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Yamareco

記録ID: 338281
全員に公開
沢登り
大山・蒜山

中蒜山(小三郎谷〜中蒜山山頂〜中蒜山登山道)

2013年08月27日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:57
距離
6.4km
登り
614m
下り
692m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

ー転車パート
06:19 塩釜冷泉駐車場出発
06:41 舗装路終点

∧發パート
06:58 舗装路終点
07:20 井川大谷へ下降
07:37 下降終了、遡行開始
08:09 本谷・小三郎谷分岐→小三郎谷へ
10:25 遡行終了、稜線へ
10:44 稜線出合(登山道合流)
10:59 中蒜山山頂
大休止
11:53 出発→塩釜冷泉へ下山
12:16 五合目標識
12:38 一合目標識
12:48 塩釜冷泉
12:52 駐車場帰着

合計時間: 5時間57分
合計距離: 6.44km
累積標高(上り): 596m
累積標高(下り): 682m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
塩釜冷泉駐車場に車を止め、
自転車で移動。
「蒜山倶楽部Nadja」の看板を入り直進し、
舗装路が途切れる個所へ(少し広くなっている)。
ここに自転車をデポ。
コース状況/
危険箇所等
井川への下降から小三郎谷〜稜線までは
一般登山道ではありません。
ルートファインディング必要。
要事前準備、地図、コンパス、装備適宜

(涸路終点〜井川大谷へ下降
未舗装路が途切れる辺りから藪が濃くなる。
牧草は刈られており、そちらへ逃げる。
大谷への下降地点は急峻であり、
下降ポイントの見極め必要。
断崖になっている箇所が多い。

下降地点〜小三郎谷
井川大谷はゴルジュ(峡谷)が続く。
両岸は校に切れ落ちておりエスケープは難しい。
天候の急変に巻き込まれないよう事前確認必須。

小三郎谷〜稜線出合
写真10の滝からの高巻きは登攀、下降、
共に非常にシビア。
一見 左岸が巻けそうだが
非常にもろい草付で手がかりも少ない。
(数年前のレポではここが危険という報告はない。
地形が変わってしまったのかもしれない。)
右岸に登れそうな個所があり そこから高巻いたが
ここの登攀はかなり危うい。
地形図を観る限り、本谷との分岐まで戻り
傾斜の緩い所から巻く方が安全と思われる。
(未確認→08/29更新:glaybe2さんはこのルートを行かれたとの事)
またこの高巻きで写真11の10mほどある滝も一緒に巻くのが無難かと。
今回下降したポイント以外は崖になっており
僅かでもずれると降りられなくなる。

それ以外はほぼ全ての滝を直登出来、
快適に沢歩きを楽しめる。
ただし落石には常に警戒必要。

写真21の滝から右岸へ上がりヤブコギ。
急峻でヤブを掴みながら登るとやがて視界が利くようになる。
ここから稜線までは胸辺りまでのササヤブ。
ネマガリタケではないので比較的楽に漕げる(私見)。
平泳ぎが有効。

せ劃此礎翩濃嚇仍各
急登が続き、雨後は滑りやすく注意必要
自転車で塩釜冷泉駐車場を出発
2013年08月27日 06:19撮影 by  DSC-TF1, SONY
2
8/27 6:19
自転車で塩釜冷泉駐車場を出発
ここから未舗装路
自転車をデポ
2013年08月27日 06:58撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 6:58
ここから未舗装路
自転車をデポ
井川本谷へ下降
斜度はこれくらい
2013年08月27日 22:58撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 22:58
井川本谷へ下降
斜度はこれくらい
ようやく沢へ下降
2013年08月27日 07:37撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 7:37
ようやく沢へ下降
こりゃあ逃げ場がないなあ...
2013年08月27日 22:58撮影 by  DSC-TF1, SONY
2
8/27 22:58
こりゃあ逃げ場がないなあ...
水量は豊富
2013年08月27日 22:59撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 22:59
水量は豊富
水が綺麗!
2013年08月27日 07:54撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 7:54
水が綺麗!
小三郎谷出合の滝
2013年08月27日 08:09撮影 by  DSC-TF1, SONY
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小三郎谷出合の滝
苔もなく登りやすい
2013年08月27日 22:59撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 22:59
苔もなく登りやすい
この滝が難関
2013年08月27日 08:26撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 8:26
この滝が難関
高巻きの途中見た
写真上段の滝
併せて巻く
2013年08月27日 22:59撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 22:59
高巻きの途中見た
写真上段の滝
併せて巻く
ベストの個所に下降
2013年08月27日 08:58撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 8:58
ベストの個所に下降
知人へのメッセージ
2013年08月27日 09:09撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 9:09
知人へのメッセージ
今回見た初めての人工物
2013年08月27日 09:20撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 9:20
今回見た初めての人工物
ここは写真左の沢へ
2013年08月27日 09:27撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 9:27
ここは写真左の沢へ
水量は次第に細く
2013年08月27日 09:31撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 9:31
水量は次第に細く
本日2番目の人工物
2013年08月27日 09:38撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 9:38
本日2番目の人工物
ケルン...?
2013年08月27日 09:41撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 9:41
ケルン...?
写真では分かり辛いが
ここも分岐
写真左の沢へ取る
2013年08月27日 09:59撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 9:59
写真では分かり辛いが
ここも分岐
写真左の沢へ取る
ここも分岐
ここは右へ上がる
2013年08月27日 10:18撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 10:18
ここも分岐
ここは右へ上がる
本日3番目の人工物
2013年08月27日 10:23撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 10:23
本日3番目の人工物
壁のような滝
ここで遡行終了、
左(右岸)へ上がる
2013年08月27日 23:01撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 23:01
壁のような滝
ここで遡行終了、
左(右岸)へ上がる
最初はこのくらいのヤブ
2013年08月27日 10:32撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 10:32
最初はこのくらいのヤブ
暫く上がると
視界が利くようになる
2013年08月27日 10:34撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 10:34
暫く上がると
視界が利くようになる
中蒜山が観えた!
2013年08月27日 10:39撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 10:39
中蒜山が観えた!
登山道合流間近
2013年08月27日 10:42撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 10:42
登山道合流間近
ようやく登山道へ出て
ほっとする
2013年08月27日 10:44撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 10:44
ようやく登山道へ出て
ほっとする
ユートピア振り返って。
ちょうど真中の所を上がって来た。
2013年08月27日 10:54撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 10:54
ユートピア振り返って。
ちょうど真中の所を上がって来た。
中蒜山山頂
遠く甲ヶ山が観える。
2013年08月27日 10:59撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 10:59
中蒜山山頂
遠く甲ヶ山が観える。
ちょうちょ
2013年08月27日 11:53撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 11:53
ちょうちょ
登山道が分断されている
2013年08月27日 12:33撮影 by  DSC-TF1, SONY
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8/27 12:33
登山道が分断されている
塩釜冷泉
2013年08月27日 12:48撮影 by  DSC-TF1, SONY
8/27 12:48
塩釜冷泉

感想

この回の山行はブログ「少年とオヤジの山歩き...?」のスパシオさん、
ヤマレコユーザーのglaybe2さんの先行情報を参考にさせて頂きました。
ありがとうございます。

一カ月前に計画したものの、
水量が少なく断念した中蒜山 井川源頭 小三郎谷(こさぶろうだに)。

この沢の水量は季節と天候に大きく左右されるようで、
何件かあるレポをみても極端に違いがあります。

今回は先の記録的豪雨により水量は豊富でしかも快晴、
沢登りとしては最高のコンディションでした。
しかしその大雨の所為で苦労をされている方々が
いらっしゃるかと思うと、手放しでは喜べない遡行でした。

牧草帯から入渓地点への下降は難しく、
「え?どこから降りるの?」というくらいの急斜面。
大事を取ってロープを使用。

そこからは快適な沢歩き。
落石の危険はあるものの とても美しい!
岡山にこんなに綺麗な谷があるとは...。

小三郎谷に入ると滝が連続、
どれもそれほど難しくはありませんでしたが、
問題は写真の滝。

今回の核心はここからの高巻き。
何かで読んだ「高巻きこそ沢登り技術の神髄」という言葉が
頭を巡りました。
本当に苦労した...。

苔は然程 繁殖しておらずアクアステルスが
抜群に効きました。

以前のレポではかなり藪も多く苔生した感じの印象でしたが、
今夏の数回に渡る豪雨でそれらは流されたのでしょう。
どこもピカピカと岩肌が輝いていました。

そう遠くないうちにまたこの沢も再び藪に覆われるのでしょう。
そうなる前に時期を見計らってまた訪れたいですね。

多少の危険はあったものの、
ほぼプラン通りの山行が出来ました。

2013年夏の小三郎谷、最高でした!

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コメント

水量がありますね。
おつかれさまでした。
水量、羨ましい限りです。

下降ポイントと大滝の高巻き以外は、同じ道をたどってますね。私の下降したポイントはもう少し下流で緩やかでした。高巻きは、説明にある未確認の部分を登りました。

写真のケルンを見て思い出しました。そういえば、テープを含めいろいろ仕掛けを残して置きました。まだ残ってたんですね。


関連する記事に自分の記事が表示されないのが不思議です。タイトルで関連付けてるんじゃないのかな??
2013/8/28 19:42
高巻き
>glaybe2さん
大変な贅沢をしました(笑)

平生は涸れている沢なんでしょうね、
生き物の姿はサンショウウオくらいしか見かけませんでした。

問題の高巻きは、登れない事はないが...(☠)という感じでした。
水量が多かったので、谷の出合まで戻るのも
危険と判断しましたが、強引過ぎたようにも思います。

赤テープにはニヤリとしましたが、ケルンもそうだったんですね、
人の痕跡には安心感がありました。


関連記事については不思議ですね。
確かに載ってません。どういうロジックなんでしょう...?
2013/8/29 3:41
強者の装備ですな〜
私とほぼ100%同じ軌跡だったのかもわかりません。(林道からの入峡地点のみ不明ですが。)

私と同じく水量の多い日に行かれたみたいですね。
当時を思い出しながらワクワク拝読しました。

また機会があればご一緒させてください。
と言っても、もはや私では足手まといになりそうですが…
2013/9/4 9:58
コースルート
>goforwardさん
入渓個所は地形図を観る限りほぼ同じと思われますが、
若干のズレがあったのでしょうね。
後は100%同じルートを辿ったようです。

先行されたレポに加え、
更に詳細なアドバイスを頂いた結果です。
でなければ入渓時点であきらめていたでしょう。
ありがとうございました!

足手まといなんてとんでもないです!
こちらこそ、是非勉強させて頂きたいです。
「烏ヶ山のナナカマドが真っ赤に染まるころ」の
烏谷、よろしければご一緒させて下さい!
2013/9/5 1:18
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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