穂高岳 重太郎新道テント泊縦走(上高地〜岳沢〜前穂〜奥穂〜涸沢〜上高地)



- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,983m
- 下り
- 1,974m
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り さわやか信州号 上高地15:00発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
岳沢ルートはかなりの急斜面 稜線近くはハシゴ等あり三点支持をしっかり 吊尾根は気を付ければ特に危険箇所は無し 奥穂から山荘までの下降がルート上で最も危険。慎重に。 |
その他周辺情報 | 穂高岳山荘テント場は事前予約要 2000円 |
写真
感想
後輩からリクエストを受けて春から計画していた奥穂の縦走。
この時世ですが諸々の判断で実行しました。
後輩は初の北アルプス。贅沢にもいきなり穂高です。
私は同じルートは10年前に経験済み。ただ当時は昼から天候が急変し、雷鳴が発生したため泣く泣く前穂高岳の登頂は諦め、奥穂に急ぎました。
今回は前穂も寄る想定で再チャレンジ。
台風の影響で天気予報が二転三転しましたが、ふたを開けてみればこの時期ではあり得ない位の安定した晴天。気温は高かったですが、午後になっても雲が出ることなく夜まで展望を楽しむことができました。
岳沢小屋の手前2,000m地点で学生風の一人の若者に道を聞かれ、今日はどこまで行くのか聞き返したところなんと「槍ヶ岳まで行きたい」とのこと。
それは即ち岳沢から奥穂まで一気に上がった後、大キレットを北上するということ。
それがどういうことか分かっているのか?と何度も説明しても、「分かっている」との返しだったので、無理はせず、手前の小屋で停滞するように伝える。
この時点で午前7時過ぎ。昼前位に奥穂を超えるペースなら夜までには行けるのかな?道の迷い方も気になるし、30リッター位のデイバッグ、ルートを歩くのも初めてというのでかなり心配。軽装なのにテント泊重装備のこちらに追いつかれているというのもあって、槍ヶ岳は無理だろうなと思案。
こちらは順調に高度を稼いで前穂にも無事登頂。予定通り穂高岳山荘でテント泊。
夕食時に周りでご一緒した方に例の若者の話を振ったところ、一人の男性が吊尾根で一緒だったと知る。その時点で正午近かったので、とてもではないが槍ヶ岳なんて無理。ただ、吊尾根の後見かけていないとの話だった。
翌朝、日の出を見るためテラスに行くと、朝食の準備をしている後輩の横に、例の若者がいてビックリ。どうやら午後2時過ぎに穂高岳山荘に辿り着き、ここで停滞を決めたらしい。
若者が無理して突っ込み事故になるケースをニュースで何度も見てきたけど、冷静な判断ができたようで良かった。この後は無理せず下山するとのこと。
そもそも何でこんなことになったのかと言えば、友人3人で槍ヶ岳に来る計画でどうやら現地集合だったらしいけど、企画者の伝え方が良くなかったらしく、槍ヶ岳に登っているのは本人だけで、あとは奥穂高岳と、もう一人はどうやら西穂に向かったらしい。どういう連絡をしたらこういうことになるのか。。。今となっては単独で西穂に向かったとされる若者の友人が心配。
こちらは本来であれば北穂まで縦走して涸沢か徳澤でゆったり2泊目をとる計画だったけど、どうも台風の影響で3日目の日曜には天気が崩れる予報だったので、このまま一気に下山することにしました。
2日目もガスガスの予報でしたがまさかの晴れ。結局行程中はずっと天候に恵まれて、夏場とは思えないすっきりした展望を楽しむことができました。
後輩君もうらやましい北アデビューとなりました。
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