手稲山 〜晴れ間を狙ってピークハント〜
- GPS
- 05:05
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 913m
- 下り
- 909m
コースタイム
天候 | 雲り時々晴れ(山頂部は雲の中) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山時には道路まであふれる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ここのところも雨もあって林間の岩場が非常に滑りやすい状態。登りはいいけど下りは地獄。 |
写真
感想
週末の度に「大気の状態が不安定」「ゲリラ豪雨」などにされされて気がつけば、もう夏山シーズンも終盤に。なんてこったい。今日も不安定ながらも札幌だけは長時間の晴れ間が見込めるということで、近所の手稲山に行くことに...朝5時に起きていながら、グタグタと録画したアニメとかを見つつ、ゆっくりと御飯を食べて、準備していたら8時スタートになってしまった。8時の時点で、あこを最後に平和の滝駐車場は満車。盛況。ただ発達しそうな雲が山頂上空にある。
この山は巨岩帯に入るまで殆ど眺望がないので少し退屈しながら登っていく。北電の高圧伝送路泊幹線のあたりで、手稲山のアンテナが見えてくるが、このあたりの景色は結構好きだ。
北電の伝送路から少し進むと冬道の分岐。冬に来たのは一度だけだが、この一体だけ樹林が薄く、記憶の風景とも一致した。GPSも同じポイントを差している。これだけの鬱蒼とした熊笹が雪に埋まるっていうのが、少し信じられないような印象を受ける。冬道分岐を越えて多少のアップダウンを繰り返すと布敷の滝。以降、苔むした滑る岩場を経て、足場の悪い巨岩帯へ。そして思い出すこの景色、蘇る記憶。今年の冬に先行パーティを追尾していたら丁度、写真の下側の樹林帯に出てしまって、ここまで直登したことを...。
その後、紆余曲折を経て真っ白な山頂へ。一等三角点「手稲山」は残念な状態。足蹴にでもされたのか、上部四隅が大幅に削られてコンクリートで補修してある。そして補修した周囲をコンクリートで埋められて沖ノ鳥島みたいな状態に...一辺の大きさで一等三角点だとわかるが文字も読めない。大切にしましょう三角点。あまりに真っ白なので私は写真を撮ってすぐに引き返した。
山頂直下で興味深い門標を発見。達筆で最初は「北大雪物理観測所?」と思ったが、ここは大雪山じゃない。帰ってから調べたら北海道大学理学部教授の孫野が建てた「北大雲物理観測所」の跡に残る門標で、題字は旭岳ロープウェーのナレーションにも登場する雪の博士中谷宇吉郎らしい。詳しい文献があったのでURLを記しておく。
↓
www.metsoc.jp/tenki/pdf/2007/2007_05_0089.pdf
孫野教授が世話になったというHBC送信所の記念碑も近くにある。HBCが初めて手稲山に送信所を作るということで、当時はそんな山奥にどうやって資材を運ぶんだということで、アホだの馬鹿だのカスだの色々と言われたようだが、結果としてHBCが開削した道路を使ってNHKや民放各局やアンテナが建てられている。先駆者というのは辛いものですな。わかる、わかるよ(T_T)。
下山時にケルンの下の岩場で昼食。そして、本日唯一の眺望が藻岩山。なんかなー。札幌ドームも異様に日光を反射して、雲の中でも存在をアピールしていたのは非常によくわかったが...まぁ、何というか総括するとトレーニング登山。冬はともかく、やっぱり大雪山みたいには楽しくないなぁ...
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