由〜
- GPS
- 06:20
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,121m
- 下り
- 1,131m
コースタイム
天候 | 真っ白ガスのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
えぼしスキー場内のゴンドラ乗り場にトイレあり。 えぼしスキー場から車道を徒歩10分程行くと、草木が生い茂った登山口あり。 ゴンドラが利用できる他コースに比べてマイナールートなのか、全体を通して藪っぽい箇所が多い。 小阿寺沢を渡ってしばらくの所に巨大な倒木あり。 倒木を乗り越えると先に道が続いているが、テープ等の印がないため行き止まりのように見えるところがある。 |
写真
感想
友人と休みが合う貴重な日だったので、ガス日和でしたが強行。
えぼしスキー場を意気揚々と出発したものの、登山口を見て2人で怯む。
暗いし(曇天のせいもあるけど)、鬱蒼としてるし、これホントに大丈夫か…?
思い切って歩き始めるが、不安がどんどん大きくなる。
小阿寺沢が近くにあるため、2人分の熊鈴の音が水の音にかき消されていた。
本気でクマに遭ったらどうにもならないので、2人で声を出しながら進む。
スタートしてから、あまり人の気配のない雰囲気の道だ。
ここを歩く人は少ないのだろうか?
小阿寺沢は余程水量が増してない限り、岩の上を渡ることができる。
しばらく進むと、情報通りの巨大な倒木があった。
かなり放置されている様子で、テープ等の印はなかった。
ここで道が見つけられず少し迷いかけた…!
倒木に登ってようやく道を発見し、気を取り直して先へ進む。
そこからは展望のない樹林帯の急登。
その日通った人もいなかったのか、ヤブヤブしてるところはクモの巣だらけで、ストックで払いのけながら登った。
やっと前烏帽子に着いて小休憩。
大岩からガスの切れ間に少しばかり景色が見えた。
きっと晴れていたら絶景なんだろう。
ここに来るまでに声を出し続けていたこともあり、2人してかなり体力を使ってしまった。
でも残り(地図上だと)45分、頑張って登ってみることにした。
後烏帽子までの道もヤブヤブだった。
展望ゼロ、立ち止まって熊鈴の音が止むと本気で何も音が聞こえない。
山の中に取り残されたような感覚。
とにかく早く山頂に着きたくて、低血糖気味だったけど必死に歩いた。
やっと開けた後烏帽子山頂に出た時はホッとした。
もちろんガスでなーんにも見えなかったけど、最早景色なんぞ何でも良くなっていた(笑)
休憩していると、本日初めての登山者に出会った。
その方は1人で私たちと同じコースを来たようだった。
何分かかって登ったのか聞かれたので、3時間と答えると「なかなかやるな。」と誉められた。(…のか?)
その方曰く、このコースは宮城県でキツイ急登3本の中に入るらしい。
ヘトヘトの私たちを見てか、帰りは股窪経由のコースの方が時間はかかるが歩きやすいとまで教えて下さった。
数分立ち止まっただけで、その方はあっという間に下山していった。
一体どんな体力ですか…仙人ですか。
しっかりエネルギー補給して、いざ下山。
私たちは一刻も早く下界に帰りたかったので(笑)、教えてもらったコースではなく、また同じ道を引き返すことにした。
キツイのは分かっていたけど、時間短い方が良かったんですもの…。
帰りは小雨になり、さらに悪路となった。
無我夢中で歩き続け、2人で「もう嫌だーー」と叫び続け(熊鈴代わりに)、登山口に戻った時には生きてて良かったと思った…。
出会った登山者は、山頂での方のみ。
天気が悪くて薄暗い、且つ人の気配のないヤマってこんなに心細いものか。
貴重な経験でした…。
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