甲斐駒ヶ岳【竹宇駒ヶ岳神社-甲斐駒ヶ岳-横手駒ヶ岳神社】
- GPS
- 11:34
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,541m
- 下り
- 2,550m
コースタイム
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 11:33
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
SALEWA MS CLOW GTX
|
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感想
オリンピックイヤーの4連休。どこもかしこも大混雑しそうなので、1日だけしっかり歩こうと、ずっと歩きたかった黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳をピストンしました。
竹宇駒ヶ岳神社がある尾白渓谷駐車場から出発します。
尾白川を渡って、黒戸尾根に取り付くために、急登の十二曲りを登っていきます。
150メートルくらい登ると道がトラバースして、尾根の稜線にのっかります。ここからは、尾根をずっと歩いていくことになります。
黒戸尾根は日本三大急登と言われますが、2,200メートルの高低差を約9キロメートルの水平距離で登っていくので、急登区間が限られていて、なだらかなところも多くあります。
また、登山道の半分以上は土で、岩や石がない区間が多くあり、歩きやすいルートです。
黒戸山までは、刃渡り以外は土道がほとんどで、急登と緩やかな登山道が織り交ざって、高度を上げていきます。
黒戸山を越えると、急峻なピークを越えるための鎖場、ハシゴがたくさん出てきます。三大急登の核心に入っていくことを実感しました。
七丈小屋で休憩と水補給をして、まずは御来迎場を目指して、頂上への最後の登りに取り付きます。
七丈小屋のテント場を過ぎると低木ばかりの登山道になるので、行く先を仰ぎながらの歩行になりますが、頂上はまだまだ見えません。
そのころには雲が上がってきて、眺望はどんどんなくなってきました。
御来迎場には社があり、倒壊した鳥居の支柱が2本立っていて、名前とともにとても趣のある場所でした。
御来迎場からも頂上を望むことはできず、目の前のピークだけを見て、急登を登っていきます。
いくつかのピークを越えていったときに、ルートの右側に人の立つピークが見え、それが甲斐駒ヶ岳の頂上だということが直感的にわかりました。そのままどんどん高度を上げていくと、そのピークに頂上に立つ社の屋根が見え、そこが山頂だということを確信しました。
頂上の手前には、横手の駒ヶ岳神社の社があり、そこにお参りしてから、山頂に到着しました。
山頂からの眺望はほぼない状態で、時より、雲間から北岳、間ノ岳や仙丈ヶ岳を望むことができました。元々、快晴の眺望は期待していなかったので、それだけでも十分に満足することができました。
山頂で昼食をとり、休憩をしたのちに、また長大な黒戸尾根を下る帰路につきました。
下りでは、笹平から分岐して、横手を目指して下山することにしました。
途中、国土地理院の地形図のルートとは異なるルートになっていたりと、甲斐駒ヶ岳が開山された際のクラシックルートどおりとはいきませんでしたが、横手の駒ヶ岳神社まで下山し参拝して、車道を尾白渓谷駐車場まで戻りました。
日本三大急登の黒戸尾根を甲斐駒ヶ岳まで往復し、ふたつの駒ヶ岳神社にも参拝でき、とても充実した山行になりました。
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