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Yamareco

記録ID: 3380562
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

雨飾山*残雪期滑落のリトライヽ(´▽`)/

2021年07月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:57
距離
8.0km
登り
979m
下り
986m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:31
休憩
1:24
合計
6:55
6:01
44
6:45
24
7:09
10
7:19
7:22
79
8:41
5
8:46
24
9:10
10:06
17
10:23
4
10:27
53
11:20
11:45
13
11:58
20
12:18
38
12:56
0
12:56
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日に妙高山に登ったので
雨飾山登山口に向かうには
「妙高小谷林道」が一番近道。
(ダートな道を覚悟すべし)


カーナビ検索だと
高速道路を使うよりも
この林道は30分程早く到着できる推奨コース。
ということで、
先ずは笹ヶ峰キャンプ場まで小一時間。

ここで衝撃の看板!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「この先 通り抜けできません」

工工エエェェ(*`ロ´ノ)ノ

慌ててネットで調べてみると
7月20日から「通行可」とある。

https://www.vill.otari.nagano.jp/www/contents/1001000000130/index.html

恐る恐る かなりダートな林道を進んで行く。
車は泥ハネでグチャグチャ。

誰一人として会う事のない狭い林道。
ゆっくり日が暮れて行く時刻。
心細い。怖い…

「あと40分で到着」とカーナビ表示。

その頃にまた
「この先 小谷には行けません。乙見峠(県境)までは行けます」という衝撃の看板が登場する。

ネットも通じないような辺鄙な場所。
看板で何度も警告されているのに
守らずに突破して事故でも起こしたら大変。


観光局のネット情報を信じてここまで来たのにぃ…
(ノω;`)ぐすん

ダートな林道で日が暮れて行くことの恐怖が上回り
少しでも明るい内に引き返すことを選択。

「あと40分で到着なのに?引返したら3時間かかるんだよ?」(心の声)

心の葛藤も去る事ながら
カーナビは反対方面に走り出す私に
新しい道を検索することなく
「Uターンをしてください」連呼。

何回聞かせるんだそのメモリー
うっせぇ うっせぇ うっせぇわ!
ヽ(`⌒´)ノ


翌日 雨飾山でお話した人が
「笹ヶ峰から林道で来た」と聞き…

ガ―(´・ω・|||)―ン!!

ネット情報を信じるのか、
実際 目の前の通行止めの看板を信じるのか。
あなたならどうする?

アニメ『ゆるキャン△」にも
全く同じシーンが ありましたよね!
「林道あるある」ですか?


*観光局の方にお願いです*
通行可能ならば 不要になった「通行止め」の看板は撤去してからネットに情報を上げて下さい。
コース状況/
危険箇所等
百名山の夏道なので
特に問題は無し。

お助けロープは
下山の時は助かります。
その他周辺情報 雨飾荘の近くに
村営露天風呂があります。

ブナの緑に囲まれた
源泉掛け流しの素敵なお風呂です。

料金は寸志。

https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/spa/amakazari/
AM6:00
雨飾高原キャンプ場の駐車場に車中泊。
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AM6:00
雨飾高原キャンプ場の駐車場に車中泊。
今日も青空:・:*.+゚
いってきます!
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今日も青空:・:*.+゚
いってきます!
登りが続くので
同じ登山者と 抜きつ抜かれつ。
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登りが続くので
同じ登山者と 抜きつ抜かれつ。
AM7:10
歩き始めて1時間程で
『布団菱」がよく見える場所へ。
4
AM7:10
歩き始めて1時間程で
『布団菱」がよく見える場所へ。
ズーム。
荒々しく剥き出した岩肌がカッコいい。
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ズーム。
荒々しく剥き出した岩肌がカッコいい。
AM7:20
荒菅沢に到着。
雪渓の先端で頬を伝う冷気。
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AM7:20
荒菅沢に到着。
雪渓の先端で頬を伝う冷気。
計り知れない
大自然のパワーに
思わず深呼吸(*´o`*)
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計り知れない
大自然のパワーに
思わず深呼吸(*´o`*)
尖った雨飾山。

過去の自分と向き合う
大切なお山。
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尖った雨飾山。

過去の自分と向き合う
大切なお山。
キンキンに冷えた
雪溶け水 美味しい
。゜+.( °∀°)゜+.゜
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キンキンに冷えた
雪溶け水 美味しい
。゜+.( °∀°)゜+.゜
大自然の創り出す造形美。

あまりの気持ち良さに
ここは見上げてばかり。
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大自然の創り出す造形美。

あまりの気持ち良さに
ここは見上げてばかり。
荒姿沢は心地良すぎて
去り難いけれど、

帰り道に大休止するぞっ
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荒姿沢は心地良すぎて
去り難いけれど、

帰り道に大休止するぞっ
アサヒビール(株)からの寄付で整備された梯子。
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アサヒビール(株)からの寄付で整備された梯子。
下山したら
アサヒスーパードライだな…
9
下山したら
アサヒスーパードライだな…
AM8:40
笹平
遮るものが無い
広々とした景色の中、
山頂を目指します。
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遮るものが無い
広々とした景色の中、
山頂を目指します。
先程の荒菅沢を見下ろす。

深田久弥は この沢から登ってきたそうです。
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先程の荒菅沢を見下ろす。

深田久弥は この沢から登ってきたそうです。
歩いてきた笹平を振り返る
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歩いてきた笹平を振り返る
色とりどりのお花
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色とりどりのお花
AM9:10
登山開始から3時間。
山頂到着ヽ(´▽`)/
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AM9:10
登山開始から3時間。
山頂到着ヽ(´▽`)/
双耳峰(南側)に山頂標柱があります。
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双耳峰(南側)に山頂標柱があります。
まるで飛行機の窓からの景色のよう。
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まるで飛行機の窓からの景色のよう。
【雨飾山 1963m】
日本百名山63座目
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【雨飾山 1963m】
日本百名山63座目
雨飾山は双耳峰。
お地蔵様が並ぶのは北峰(新潟県側)

こちらで大休止。
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雨飾山は双耳峰。
お地蔵様が並ぶのは北峰(新潟県側)

こちらで大休止。
小一時間の休憩。
真夏でも休憩中は寒く
レインウェアの上着を防寒に。
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小一時間の休憩。
真夏でも休憩中は寒く
レインウェアの上着を防寒に。
【笹平】
笹の大草原に登山道が描く『女神の横顔』
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【笹平】
笹の大草原に登山道が描く『女神の横顔』
山頂直下のお花畑に癒され
下山のパワーを貰う。
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山頂直下のお花畑に癒され
下山のパワーを貰う。
上品で華やかなマツムシソウ。

大好きなお花。
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上品で華やかなマツムシソウ。

大好きなお花。
紅葉が綺麗なことで有名な雨飾山。
晩秋の頃 紅葉に染まる雨飾山に また訪れよう。
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紅葉が綺麗なことで有名な雨飾山。
晩秋の頃 紅葉に染まる雨飾山に また訪れよう。
【荒菅沢】到着
登山開始から5時間以上経過。
疲れてきた足をアイシング。
気持ちいいー:・:*.+゚
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【荒菅沢】到着
登山開始から5時間以上経過。
疲れてきた足をアイシング。
気持ちいいー:・:*.+゚
雪渓の脇に流れる水は
冷たすぎ(。>▽<。)イテテ
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雪渓の脇に流れる水は
冷たすぎ(。>▽<。)イテテ
顔も腕も手も足も全部洗った。
雪溶け水もたんまり飲んだ。

男性は上半身脱いで
着ていた衣類をザバザバ洗っている。
羨ましいーー!
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顔も腕も手も足も全部洗った。
雪溶け水もたんまり飲んだ。

男性は上半身脱いで
着ていた衣類をザバザバ洗っている。
羨ましいーー!
雪渓で30分近く休憩。
この場所で時間を気にせず
昼寝でもしたい気分。

雪渓まででいいから
いつかまた訪れたいな。
6
雪渓で30分近く休憩。
この場所で時間を気にせず
昼寝でもしたい気分。

雪渓まででいいから
いつかまた訪れたいな。
爽やかなブナの森を下山。

尾瀬のような木道歩きになったら
キャンプ場は近い。
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爽やかなブナの森を下山。

尾瀬のような木道歩きになったら
キャンプ場は近い。
無事下山。
お楽しみの露天風呂へ

( *´pq`)わくわく
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無事下山。
お楽しみの露天風呂へ

( *´pq`)わくわく
源泉掛け流しです。

簡易脱衣所はあるけど
洗い場はありません。
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源泉掛け流しです。

簡易脱衣所はあるけど
洗い場はありません。
男湯と女湯は分かれています。

日没後は熊さんが来るかもしれないので
なるべく明るいうちに入った方がいいですよ!
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男湯と女湯は分かれています。

日没後は熊さんが来るかもしれないので
なるべく明るいうちに入った方がいいですよ!
。゚+.(*´ー`*)゚+.゚。

登山の後の温泉 サイコー!
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。゚+.(*´ー`*)゚+.゚。

登山の後の温泉 サイコー!
アブに刺されました。
普段の私の腕はこんな感じ。
9
アブに刺されました。
普段の私の腕はこんな感じ。
肘下に1箇所刺されただけなのに
腕の太さが1.5倍位に腫れて
熱を持っています。
かゆいぃ…
虫除け必須です。

以上!お疲れ様でした!
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肘下に1箇所刺されただけなのに
腕の太さが1.5倍位に腫れて
熱を持っています。
かゆいぃ…
虫除け必須です。

以上!お疲れ様でした!

感想

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1014844.html

前回は6年前のゴールデンウィークに訪れている雨飾山。
その時は残雪のためキャンプ場近くの登山口まで
1時間歩いた。

登山口近くで会った
ソロ登山者の中年男性が
「こっちに行くと布団菱方面に…」とか何とか言っていた。
(↑当時の私はGPSも同行者任せ。地図も持たずコースもよくわかっていない 依存初心者)

雨飾山は夏道で登ったことのある同行者と「その道で行ってみよう」ということに。
登山地図には載っていない南尾根の稜線歩き。
やっと辿り着いたのは
「南尾根P2」と呼ばれる場所。

(雨飾山双耳峰の片耳が「P1」らしい)

あの角度からの双耳峰の雨飾山を見れるのは
バックカントリーか
クライマーで登攀技術のある人だろう。

私のような雪山装備も技術もない初心者が
ツボ足で踏み込んではいけない領域。

行きは無事に辿り着けたが
帰りに尾根道の緩んだ雪を踏み抜き
滑落してしまった。
(ゴールデンウィーク時期の雪は緩くて危険)

無事だったからこそ言える事だけど
あの景色は一生忘れられない。

あの日 見上げた雨飾山頂。
すぐ目の前にドーンと聳え立っているのに
諦めて帰ることになったあの景色。


今回のリトライは一人で訪れた。

一人で計画し
一人で運転し
当たり前だけど
地図もコースも人任せにしない。
夏道の一般登山道だけどGPS必須。

あの日 あの時 見上げた
あの雨飾山山頂に立つことができた。
いろんな想いがこみ上げてくる。

山頂に立つ喜びは
いつもとはひと味違う
感慨深いものだった。

滑落した時
うつ伏せで胸を打ち続けたために
肋骨にヒビが入り
1ヶ月は痛かったけど
懲りて登山をやめなくて良かった。

真っ白な雪山の中で
黒々とした断崖だった雨飾山が
今回は天空のお花畑だった。

雨飾山頂から見下ろすと
笹平に現れる「女神様」が
「おかえりエコ。少し成長したね」と言って微笑んでいるように見えた。

備忘録のレコを最後まで見て頂き
ありがとうございました✽.。.:*・゚eco

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利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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