記録ID: 3408254
全員に公開
沢登り
日高山脈
サッシビチャリ川1839峰南面直登沢右股
2021年07月30日(金) ~
2021年08月01日(日)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 2,327m
- 下り
- 2,180m
コースタイム
1日目:神威山荘(9:15)ペテガリ山荘(11:15-30)しべちゃり橋(12:10)入渓点(12:30)Co580二股(15:10)=C1
林道を車で走っている時は雨が降っていたが、いざ出発となると晴れだした。ムシムシ不快指数maxの中ベッピリガイのっこし。しべちゃり橋から左岸の所々崩壊した林道を少し歩いて入渓。カジカが死んでいる。直後に函、少ししてからもう一つ。泳いだりして中を行く。あとは河原。サッシビチャリはきれいで明るい沢。意外と早くテンバについて釣り、焚火の沢生活を満喫。これぞ夏。39南面と星空が綺麗に見えるテンバで沈。
2日目:C1(5:15)Co1550付近事故(10:10-25)1839峰(11:20-12:00)ヤオロ(14:45)夏尾根頭(17:30)尾根末端(19:30)
テンバからしばらく行くと岩盤状になり函滝がいくつか。腰まで浸かる。Co680二股を一つ前と思い込みしばらく左股を進むと間違いに気が付き引き返す。45分のロス。正しい右股に入ると滑滝の連続。ほとんど直登しサクサク進む。Co810二股の15mオーバーハング滝は右岸ルンゼを使って巻く。ニセヤオロ南西面出合いのCo870二股は泊まれそう。ここから両岸立ってきて雪渓が多い所だが今回は無かった。滝が連続していて、巻いたり登ったり。この巻きでザイルを出す。結局ザイル出したのはこの一回だけ。Co1040二股は多段の滝になっていて最初の2、3段を左股の方から巻いて登りあとは全て直登。Co1140二股の右股のスラブ滝には水が流れていなかった。左股も滝になっていて凹角状、上部はチムニー状。記録に倣ってジャミングをきめて登る。Co1280三股(二股?)は真ん中のぼって左へ。これ以降は大した滝は無くひたすらコンタを上げる。テンバまで見えて気持ち良い。水を汲んでピークに立つだけと思いながら歩いていると、15mほど前を歩く飯田の足を置いた岩が崩れ、手の上にあった岩も連動して動いた。24インチTVくらいの大きさの岩に左手中指が挟まれ自力では脱出困難。水野が駆け付け岩を持ち上げ抜けると、見えてはいけないものが見えた気がした。どうしようもないのでガーゼとテーピングで指を巻き痛み止めを飲む。処置に15分程。あとは急な草付きと少し藪を漕いで稜線へ。さっさと下山した方が良いと思いつつピークへ。全てが見える。あとはギラギラ日差しの下熱中症になりかけながら踏み跡を辿る。今日中に下山したかったがペースが上がらず、というか上げたら危険なので尾根末端でC2。久しぶりにヘロヘロのクタクタ。
3日目:C2(4:45)札内ヒュッテ(6:00)
日付が変わる頃から雨が降り出しタープも張っていなかったのでびちょびちょになり、なんだかみじめな気持ちで下山。
林道を車で走っている時は雨が降っていたが、いざ出発となると晴れだした。ムシムシ不快指数maxの中ベッピリガイのっこし。しべちゃり橋から左岸の所々崩壊した林道を少し歩いて入渓。カジカが死んでいる。直後に函、少ししてからもう一つ。泳いだりして中を行く。あとは河原。サッシビチャリはきれいで明るい沢。意外と早くテンバについて釣り、焚火の沢生活を満喫。これぞ夏。39南面と星空が綺麗に見えるテンバで沈。
2日目:C1(5:15)Co1550付近事故(10:10-25)1839峰(11:20-12:00)ヤオロ(14:45)夏尾根頭(17:30)尾根末端(19:30)
テンバからしばらく行くと岩盤状になり函滝がいくつか。腰まで浸かる。Co680二股を一つ前と思い込みしばらく左股を進むと間違いに気が付き引き返す。45分のロス。正しい右股に入ると滑滝の連続。ほとんど直登しサクサク進む。Co810二股の15mオーバーハング滝は右岸ルンゼを使って巻く。ニセヤオロ南西面出合いのCo870二股は泊まれそう。ここから両岸立ってきて雪渓が多い所だが今回は無かった。滝が連続していて、巻いたり登ったり。この巻きでザイルを出す。結局ザイル出したのはこの一回だけ。Co1040二股は多段の滝になっていて最初の2、3段を左股の方から巻いて登りあとは全て直登。Co1140二股の右股のスラブ滝には水が流れていなかった。左股も滝になっていて凹角状、上部はチムニー状。記録に倣ってジャミングをきめて登る。Co1280三股(二股?)は真ん中のぼって左へ。これ以降は大した滝は無くひたすらコンタを上げる。テンバまで見えて気持ち良い。水を汲んでピークに立つだけと思いながら歩いていると、15mほど前を歩く飯田の足を置いた岩が崩れ、手の上にあった岩も連動して動いた。24インチTVくらいの大きさの岩に左手中指が挟まれ自力では脱出困難。水野が駆け付け岩を持ち上げ抜けると、見えてはいけないものが見えた気がした。どうしようもないのでガーゼとテーピングで指を巻き痛み止めを飲む。処置に15分程。あとは急な草付きと少し藪を漕いで稜線へ。さっさと下山した方が良いと思いつつピークへ。全てが見える。あとはギラギラ日差しの下熱中症になりかけながら踏み跡を辿る。今日中に下山したかったがペースが上がらず、というか上げたら危険なので尾根末端でC2。久しぶりにヘロヘロのクタクタ。
3日目:C2(4:45)札内ヒュッテ(6:00)
日付が変わる頃から雨が降り出しタープも張っていなかったのでびちょびちょになり、なんだかみじめな気持ちで下山。
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ,猛暑 3日目:雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
共同装備 |
8mm×48mザイル
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---|
感想
僕は沢登りが大好きです。
39北面にコテンパンにやられた3年前。そこからどれだけ自分達に力がついたのか、期待と自信と不安が入り混じった中で臨んだ山行だった。
結果的に言えば遡行自体は非常にサクサク進み、継続予定だった23南面も楽しみになるほどだった。雪渓が無く水も少ない状態とは言え、この感覚は素直に嬉しい。
ただ沢の怖さを思い知らされた山行でもあり、難易度に関係なく大けがや命に係わる危険がそこら中に潜んでいるのだと再認識させられた。それを忘れることなく沢を楽しんでいきたい。
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核心のシャワークライムがちょろちょろで残念(笑
ケガとはえてしてほっとして気を抜いたときにするものですね。
お大事に。
今シーズンはどこもカピカピですね,いいのか悪いのか,,,笑
とっとと怪我治して,ふーちゃんさんも唸るようないい山行ができたらと思います。
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