北岳 ピラミッドフェース〜第4尾根主稜
- GPS
- 37:55
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 3,204m
- 下り
- 1,607m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:49
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 10:31
- 合計
- 18:27
1日目: 広河原インフォメーションセンター 07:14 - 07:17 広河原・吊り橋分岐 07:17 - 07:20 広河原山荘 07:20 - 07:43 白根御池分岐 07:46 - 10:33 大樺沢二俣 11:01 - 14:58 大樺沢二俣 15:06 - 16:03 白根御池小屋
2日目: 白根御池小屋 02:35 - 03:08 大樺沢二俣 03:17 - 06:03 第四尾根主稜取付 16:20 - 20:34 北岳 20:39 - 21:02 山頂付近ビバーク
天候 | 2日目 晴れ 〜 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
1:15 起床
2:20 出発
5:15 取り付き到着 食事をする。
1パーティーが別のルートに行った。貸し切りのピラミッドフェース。
ピラミッドフェース登攀は、リードの荷物(食料、水、靴)をセカンドが持つことにする。
5:50dガリー
1P K 掘50m
2P 私 草付きバンド 30m
3P 私 献侫А璽后35m
4P 私 轡侫А璽后20m
5P K 草付きバンド 35m
6P 私 献ラックフェース すっきりフェース 35m
※ここでKが登ってこれず、ルベルソの解除もできず、途中停止で荷揚げ体制に
7P 私 呼罎留 A0出発 30m
荷揚げ
8P 私 + 逆層フェース A0出発 30m
荷揚げ
9P 私 Vクラック 40m
荷揚げ
10P 私 轡侫А璽喉歩行 50m
15:20 ピラミッドフェース終了
懸垂下降を提案するも、正確に降りれるかわからいと、Kが4尾根を提案。全く降りる気がなかったそうだ。
私が見た過去の記録は降りている。私は、非常に迷った。
時間、ボロハーケン支点、4尾根レベル、体力、懸垂着地点
迷ったが、夏で日があり、4尾根最終地点は、歩行に近いので、登攀することにする。
登り切ってしまえば、何とかなるだろう。
分散していた荷物も入れ替える。
15:30 4尾根出発
11P k 掲鬚ご筺v登りA0 50m
12P 私 快適リッジ マッチ箱上へ
16:50 懸垂下降
13P 私 記憶ない
右コーナーハンドサイズクラック
14P 私 掘^戝Kがのぼるも、疲労が見えたので。クライムダウンさせて、私がのぼる。時間は、かけられない。とばせるところは、フリーで、危ない所はA0登攀
※ここから、雨に降られる クライミングシューズは、フリクションがきかず、滑る。私には、8年の沢がある。濡れている岩に臆するものは、そんなにない。足を固め、確実に登る。
15P Kトラバース 15m
16P 私 城塞ハング掘、優しい登り
A0登攀 50m
18:30 私 4尾根終了点
※2P繋げたためにロープの流れが悪く、ロープアップできていなかったそうだ。
声も届かず、セカンドのKは城塞ハングをゴボウで登ってきた。第一声が、繋げたことを怒られた。
19:00 K 4尾根終了点
雨に降られて終了点に2人で到着完了した。あともう少しで日が落ちる。
ヘッドライトをつけて、黙々とロープをたたむ。
ここまで、我ながら集中力と体力がよくもった。しかし、雨と寒さから限界も感じていた。
2P繋げて、Kを危険にさらしたことは、過失ながら、怒鳴られたことにショックをうけていた。
しかし、今は、速やかにここを移動しなくてはならない。
無言の終了点で、Kが「自分では、このコースは来れなかった。あんたのお陰でこれた」といった。
私は、やっぱり無言でその言葉を受け止め、道具を整理し、移動開始を促した。
終了点からの移動は明瞭な踏みあとをたどる。途中、道を失いそうになり、ウロウロ。
ここで、私、切れた。GPSが違う方角を指している。
ウロウロしているより、GPSの指す方角に私は行く!と言って、勝手に行く。
そしたら、登山道の鉄ポール、チェーンが見えた。安堵した。
北岳山頂までは、すぐだった。
20:30 北岳山頂
しかし、そこからの下りが明瞭でない。GPSを確認すると、ずれている。
ここで、携帯電話の充電切れ。GPS確認できず、地図もない。コンパスもない。
疲労困憊、雨と風も強く、迷う時間はなかった。
私が、ビバークを提案。
21:00 ビバーク
やや屋根のある岩にツエルトをはった。
寒さで凍える。1個のホッカイロをだして、しのぐ。夜通し、雨と風がふき、冷気を浴びる。
5:00 出発
太陽があれば、登山道は、明瞭だった。
5:45 肩の小屋で、ホットミルク400円を飲んだ。生き返る。
9:00 白根御池小屋 到着
怪我はない、眠いけど元気だ。
決して褒められたものではない。白か黒かつけるなら失敗だ。
それでも、無事でこれたことをよくやったと今は思う。
どんな時も、冷静に、集中して。危険を回避する判断。
これができただけがいい所。
今でもピラミッドで切らなくて正解だったか悩む。
クライミング技術不足による反省はたっぷりある。
経験不足は否めない。
明日から、また、頑張ろうと思う。
考察
歩行が弱い 、クライミングばっかりで登山に行ってないのは、堪えた。
荷物の軽量化 持ちすぎだった
クライミングについて
繋げて、かえって時間がかかったところもある
所作は、スピードアップの余地あり
ルベルソの解除の要習得 角度が微妙に変わったら全く動かない。→ロックのカラビナの方が悪かった
残置ハーケンの使用について
ヌンチャクを逆にかけてしまった所あり
想い出の動画
https://youtu.be/LcYo4WI7IVs
記録おもしろかったです。おつかれさまでした!
ありがとうございます。
もっと、スッキリ、やりたかったのに、アドベンチャーになってしまいました(>_<)
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