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Yamareco

記録ID: 337145
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田

南八甲田・櫛ヶ峯  隔世の自然が広がる

2013年08月22日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
22.3km
登り
778m
下り
768m

コースタイム

猿倉温泉登山口6:00−矢櫃橋7:30−乗鞍岳分岐8:15−黄瀬沼分岐9:05−

駒ヶ峯分岐9:20−櫛ヶ峯分岐9:50−11:25櫛ヶ峯12:00−駒ヶ峯分岐13:25−
 
矢櫃橋15:00−16:10猿倉温泉登山口
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場 登山口のトイレ棟の脇7〜8台 
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト無し
櫛ヶ峯の登り以外は、傾斜は極緩やか
 (かつて、荷馬車が通る軍用道路跡なので緩やか)
コース全体の8割方は、濃淡のやぶ漕ぎ
 (近年は、全く刈り払いをしていない) 
泥地−多数あり
 (登山靴でクリア可)
洗掘箇所は、よく滑る
樹木の倒れ掛けに、頭をぶつけること、多回数あり
 (足元に気を取られ上を注意する間がない)

登山口に歴史ある静かな猿倉温泉
出掛けの朝
 八甲田大岳がシルエット
2013年08月22日 04:46撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
10
8/22 4:46
出掛けの朝
 八甲田大岳がシルエット
睡蓮沼からの小岳と高田大岳
 この時間まだ晴れ模様
2013年08月22日 05:27撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
1
8/22 5:27
睡蓮沼からの小岳と高田大岳
 この時間まだ晴れ模様
登山口の猿倉温泉
 とても静かな山中の温泉
2013年08月22日 06:00撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 6:00
登山口の猿倉温泉
 とても静かな山中の温泉
コースは、かつて軍用道路だった
 敷石がまだはっきり分かる
 石垣や土管があったりする
2013年08月22日 06:30撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
1
8/22 6:30
コースは、かつて軍用道路だった
 敷石がまだはっきり分かる
 石垣や土管があったりする
矢櫃萢
 奥の奥の頭が乗鞍岳
2013年08月22日 07:14撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
1
8/22 7:14
矢櫃萢
 奥の奥の頭が乗鞍岳
矢櫃橋
 何時からか、立派に新装なっていた
2013年08月22日 07:27撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 7:27
矢櫃橋
 何時からか、立派に新装なっていた
乗鞍岳分岐少し手前の松次郎清水
 これも、数少ない点景の一つ
2013年08月22日 08:11撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 8:11
乗鞍岳分岐少し手前の松次郎清水
 これも、数少ない点景の一つ
乗鞍岳分岐
 沢で分かれる
2013年08月22日 08:15撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 8:15
乗鞍岳分岐
 沢で分かれる
黄瀬沼分岐
 細いやぶ道に、ひょいと現れる標識 、のみ
2013年08月22日 09:06撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 9:06
黄瀬沼分岐
 細いやぶ道に、ひょいと現れる標識 、のみ
黄瀬沼分岐辺りは、湿原
 駒ヶ峯が美しい 
 この辺りになると、ようやく秘境の様相を成し て来る
2013年08月22日 09:09撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
4
8/22 9:09
黄瀬沼分岐辺りは、湿原
 駒ヶ峯が美しい 
 この辺りになると、ようやく秘境の様相を成し て来る
櫛ヶ峯分岐
 いよいよ櫛ヶ峯の登りに向かう
 ここから分岐せず直進すると、十和田湖外輪山 御鼻部山へと至る、が、トレース薄い
2013年08月22日 09:51撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 9:51
櫛ヶ峯分岐
 いよいよ櫛ヶ峯の登りに向かう
 ここから分岐せず直進すると、十和田湖外輪山 御鼻部山へと至る、が、トレース薄い
黄瀬萢の景観
 今回一番のお気に入り
2013年08月22日 09:57撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
3
8/22 9:57
黄瀬萢の景観
 今回一番のお気に入り
櫛ヶ峯登りの手前の湿原
 北側から観ると三角形になっているが、この東 側からは、のっぺりの形
2013年08月22日 10:19撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 10:19
櫛ヶ峯登りの手前の湿原
 北側から観ると三角形になっているが、この東 側からは、のっぺりの形
ここだけに咲いていた、ニッコウキスゲと
 ミヤマキンポウゲ
 深い沢なので、遅い残雪だったのだろう
2013年08月22日 10:32撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 10:32
ここだけに咲いていた、ニッコウキスゲと
 ミヤマキンポウゲ
 深い沢なので、遅い残雪だったのだろう
登りから、左駒ヶ峯、右乗鞍岳
 ひろーい空間である
 あちこちに湿原が点在する
2013年08月22日 10:56撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
1
8/22 10:56
登りから、左駒ヶ峯、右乗鞍岳
 ひろーい空間である
 あちこちに湿原が点在する
ようやく到着
 何十年来の念願達成

 しかし登頂と同時にガスに囲まれる
2013年08月22日 11:25撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
1
8/22 11:25
ようやく到着
 何十年来の念願達成

 しかし登頂と同時にガスに囲まれる
十和田湖の遠景
 左に中山半島(分からないかな)
 今回の期待した風景
2013年08月23日 16:55撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/23 16:55
十和田湖の遠景
 左に中山半島(分からないかな)
 今回の期待した風景
黄瀬沼 (おうせぬま) 
 十和田湖とともに、今回の期待した風景 
 
2013年08月23日 16:55撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
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8/23 16:55
黄瀬沼 (おうせぬま) 
 十和田湖とともに、今回の期待した風景 
 
帰途 疲労困憊で木道に横臥す
 そしての一枚
2013年08月22日 12:45撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
1
8/22 12:45
帰途 疲労困憊で木道に横臥す
 そしての一枚
ブナの老木に観音様? 様のご神体?
 なんとも妙
2013年08月22日 15:55撮影 by  COOLPIX P310, NIKON
8/22 15:55
ブナの老木に観音様? 様のご神体?
 なんとも妙
撮影機器:

感想

これまで、八甲田山を計画する時に、
いつも南八甲田の櫛が峯が目に付いていた。
そのうちに、先日、早池峰でお逢いしたcitrusさんの勧めもあって、
ようやく実行に移すことにした。
これまで実行出来なかった理由の一つは、
距離があり、谷地が多くて難儀するイメージがあったから。

前日、酸ヶ湯で大岳山行帰りの方々から、情報を得る。
すると南八甲田は、特に櫛ヶ峯は地元の方でも
敬遠する山だと言う。
何故か、、とにかくやぶ漕ぎがひどいからと言う。
加えて道がはっきりせず、迷いやすいと言う。
県道ながら、県としては刈り払いをせず、
自然環境の保護のため、いずれは廃道にする意向であると。

ヤマレコにアップされたtakaofさんのレコも参考に、
実際行ってみなければ分からない。

登山口に立ってまず驚いたのは、初めからやぶになっていた。
朝露も多く、合羽をきる羽目になった。
道路は傾斜が緩く、平坦地に近い状態。
それと云うのも、このコースは戦時中に造られた
物資運搬の軍用道路だったのである。
歩いても歩いても、なかなか標高が上がらない。

続いているやぶは、乗鞍岳分岐を過ぎると、これまでよりさらに
濃密度となり、足元の道を探りながらの歩行前進となる。
覆いかぶさる小枝や笹竹を手で掻き分けながら進む。
こんな状態が延々と続き、休憩すら執れる適当な場所がない。
下ばかり注視して歩いていると、
横に伸びた太い枝に頭を強打する。

他の山の道とは、様相を全く異にしている。
スポット的に現れる湿原意外に、
花は見えない、展望はない。

そんな苦労の甲斐あって、櫛ヶ峯が見えて来ると元気が出て来る。
そしてめったに人が近ずかない地ゆえの、
神秘的とも云える解放感を味わう。

櫛ヶ峯分岐を過ぎれば、もう近いと思いきや、
もう一度深い濃いやぶ漕ぎとなる。

そしてようやく展望の利く稜線にと至る。
この辺りからの、十和田湖と、黄瀬沼の遠望が印象的である。
この二ヶ所の風景を期待してきた。
少しボケていたが、観られて感激である。

頂上到達と同時にガスって来た。
北側に、バッカイ沢等の源となる広い湿原が観られた。
だが、秀麗な北八甲田の連山は顔を出さない。
そこに居ることと、疲れを癒すためにも、
いつもより頂上の滞在時間が長い。

近年、この位の長時間歩きをしたことが無かったので、
疲労困憊した。
云われるように、南八甲田は積雪期に登る山だ。










































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コメント

hope55さんをして
櫛ヶ峯は待ったをかける山だったのですね。
登頂達成おめでとうございます。

いつもは淡々としているレポが、今回は苦労が伝わってきます。

東北百名山踏破を目指すにはこの山がキーですよね。

しかし日帰り10時間超えですか。
キツイ分達成感のある山行なのでしょうが、やぶ漕ぎ、迷路となるとビビッてしまいますね。
2013/8/23 21:16
達成の帰りが大変
早速のコメントありがとうございます。
櫛ヶ峯という一山を観る、体験するのには、余りに遠過ぎました。もっと若い時だったら、これほどの苦労も無かったろうにと愚痴の想い。
今回は、少し挑戦的な意気込みがありました。
嬉しさもありながら、疲労には抗しきれません。
暑さが無かったのも幸いでした。

 ではまた よろしく
2013/8/23 21:51
ゲスト
初めから藪、でしたか
いや〜、初めから藪じゃあ、滅入るなあ…。
どの記事を見ても南八甲田は藪漕ぎとしかなくて、やっぱり敬遠したくなりますよ。
そんな中、遠路はるばるひとりでお出かけになるとは、脱帽です。
お疲れ様でした!
2013/8/23 23:57
一度は行っても、二度は
きつい山行でしたが、櫛ヶ峯周辺の自然を観ることが出来たのは、幸いでした。
山頂からbtgrt180さんの逆川遡行時の湿原が見えました。かなり広い湿原ですね。
皆さんが見て、バンザイした北八甲田の峰々を堪能したかったのですが、ガスって残念。

話変わりますが、8/15の岩手山馬返しで、薪を背負った方が居て、聞くと、btgrt180さんのお知り合いだとか。
「彼は酒が強い」と言ってました。
疲れた体に、酒は麻薬?なようなもの。止められないですね。
 
 またよろしく
 
 
2013/8/24 17:36
今更遅いレスですが・・・・
よく登りなさいましたねえ(脱帽!)
あのヤブコギの連続の登山はしんどいです。
今年の夏 台風の前の日 雨降りの中行きましたが 猿倉岳で敗退しました。
2014/10/17 14:57
Re: 今更遅いレスですが・・・・
いやあーきついヤブ道でした。
でも櫛ヶ峰近くになると、人が入ってないことを
ひしひしと感じ、自然のまっただ中にいる
満足がありました。
谷地地帯のたおやかな景色も良かったですよ。
猿倉の奥の駒ヶ嶺へは、春にスキーで歩いたことがあります。
この秋にも、櫛ヶ峰への誘いがありましたが、
その気になれませんでした。
一度は行ってみては 
 
 またよろしく
2014/10/18 11:24
プロフィール画像
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